「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【日光】鳴虫山のアカヤシオは見頃過ぎ

2004-04-24 23:20:02 | ハイキング
(注)このブログのスタートは2005年4月8日ですが、それ以前に@nifty「山のフォーラム」に投稿したレポを日付を遡って転載しました。

鳴虫山は2000年4月30日に行ったことがあり、その時はアカヤシオが満開だったほか、カタクリの花も多く、下った先の公園でも桜が満開だったのですが、今年はそれより一週間早くても、アカヤシオは見頃を過ぎカタクリの花もわずか、公園の桜に至っては散ってしまっていました。

【日 程】2004年4月24日(土)日帰り
【山 域】日光
【山 名】鳴虫山
【メンバ】7名
【天 候】晴れ
【コース】東武日光駅(8:30)→神主山(9:40)→鳴虫山(11:10)→憾満ヶ淵(13:20)→東武日光駅

総勢10名のグループ、今回は日程調整せず花の時期を優先したが、7名が参加できた。日光観光協会や日光自然博物館のHPを注目していたが見頃の情報が出たあと暑い日が続いて2~3日で見頃過ぎの情報になってしまった。電車を降りたハイカーのほとんどは、歩いていける鳴虫山を目指しているので駅前のタクシーの客引きはガッカリしている。

道標に従って消防署の敷地から入って行く。前日まで暑い日が続いたが、今日は寒いくらいで、晴れ上がって気持ちがいい。登りはじめからミツバツツジが見られ、まえに来たときより明らかに季節が進んでいる。神主山に登り着くと展望が良く、女峰山から男体山がくっきり見える。新緑が美しいが、このあたりで新緑が続くようではアカヤシオはきびしい。

この先からカタクリの葉が多いが、花は終わってしまっている。わずかに見られる花も色が冴えない。まだかまだかとじれる頃、ようやくアカヤシオが出てきた。われわれのグループはアカヤシオを初めて見る者が多く、やわらかいピンク色の花を気に入ってくれた。

鳴虫山の頂上は大盛況。休んでいるとますます人が増えてくる。頂上のアカヤシオもだいぶ散って少なくなっている。しかし男体山から女峰山に連なる稜線の眺めがいい。軽く食事をとって下りにかかる。いきなりの急下降。全体に急な下りが多い。

下りきって、憾(含)満ヶ淵と並び地蔵を見ながら行くと、公園に出る。前に来たときは桜が満開でお花見に来ている人達たちもいたが、今回はほとんど散ってしまっていた。このあと近くのお店で遅い昼食宴会をして、東照宮入り口の満開の金剛桜(山桜のよう)を見物してから帰路についた。

【奥日光】五色沢ミニスキー

2004-04-11 23:44:36 | 山スキー
(注)このブログのスタートは2005年4月8日ですが、それ以前に@nifty「山のフォーラム」に投稿したレポを日付を遡って転載しました。

五色沢をミニスキーで滑りました。ちょっと時期が遅すぎたようで、下部は水流も現れ、雪崩の跡で滑りにくかったです。緊張する場面もありました。スノーシューもアイゼンも使わず、つぼ足とミニスキーのみでした。また山行中、人の声らしきものは聞こえましたが、誰にも出会う事がありませんでした。

【日 程】2004年4月11日(土)日帰り
【山 域】奥日光
【山 名】五色岳
【メンバ】単独
【道 具】踵固定のミニ板(SALEWA swing 60)、プラ兼用靴
【天 候】曇り
【コース】中曽根登山口(9:20)→稜線(11:30)→国境平(13:15)→
     五色山(14:15)→湯元スキー場(16:00)
【参 考】1:25,000地形図「男体山」

湯本バス停から中曽根コースに向かう。尾根に出るまでがきついが、白根沢コースよりまし。薄曇りで日差しが強くなくてありがたい。時々立ち止まって五色沢を観察する。枝沢に雪崩の跡はあるが、大きな雪崩が起きそうな様子はない。国境平をすぎ、五色沢の源頭が間近になる。雪崩の跡もなく、きれいだ・・と思ったらなんとクレバスが二つもできている。クレバスを避けて滑るのは容易だが雪崩を誘発しそう。近くを滑るのは無謀というものだろう。五色山頂から何もない広大な斜面を滑りたかったが残念。仕方なく次善の案として前白根方面の樹林帯を考える。雪崩のリスクも少ないだろう。

五色山頂から見る雪を被った奥白根は雄大だ。スキーを履いて前白根との鞍部下を目指して下る。樹林帯から沢状に下って行くと沢が狭まって超急斜面になり、先が見えない。岩場になっているのだろうか?一昨年6月に下見で溯行しているが、その時のルートと異なる枝沢を下ってきているのでわからない。スキーを脱いで登り返し、尾根を乗っ越して隣の沢にトラバースすることにする。キックステップで足場をしっかり固めて移動するが、雪面が固いところがあって緊張する。尾根に移っても急斜面は変わらず息が抜けない。

隣の沢は下が見通せて雪もしっかり付いているが、同じく超急斜面で露岩も見える。とてもツボ足で安全に降りる自信は無い。しかしスキーを履けば何とかなりそう。でも履く場所が・・周りを見回すと根元付近で枝分かれした比較的しっかりした樹がある。枝の上に座り込んで板を履く。ミニスキーはこういう時、扱いやすい。しかし樹の枝の上でスキーを履いている図を他人が見たらいったい・・。

緊張しながらも意を決して下る。横滑りとテール制動(ミニスキー独特の技術)を組合わせて慎重に下りきる。下から見上げると先ほど諦めた部分は何とかなりそうな感じもあるが、下手をすると遭難につながるので、巻いて正解だったと思う。しかしこのあたりの景色は急斜面と岩壁に囲まれて威圧的な雰囲気がある。

さらに下ると沢が開け、見覚えのある場所に出る。ここからは下見で勝手知ったところ。沢が急に狭まる所は下見ではへつりを要したが、雪が十分あって問題なく通過できた。この先は雪崩の跡で沢は荒れ、スキーが扱い難くなってつぼ足になる。水流も現れなるべく沢身に近づかないように進む。大きな堰堤二つは左岸に雪がなく、右岸から巻く。ナメ滝は左岸から通過。右岸に移るとスキーの跡も見られ、湯本スキー場のリフト終点へ。緩斜面のゲレンデを直滑降で下った。