今年3度目の峰谷川は本流の茂窪谷に入りました。滝場が始まるまでが単調で長いけれど、林道をずっと歩いて行けば省略はできるようです。困難な滝は少なく、高巻きはほとんどありません。詰めはかなりの急傾斜となりますが、どこまできつくなるかと心配になる頃、ポンと登山道に飛び出します。
【日 程】2006年8月20日(日)日帰り
【沢 名】峰谷川茂窪谷
【メンバ】単独
【天 候】曇り一時雨
【コース】峰谷バス停(8:30)→入渓(9:00)→登山道(13:00)→水根沢林道→水根バス停(15:50)
【参 考】奥多摩の尾根と沢(奥多摩山岳会編、東京新聞出版局)
奥多摩駅から峰谷まで入るバスは数名しか乗ってなく、終点の峰谷バス停で下車したのは私以外に一人だけ。林道が坊主谷を渡ってから、少し先で踏み跡を見つけて茂窪谷へ下る。滝を一つ越えたあとは、しばらく単調な川歩きが続く。右手はずっと護岸されており、コンクリートの吹きつけも見られる。やがてしっかり手入れされたわさび田が現れる。ガイドブックで造成中と記載されているわさび田と思われる。
木橋があり、左手に立派な小屋が立っている。石積みの大きな堰堤が連続して現れ、しっかりした踏み跡を辿って巻いていく。この時、前方に釣り人が見えた。釣り人を追い越すのは相手の気持ちを考えると嫌なもの。しかし相手は釣りに夢中で気づいていない。踏み跡がかなり高いところに付いているので、そのまま上から追い越していく。ところが、釣り人が気になっていたため、踏み跡につられて左手の支沢に登ってしまった。堰堤が連続しすぎるのと、何となく二俣らしかったことに気づく。幸い、この踏み跡が右手の小尾根を乗り越したのでここから小さな沢状を下って本流に戻った。
この先から滝場が始まる。ガイドブックでは右岸を巻くという二つの滝は巻くというよりは左壁を登る感じの小さい巻きである。ロープを出して左岸を高巻いたという8m滝はこれも左壁を登る。このあたりは楽しめるところ。これより先は容易な滝ばかりとなる。右手に滝の見える枝沢を分けるとわさび田跡が続き、古い小屋も見られる。最後の二俣は右俣にわずかに水流があって滝も見られるが、水流が無く比較的傾斜の緩い左俣を選んだ。
左俣は涸れ棚があり、登っていくとどんどん急傾斜になる。このあたりで雨が降り出した。傾斜はきつくなる一方で、これ以上きつくなったら藪に逃げたほうが安全かも知れないと思い始める頃、上部に木の橋が見える。これが高丸山の巻き道の桟道だった。
巻き道から尾根道に出て、鷹ノ巣避難小屋方面に向かう。雨は本降りになるがそのまま歩いて行き、びしょ濡れになった。日陰名栗峰あたりはマルバダケブキが満開で目を楽しませてくれる。鷹ノ巣避難小屋では小屋に入っていく沢登りらしい二人の登山者を見かけた。雨はすぐに上がり、水根沢林道の途中で乾いた衣類に着替え、バス停に下った。
【日 程】2006年8月20日(日)日帰り
【沢 名】峰谷川茂窪谷
【メンバ】単独
【天 候】曇り一時雨
【コース】峰谷バス停(8:30)→入渓(9:00)→登山道(13:00)→水根沢林道→水根バス停(15:50)
【参 考】奥多摩の尾根と沢(奥多摩山岳会編、東京新聞出版局)
奥多摩駅から峰谷まで入るバスは数名しか乗ってなく、終点の峰谷バス停で下車したのは私以外に一人だけ。林道が坊主谷を渡ってから、少し先で踏み跡を見つけて茂窪谷へ下る。滝を一つ越えたあとは、しばらく単調な川歩きが続く。右手はずっと護岸されており、コンクリートの吹きつけも見られる。やがてしっかり手入れされたわさび田が現れる。ガイドブックで造成中と記載されているわさび田と思われる。
木橋があり、左手に立派な小屋が立っている。石積みの大きな堰堤が連続して現れ、しっかりした踏み跡を辿って巻いていく。この時、前方に釣り人が見えた。釣り人を追い越すのは相手の気持ちを考えると嫌なもの。しかし相手は釣りに夢中で気づいていない。踏み跡がかなり高いところに付いているので、そのまま上から追い越していく。ところが、釣り人が気になっていたため、踏み跡につられて左手の支沢に登ってしまった。堰堤が連続しすぎるのと、何となく二俣らしかったことに気づく。幸い、この踏み跡が右手の小尾根を乗り越したのでここから小さな沢状を下って本流に戻った。
この先から滝場が始まる。ガイドブックでは右岸を巻くという二つの滝は巻くというよりは左壁を登る感じの小さい巻きである。ロープを出して左岸を高巻いたという8m滝はこれも左壁を登る。このあたりは楽しめるところ。これより先は容易な滝ばかりとなる。右手に滝の見える枝沢を分けるとわさび田跡が続き、古い小屋も見られる。最後の二俣は右俣にわずかに水流があって滝も見られるが、水流が無く比較的傾斜の緩い左俣を選んだ。
左俣は涸れ棚があり、登っていくとどんどん急傾斜になる。このあたりで雨が降り出した。傾斜はきつくなる一方で、これ以上きつくなったら藪に逃げたほうが安全かも知れないと思い始める頃、上部に木の橋が見える。これが高丸山の巻き道の桟道だった。
巻き道から尾根道に出て、鷹ノ巣避難小屋方面に向かう。雨は本降りになるがそのまま歩いて行き、びしょ濡れになった。日陰名栗峰あたりはマルバダケブキが満開で目を楽しませてくれる。鷹ノ巣避難小屋では小屋に入っていく沢登りらしい二人の登山者を見かけた。雨はすぐに上がり、水根沢林道の途中で乾いた衣類に着替え、バス停に下った。
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