「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【奥武蔵・奥多摩】名郷~鳥首峠~有間山~日向沢の峰~鳩ノ巣

2015-04-27 23:05:34 | ハイキング

                     踊平付近のアカヤシオ

【日 程】2015年4月27日(月)日帰り
【山 域】奥武蔵・奥多摩
【山 名】滝入ノ頭、しょうじくぼの頭、ヤシンタイの頭、橋小屋の頭、タタラノ頭、仁田山、オハヤシノ頭、日向沢の峰
【メンバ】単独
【天 候】快晴
【コース】名郷(8:00)→鳥首峠(9:40)→橋小屋の頭(11:00)→日向沢の峰(13:30)→鳩ノ巣駅(16:30)
【参 考】山と高原地図22奥武蔵・秩父(昭文社)

飯能駅から湯ノ沢行きのバスに乗り、名郷で下車し民宿西山荘を横に見て車道を行きます。民宿西山荘は11年前に泊まったことがある懐かしい宿です。(http://blog.goo.ne.jp/tanuki_senbei/d/20040228
この車道はガイドブックでは「大型車両が通行するので注意が必要」と記されていますが、石灰石採掘工場の操業が始まる前だったため、ほとんど車通りがありません。10時ごろには騒音が山の上にまで聞こえてきたので、歩くなら朝一番が良いでしょう。
大鳩園キャンプ場を過ぎて、妻坂峠への道を分け、白岩渓流園キャンプ場を過ぎ、JFEミネラルという会社の石灰石採掘工場の事務所の横に登り口があります。ここには白岩集落跡の説明板がありました。
白岩集落跡の廃屋を過ぎ、ジグザグの登りをこなして十字路の鳥首峠に着きます。鳥首峠から南へ少し登ると送電線の鉄塔があり、石灰石の採掘場が良く見えます。そのあたりからカタクリの葉が多く見られますが、花はとっくに終わったようです。やがて西側が伐採地になり、展望が大きく開けます。左から有間山の一部、日向沢の峰、蕎麦粒山、三ツドッケと連なり、遠く離れて両神山も見えます。
橋小屋の頭に着くと「有間山(橋小屋の頭)」という山名板があります。有間山は多くのピークからなり、橋小屋の頭はその一番北にありますが、「有間の大政」という手作りの表示もあります。多くのピークを次郎長一家になぞらえて、一番標高の高いタタラノ頭を次郎長として、各ピークに大政、小政、石松などの表示板を付けています。有間山はあまり展望も無く単調ですが、次のピークにはどんな表示があるかと楽しみになるので良いアイデアだと思いました。
古いガイドブックにはタタラノ頭より先は深い笹薮との表記もありますが、今は刈払われているうえに、かなりの部分が枯れた茎だけになっています。残っている笹も元気なく見え、植生が変わってきているように思えます。
縦走路は仁田山の手前で車道により分断されており、いったん車道に下ります。ここには車やバイクが停まっていました。車道は名栗湖側から上がって来て秩父側へ下っていますが、ここまでで一般車通行止めとなり、引き返すことになります。
再び山道に入って少し登ると名栗湖が良く見えます。仁田山を越え、未舗装の林道近くまで下ってから、階段状の登りとなり展望の良い送電線鉄塔下に達します。
このあたりにはアカヤシオが咲いていましたが、やや盛りは過ぎているようです。さらに登ってようやく都県境のオハヤシノ頭に出ました。
余裕があれば尾根伝いに棒ノ嶺までとも考えていましたが、体力、時間とも限界に近いので大丹波に下ろうと思いました。日向沢の峰を越え、踊平に出ると大丹波に下る道は崩壊のため通行止めでした。そこで川苔山を巻いて鳩ノ巣駅へ下ることにしましたが、踊平のすぐ先から満開のアカヤシオに出会いました。大丹波に下ったら見損なうところでしたし、今回はアカヤシオを狙っての山行ではなかったので、思わぬプレゼントを貰ったようでした。

 

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【高尾・陣馬】お花見で高尾山から城山

2015-04-18 23:14:58 | ハイキング

                       一丁平のお花見

【日 程】2015年4月18日(土)日帰り
【山 域】高尾・陣馬
【山 名】高尾山、城山
【メンバ】本人、妻
【天 候】晴れ
【参 考】山と高原地図27高尾・陣馬(昭文社)
【コース】高尾山口(8:20)→高尾山(10:30)→一丁平(11:15-12:00)→城山(12:20)→高尾山登山口(15:30)

