「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【伊 豆】葛城山、発端丈山と沼津アルプス

2007-12-16 23:00:22 | ハイキング

忘年山行として総勢10名で伊豆長岡温泉に泊まり、二日にわたって展望コースを歩きました。富士にかかった雲が取れなかったのだけが残念でした。

【日 程】2007年12月15日(土)~16日(日)温泉1泊
【山 域】伊豆
【山 名】葛城山、発端丈山(15日)大平山、鷲頭山、小鷲頭山、志下山(16日)
【メンバ】8名(15日)、10名(16日)
【天 候】晴れ
【参 考】山と高原地図20伊豆(昭文社)、伊豆・箱根の山を歩く(山と渓谷社)
【コース】
15日:葛城山(11:10)→益山寺(12:30)→発端丈山(13:00-14:20)→シーパラダイス駐車場バス停(15:30)
16日:多比バス停(9:10)→大平山(10:20)→鷲頭山→小鷲頭山(12:45)→志下山(14:00)→志下坂峠→島郷バス停(15:00)

15日朝からの参加者8名は東京駅の銀の鈴で待ち合わせ、三島まで6枚綴りの新幹線自由席回数券を利用した。伊豆長岡駅前からは人数が揃っているのでタクシーを利用した。ロープウェイ乗り場まで1台1,070円だがロープウェイの一割引の割引券も貰えたのでけっこうお得だった。ロープウェイ上の展望台からは駿河湾と富士山が美しい。山頂に雲がかかっているのが残念。手前には明日歩く予定の沼津アルプスも見える。上から見ると楽に歩ける山に見えた。展望台から少し登ってすぐに葛城山の頂上に着く。ここからの展望も素晴らしい。

葛城山からはしばらく下りが続く。今日は葛城山から発端丈山に向かう「名鉄」と逆コースの「小田急」のツアーと重なって行き交うハイカーがたいへん多い。コース上にはその「名鉄」と「小田急」のコース案内が随所に設置されている。「小田急」のツアーの参加者に聞いてみたところ、参加者が三百人弱というすごい人数とのこと。下って舗装道路に出てしばらく歩き、登りの山道に入る。分岐から益山寺に寄り道した。銀杏はかなり散ってしまっていたが、紅葉はまだ綺麗だった。分岐に戻って少し急な登りをこなして発端丈山に着く。駿河湾の展望が広がるが、富士は残念ながら雲に隠れてしまった。途中でかなり風の強いところがあって心配だったが、頂上ではほとんど風が無く、ここでお昼の休憩にする。コンロでおでんを温め、ビールで乾杯。ワイン、ウイスキーも飲んでゆっくりした。

賑やかだった山頂はいつの間にか私たちを残して誰もいなくなってしまった。時間制限のあるツアーの人たちが下って行ったようだ。下り道の最初の分岐は左を取る。右を取ると内浦小学校前に下るようだ。再度の分岐は右を取った。左を取ると長浜に下るようだ。海岸に出て、左へ少し行くとシーパラダイス駐車場バス停があった。バスで伊豆長岡温泉に出た。翌日のための酒やみかんを買い込んでから宿に入る。用事で朝から参加できなかった二人が合流した。

翌日も快晴で宿から朝焼けに染まる富士山が見えたが山頂に少し残る雲が残念だ。宿に頼んでおいたお昼の弁当が手違いで遅くなり、バスに乗りそこなったが、宿の車で登山口まで送ってもらった。多比バス停からはしばらく舗装道路を登る。山道となり多比口峠へ。左へ少し登ると富士山も見える展望の良いところがある。私を含めた5人はここにザックを置いて大平山を往復した。大平山はほとんど展望が無い。大平山から先にさらに山道が続いており、奥沼津アルプスと呼んでいるようだ。

多比口峠に戻り、鷲頭山に向かうと両側切れ落ちた尾根や岩場も出てくる。先行していた5人に追いつき、急登をこなして鷲頭山へ。山頂でお昼の大休憩とした。お湯を沸かして味噌汁を作り、お弁当を食べる。先が厳しいのでアルコールは控え目にした。小鷲頭山からはまた駿河湾と富士山の展望が素晴らしいが、富士にかかる雲が多くなってしまった。ここからは急下降となり、下りの苦手なAさんがブレーキとなりひどく時間がかかってしまう。途中、左右のエスケープルートを見送り、志下山へ。振り返ると鷲頭山、小鷲頭山の姿が良い。徳倉山まで行くとけっこう時間もかかりそうだし、バスの便も悪いので志下坂峠から左に下り、島郷バス停(御用邸の一つ手前)からバスで沼津駅に出た。風も無く、ポカポカして暑いくらいのハイキング日和だった。


