「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【奥日光】中禅寺湖南岸

2005-05-30 00:02:23 | ハイキング

9人のグループで奥日光のハイキングに行きました。中禅寺湖南岸ではアズマシャクナゲやシロヤシオ、ミツバツツジが見頃で、メンバー全員感激しました。

【日 程】2005年5月28日(土)~29日(日)一泊
【山 域】奥日光
【コース】小田代原、戦場ヶ原、中禅寺湖南岸
【メンバ】9名
【天 候】曇り
【参 考】山と高原地図13日光(昭文社)
【コース】
28日:湯元(10:40)→湯ノ湖西岸経由泉門池(12:10-13:10)→分岐から小田代原展望台(13:50)往復→戦場ヶ原経由竜頭滝(16:10)
29日:千手ヶ浜(8:35)→大日崎(12:30-13:20)→イタリア大使館別荘公園(15:00-15:40)→中禅寺温泉(16:30)

一日目のメンバーは8名と効率がいいので東武日光駅からタクシーを使った。それでもバス代より高くつくが途中、スーパーに寄ってもらい、お昼の豚汁に入れる豆腐やワインを買い込む。タクシーの運転手さんに、山支度で豆腐を買う客を初めて乗せたとあきれられた。ビジターセンターの前で降ろしてもらうと少し寒いくらいだった。わずかに名残のアカヤシオが咲いていた。

湯ノ湖の西岸を行くと、シャクナゲの群落が見頃、オオカメノキの白い花も盛りで新緑も美しく、人も少なくて雰囲気がいい。しかし、湯滝へ下ると観光客も多く、湯川沿いには釣り人も多く見られる。小学生の一団に追いつき、渋滞になる。ハイカーで賑わう泉門池でちょうどお昼になり昼食休憩にするが、人が多いのでベンチから離れた草むらに陣取った。Mさんが下ごしらえしてきた具に途中で買った豆腐も入れて豚汁を作る。ワインで乾杯。

小田代原と戦場ヶ原の分岐からはいったん小田代原の展望台まで行く。このまま宿に向かうのは物足りないし、メンバーの多くはこのあたりを歩いてないので、あえて、分岐まで戻って湯川沿いに戦場ヶ原を歩くことになった。戦場ヶ原のコースでは野鳥を観察する一団と出会い、望遠鏡を覗かせてもらったりした。ズミの花はまだだが、ミヤマウグイスカグラの花が見られた。竜頭滝付近ではトウゴクミツバツツジがきれいだったが、盛りはまだ先。

竜頭滝に近い宿に入ってO氏と合流し、9名全員が揃った。翌日は用事のあるA氏と腰を痛めたM氏が帰るのを見送って、7人はバスで赤沼へ。降りたところへちょうど低公害バスが来て、乗り換えて千手ヶ浜へ。湖岸を行き、山道になると、さっそくシャクナゲの群落に突入する。今年は花の当たり年か、時期もぴったりで、一面のシャクナゲが見事に花をつけている。私が以前にここを歩いた時は、たいしたことがなかったが、今回は本当に当たりだった。

シャクナゲの群落はこれでもかと現れ、加えてトウゴクミツバツツジとシロヤシオが競演する。みんな写真を撮るために立ち止まるので、標準タイムから大幅に遅れてしまった。これで青空があれば写真も映えるだろうが、かげっているのも涼しくて歩くのには良い。大日崎でお昼を回ってしまい湖岸に降りてラーメンを作り昼食とする。

阿世潟から舗装してない林道状となり、観光的要素が強くなってくる。イタリア大使館別荘記念公園で最後の休憩。メロンなどの果物を切り、お湯を沸かしてコーヒーを飲み、ワイン、ウイスキーにも手が出て、ゆっくり休む。中善寺温泉バス停からバスに乗り市役所前で降り、早い夕食をとってから帰路についた。

【奥武蔵】涼しかった棒ノ折山

2005-05-08 21:54:22 | ハイキング

連休最後の日曜日は棒ノ折山に登りました。予想と違って曇ってしまいましたが、そのかわり気温が上がらず、涼しいハイキングになりました。登りにとった白谷沢沿いのコースは一般道でも両岸が切り立ったゴルジュ状を通ったりして変化に富んでいます。花は少なかったけれど、新緑が綺麗でした。

【日 程】2005年5月8日(日)日帰り
【山 域】奥武蔵
【山 名】棒ノ折山(969m)
【メンバ】本人、妻
【天 候】曇り
【参 考】山と高原地図23奥多摩(昭文社)
【コース】棒ノ折山登山口バス停(9:10)→岩茸石(11:10)→棒ノ折山(12:00-30)→白地平(13:20)→さわらびの湯バス停(14:30)

飯能駅から観光釣り場行きのバスに乗れば有間ダムの堰堤まで行ける。午前中一本しかないので、時間を逆算して家を出る。バスを降り、堰堤上を渡って少し行けば、白谷沢の登山口に着く。道はしばらく山腹を行くが、やがて沢に絡んでくる。

2段になった美しい滝の上で沢を渡る。藤懸ノ滝の表示がある。ここから道は沢の中に入り込みやがて両岸が切り立ったゴルジュ状に入っていく。水量が少ないので足を濡らすようなことはないが、雨の後などで水量が増えていると困りそう。その先に白孔雀ノ滝という落差のある滝があるが、登山道はその右手に手すり状に鎖が整備され、途中では滝を観察できるようになっている。白谷沢は沢登りの対象にもなっていて、私も一度登ったことがあるが、けっこう濡れるのでこの日のような気温の時は沢登りには向いていない。

白孔雀ノ滝から上は滝も無くなり、やがて比較的最近に伸びてきた車道に出る。車道を横切って登山道は斜度を増す。登るだけ登ってから山腹のトラバースに変わり、岩茸石のある分岐へ。分岐から権次入峠へはまた少し急な登りをこなす。このあたり、ピンクの花びらが散り落ちていて、もう少し早い時期なら山桜が楽しめたのかなぁと思う。権次入峠はベンチが多い。休んでいると少し寒くなる。連休の初めがあんなに暑かったにどうなってるのだろう。ここから頂上はすぐ。頂上は多くの人で賑わっていた。

見晴らしは好い頂上だが、残念ながらこの日は霞んでいて見通しがきわめて悪かった。昼食をとってゆっくりしているうちに先客がどんどん下っていってしまう。私たちは岩茸石まで来た道を下り、岩茸石からは尾根を下ってさわらびの湯バス停を目指す。この尾根道を下る人は少ないようで途中、誰にも会わなかった。この道は所々、山ツツジが目を楽しませてくれたが、車道に3度も出るのは興ざめだった。

さわらびの湯バス停の休憩所で、ルバーブジャムなどのお土産を買いながらバスを待った。