高尾山にお花見に行きました。高尾山口の駅前から桜などの花盛りでした。
登りは人ごみを避けるため、病院横から3号路を行きます。かわいいスミレが多く見られました。
高尾山頂上はビジターセンターも改修され、桜も見ごろでした。
高尾山から城山方面に向かうと普通は人がぐっと減るのですが、この日は行列をなして進みます。久しぶりの好天の週末で、桜も見ごろという期待があったからでしょうか。
一丁平あたりはベンチも多いのですが、ベンチどころか地面にシートを敷いての大賑わいでした。私たちもここで持ってきたビール、酒、コーヒーを飲みながらゆっくりしました。
その先の城山では、桜はもちろん桃の花やスイセン、ユキヤナギなど花盛りでした。ここの茶屋前のテーブルとベンチは収容力が大きく、なかなか満席状態を見ることは無いのですが、この日は満席でした。
来た道を高尾山へ戻ると救急車やヘリコプターがやってくる騒ぎがありました。帰ってからネットで5歳の子供が4号路から100メートル滑落して軽傷だったと知りました。
3号路から一般路ではない所を下って6号路に出て登山口に戻りました。

 

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【上越国境周辺】岩原スキー場から飯士山

2015-04-08 23:21:57 | 山スキー

               ゲレンデ外の広大な斜面(中央遠くがゲレンデ)

【日 程】2015年4月8日(水)日帰り
【山 域】上越国境周辺
【山 名】飯士山
【メンバ】単独
【道 具】兼用靴、ミニスキー(SALEWA swing 60)、ストック(伸縮可)
【天 候】雪のち雲り
【コース】岩原スキー場前駅(9:30)→飯士山南峰?(13:30)→岩原スキー場下(15:10)
【参 考】新・分県登山ガイド16新潟県の山
【切 符】青春18切符

スキーを趣味にしていたころ、岩原スキー場からの飯士越えは常に選択肢に入っていたのですが、これまでとうとう機会が無く来てしまいました。そんなことも忘れて久しかったのですが、青春18切符の期限が迫っていろいろ行き先を探しているうちに思い出しました。
この日、関東地方は全面的に天気が悪い予報でしたが、新潟県湯沢町は日が差す時間帯もありそうでした。ガイドブックでは越後湯沢駅から鋸尾根を登って、岩原スキー場に下るルートを紹介していますが、登山適期は5月からとなっており、雪の多いこの時期はリスクがあると思いました。そこで、岩原スキー場からの往復コースを取ることにしました。
岩原スキー場前駅で下車して駅舎で身支度を整えます。岩原スキー場は今シーズンの営業を終えたばかりで、駅舎には誰もいません。天気は前日の予報より悪く、雪が降っています。スキー場に向かうとスキー客目当ての店はすべて閉店しており、町は閑散としていました。
岩原スキー場のホテルやレストランは小高い所にあり、その下にもリフトとゲレンデがあります。一番下からゲレンデの中を登って行きます。登山道は岩原スキー場の向かって左側のリフト沿いにあるので、ゲレンデの左端を登って行きました。
左端のリフト終点まで登ると、「標高700m」の標識があります。その上はゲレンデを整備した関係でしょうか急斜面になっており、登ってみると前方に痩せ尾根が続いています。このルートを行くのもリスクがありそうに思えました。
このリフトの右手には一番標高が高い所まで登るリフトがあるので、そちらのゲレンデを登ることにしました。この地点では右手にすでに沢が入り込んでおり、いったん下って登り返すことになります。
右手のリフトは途中までリフト沿いに登りましたが、リフトの左手のコースを登ってリフトから離れます。右手の尾根の左を巻いて行くコースが右へ屈曲する地点から、コースを離れて斜面のトラバースにかかります。尾根の上に直登せず、少しずつ登りながらトラバースして行きました。
斜面は凍った雪面の上にうっすら雪が積もっているので、滑落の危険は常にあり、緊張しました。午後になって雪は止んだもののガスに覆われて見通しが全くきかず、目に付くものは霧氷の林だけです。やがて、ピークに近づいた感じがして直登して行くと、ロープが見えて登山道に出たと思いました。
ロープ沿いに登ってピークの上に立ちます。標識は有ったとしても雪に埋もれているのか、見当たりません。スマホで現在位置を確認してみると飯士山を示していましたが、拡大すると少し南なので南峰なのかも知れません。ガスの中で周辺の地形も分かりませんが、飯士山あたりのピークに登りついたとは言えます。
展望が無いので長居は無用、早速スキーを履いて下りにかかります。ゲレンデに戻るためずっと斜滑降と樹木を避けるための横滑りを入れるだけで、楽しい滑りはできませんでした。しかし、登るとき緊張した斜面もスキーを履いていると全然平気です。この程度の斜面はゲレンデではあたりまえに滑っており、それと比べて登りは経験値が少ないせいでしょうか?
スキーで何処までも下ると、南峰から続く尾根との間の沢に下ってしまうので、一度スキーを脱いで登り返してゲレンデに戻りました。その後はゲレンデを気持ちよく滑れるかと思いましたが、湿雪が重く、足にも疲労がたまっていて残念ながら思うような滑りはできませんでした。
なお、帰りの電車はきわめて少なく、バスで越後湯沢駅に出て、さらに暇つぶしに逆方向の塩沢駅まで乗り鉄をやって折り返しました。