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【丹沢周辺】大山北尾根とナベワラシ

2007-12-05 23:06:16 | 道不明瞭

ヤビツ峠から大山に登って北尾根を下り、途中車道も歩いて物見峠に上がって辺室山に向かう途中、ナベワラシ(817m)への尾根道に入って、宮ヶ瀬湖の湖岸車道(一般車進入禁止)に下りました。当初は辺室山を経由して土山峠に下る予定でしたが、ナベワラシの表示と面白そうな尾根道に引かれて、予備知識無しで入ってしまいました。日が短い中、時間との争いもあって、いったん下った沢からのナベワラシへの登り返しがきつかった。この登りはほとんど踏み跡はなく、登りやすそうなところに目印が付いているだけでした。

【日 程】2007年12月5日(水)日帰り
【山 域】丹沢周辺
【山 名】大山、鍋嵐(ナベワラシ)
【メンバ】単独
【天 候】晴れ
【参 考】山と高原地図28丹沢(昭文社)
【コース】ヤビツ峠(9:00)→大山(10:15)→一ノ沢峠(12:20)→物見峠(13:40)→湖岸車道(16:15)→宮の平バス停(17:15)
【切 符】丹沢大山フリーパス利用(割引周遊券)

秦野駅からヤビツ峠行きのバスは平日でも乗客が多く、座れない人もいた。蓑毛を過ぎてバスの車窓からの紅葉や展望がいい。ヤビツ峠行きのバスに乗ったのは十数年ぶりのことで、こんなに展望のいい記憶はなかった。ヤビツ峠からはこれまで表尾根を歩いたことしかなく、大山へ向かうのは初めてだったが、下社からの道と合流する少し手前で素晴らしい富士の展望が得られた。

大山山頂の電波塔の裏から北尾根を下る。踏み跡は比較的明瞭で目印も出てくる。時々左手に富士と丹沢の展望が開けるところがあって素晴らしい。大山は北尾根を歩いてこそ価値があるなぁと感じた。下っていくとやがて、一時はいやというほどあった目印が無くなり、踏み跡も不明瞭となる。しかし藪も無く、尾根筋が明瞭なので迷う心配はあまりない。ミズヒノ頭から急な下りとなって鉄塔に着く。すぐ先で分岐があり、一ノ沢峠に向かう。

一ノ沢峠からは黒岩に向かい、舗装道路に出た。ちょうど工事の車が停車していて、運転手の人から「この辺、熊が出たから気をつけて」とアドバイスいただいた。黒岩には向かわず、しばらく車道を歩いて丸渕あたりで山道に下ったが、荒れていて道が不明瞭となったところで、再び車道に戻ってトンネル手前から道標に従い、物見峠に登る。物見峠はいま登ってきた道のほか三峰山方面、煤ヶ谷方面、辺室山方面、黒岩方面へと5叉路になっているが、黒岩方面は道が崩壊して通行止めとなっていた。

辺室山への道に入ったが、少し登ったピークに立っている杭に「ナベワラシ」と矢印が書いてある。矢印の方にはやせた尾根が続いており、なかなか面白そう。時刻を見て初めは偵察に入るつもりだったが、目印も整備されており少し歩き足りない感じも持っていたので、調子に乗ってどんどん進んでしまった。やがて目印はあるものの、踏み跡がつかないほど急な下りとなり沢に下ってしまった。地図から見て鞍部に下って登り返すと思っていたが、やや北よりに下ったようだ。

ここから、目印は沢を下るように付いているが踏み跡は無い。少し下ったところで目印は左手の斜面に導いていく。目印に従って登って行くが、踏み跡はほとんど無い。きつい登りは長く続き、時間も心配なので疲れた。やがて頂上付近で北に向かう踏み跡に出る。頂上はすぐそこと思われたが、ちょっと気持ちに余裕が無くなっており省略した。北に向かうと宮ヶ瀬湖も見えてきてほっとする。長い下りを行き、左下に宮ヶ瀬湖を渡る橋を見てさらに北に下る。やがて尾根から沢に下るところは目印もまばらで、踏み跡も消えている。

沢に出て、対岸に渡ったところから強引に登って舗装道路に上がった。左へ舗装道路を下り、橋を一つ渡って真っ直ぐ行き、もう一つ橋を渡ると一般車の走る車道に合流する。出るところは通行止めになっているが、フェンス沿いに少し歩いて出ることができる。日が落ちた車道を宮の平バス停まで歩いた。バスの時刻まで時間があったのでお店に入ろうと思ったが、貸切のようで断られた。ぶらぶら学校の方へ歩いて行くと宮ヶ瀬あたりのクリスマス用のライトアップが綺麗だった。


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