「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【奥多摩】北秋川湯久保沢

2004-08-21 23:27:08 | 
(注)このブログのスタートは2005年4月8日ですが、それ以前に@nifty「山のフォーラム」に投稿したレポを日付を遡って転載しました。

ガイドブックでは「猛烈な倒木くぐり」という案内でしたが、それほどでもありません。長い上に単調な部分が多い沢でしたが、ゴルジュの部分は雰囲気良く、楽しめました。

【日 程】2004年8月21日(土)日帰り
【山 域】奥多摩
【沢 名】北秋川流域湯久保沢
【メンバ】単独
【天 候】曇り
【参 考】奥多摩・大菩薩・高尾の谷123ルート(山と渓谷社)
     地形図 http://watchizu.gsi.go.jp/
【コース】入渓点(9:00)→ゴルジュ出口(12:00)→湯久保尾根(14:00)

武蔵五日市駅から小岩行きに乗って下川バス停で一人下車する。向かいの道を下って行き、小鳥を飼っている小屋の横から踏み跡を辿って北秋川に下る。沢支度を整えて、下流へ向かうとすぐに湯久保沢出合。ガイドブックのとおり倒木が多く、単調で長いが、ゆっくり進めば消耗することも無い。

右岸に水流のある枝沢が入ってからようやくナメ小滝が出てくる。ガイドブックにある木橋には気づかなかったが、ゴルジュ状のいい雰囲気になってきて、二条5mチョックストン滝に出会う。泳いで取り付けば登れそうだが、底なしに深そうで気味が悪く、右から巻いた。やがて両門の滝。下から見ると一つの流れが二つに分かれて落ちているだけのように見えたが、二俣になっている。滝の右手が大きく崩れている。最近崩れたように見えるが、ガイドブックに従って右から巻いた。

遡行図と異なり、ここからまた平凡な部分が長く続く。やがて現れた8m滝は登れそうにも見えるが、ガイドブックの「直登不能」に従い、左から巻く。ここからゴルジュとなって滝が連なり楽しめる。出口の滝は左から薮の中を巻く。

ここからまた一転して穏やかな流れに変わってしまう。左岸から1本、2本と支沢が入ったあと、木橋を見るが両側の踏み跡は消えている。続けて今度はしっかりした橋に出会う。踏み跡もはっきり付いている。藪っぽくなってきたので、踏み跡を辿ると小屋が現れ、さらにコンクリートの貯水槽と堰堤を見る。取水しているので、水流を避けて進む。

やがて現れる二俣(1:3)は水量の多い右をとる。出合いから奥に登りやすそうな滝が見えている。10mの滝と4mの滝が連続していて、いずれも容易。これを越えると倒木が多くなる。出合い付近よりこのあたりの方が多く感じる。所々、ナメ小滝を見せてながらやがて水流が消えると、急斜面になっていく。

左の斜面にルートを取ってジグザグに高度を上げ、植林の仕事道らしい踏み跡に当たると右へ辿って尾根に上がった。さらにジグザグに登ると仙谷山と書かれた三角点を見つけた。そのすぐ先で湯久保尾根の登山道に出る。登山道を左へ辿り、三叉路へ。通行止めの標示のある細い道をとる。薮っぽく危なっかしい道となり、最短の藤倉バス停へ下るつもりが間違えて、尾根通を小岩バス停に下ってしまった。

【奥多摩】南秋川流域ムケシ沢右俣

2004-08-01 23:29:34 | 
(注)このブログのスタートは2005年4月8日ですが、それ以前に@nifty「山のフォーラム」に投稿したレポを日付を遡って転載しました。

【日 程】2004年8月1日(日)日帰り
【山 域】奥多摩
【沢 名】南秋川流域ムケシ沢右俣
【メンバ】本人、妻
【天 候】晴れ
【参 考】東京周辺の沢(白山書房)2000年5月
     地形図 http://watchizu.gsi.go.jp/
【コース】下和田バス停→沢→浅間尾根→人里バス停

今回はごく簡単に報告させていただきます。詳しい情報はガイドブックを参照して下さい。

この沢はバス停の目の前に流れているので特に電車・バス派にはアプローチなしで入ることができそうで魅力的ですが、落とし穴があります。この沢からは地元の人が取水しており、沢に入られるのを嫌がっています。なので、どう入るかが最大の問題でしょう。まあ、なるべくやめた方がいいのかも知れません。(出版社には抗議がなかった?)

沢自体については、直登可能な滝がほとんどで、数も多く、適度な高度感があって楽しめます。台風の雨が影響していたかも知れませんが、水量が多く、シャワークライムの連続で、常にびしょ濡れ状態になります。欠点としては、倒木、伐採木が多く、肝心の滝を埋めている部分もあることです。ほとんど植林帯だから仕方ないんでしょうが、これがなかったら本当にすばらしいのですが・・。ツメはそんなに楽でもなく、かといって大変でもなく・・といった感じです。