 

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【御坂周辺】近ヶ坂峠~羽根子山~高川山

2015-04-06 23:14:31 | 道不明瞭

                              雰囲気の良い近ヶ坂峠

【日 程】2015年4月6日(月)日帰り
【山 域】御坂山地
【山 名】羽根子山、高川山
【メンバ】単独
【天 候】雲り
【コース】初狩駅(12:00)→近ヶ坂峠(14:00)→羽根子山(15:30)→高川山(15:50)→初狩駅(16:50)
【参 考】山と高原地図24大菩薩嶺
【切 符】青春18切符

このブログには記録を載せていませんが、高川山は10年以上も前に初狩駅から男坂経由で登り、大月駅へ下ったことがあります。この日は悪いと思っていた天気が急に良くなったので、青春18切符を使うには大きく出遅れましたが、初狩駅から鶴ヶ鳥屋山に登るつもりで出発しました。
電車に乗ってから地図を眺めているうち、高川山の西に伸びる尾根をいつか歩こうと思っていたのに気がつきました。どちらにしようか迷いながら初狩駅で降り、半分は鶴ヶ鳥屋山に登るつもりで、車道(大幡初狩線)を歩きました。ところが意外に車通りが多い道なので、早いとこ山道に入りたくなりました。
左手にごみ焼却場が見えており、焼却場へ道が分岐する所に未舗装の林道入口が見えました。この時点でようやく高川山に向かうことを決断し、林道に入りました。
作業用の急で荒れた林道で、どんどん高度を稼げます。右手下に木材工場が見え、左手の焼却場との間の尾根を登りました。伐採跡に植林されたばかりなので、鶴ヶ鳥屋山や三ッ峠山の展望が広がります。
すぐに終点となり、笹薮に入って行きますが、あまり密生していないので比較的楽に進めます。小ピークに登り着いた所でルートミスをしました。主尾根に出たと思って左に進んだところ、南に顕著な尾根が平行しているのが見えました。戻って次のピークまで登ると、山道に合流しました。下にはゴルフ場が見えます。ここは、685.2mピークあたりと思われます。
後は明瞭な山道を辿るだけで気が楽ですが、焼却場を巻いて大回りするように進みます。道標がない分岐もありますが赤テープを信じて行きます。やがて開けた近ヶ坂峠に着くと、しっかりした道標がありました。(写真)
ここから鍵掛峠方面に向かうと、少しずつ道標も出てきます。鍵掛峠はあまり峠らしくなく、分岐する踏み跡は微かです。中央線沿線では桜が満開でしたが、このあたりから山桜が多く見られるようになり、可憐な花が目を楽しませてくれます。天気のほうはすっかり曇ってきてしまいました。
緩やかだった道が急になり、ピークに登り着くと向こうにようやく高川山の姿が見えました。さらに岩稜を行くと登りついた所が羽根子山ですが、山名板を見落としそのまま先へ進んでしまいました。もちろん不注意が主因ですが、市販の地図しか持って来なくて下調べもしていなかったことも原因でしょう。踏み跡が消えて、振り返った所で羽根子山から高川山に続く尾根が見えたので戻りました。羽根子山からの下り口には、字が読めなくなった古い小さな木板があるだけです。こんなところを下るのかと思うような急斜面ですが、ロープはしっかり設置されています。
下りついた鞍部に「岩殿クラブ」の案内板がありました。高川山の頂上に登り着くと、この日はじめて男女2名の登山者に出会いました。男坂経由で初狩駅に下りました。

 

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