「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【北アルプス】室堂から剱岳往復

2017-09-03 22:39:23 | 山小屋泊

                        カニのたてばい


【日 程】2017年8月31日(木)~9月3日(日)3泊
【山 域】北アルプス
【山 名】一服剱、前剱、剱岳
【メンバ】本人、妻、次女、姪
【天 候】31日曇り、1日晴れ、2日晴れのち曇り、3日晴れ
【コース】
31日:室堂ターミナル(16:30)→雷鳥荘(17:10)泊
1日:雷鳥荘(8:00)→剱御前小舎(10:30)→剱山荘(13:00)泊
2日:剣山荘(5:10)→前剱(7:00)→剱岳(9:00)→剱山荘(13:30-14:30)→剱御前小舎(16:20)→雷鳥荘(18:10)泊
3日:雷鳥荘(8:30)→(散策後)雷鳥荘(11:00-40)→室堂ターミナル(12:30)

剱岳は7年前に妻と次女と3人で登っていますが、今年はその時のメンバーに姪を加えた4人で登りました。
初めの予定では扇沢から鹿島槍、五竜岳を縦走するつもりでしたが、天気予報が芳しくなく、急遽行き先を変えました。この変更が大正解で、剱岳頂上に登った時は見渡す限りの雲海で多くの山は雲に隠れましたが、剱岳の山頂だけは奇跡的に雲に隠れることがありませんでした。
アプローチは姪の車を使い、扇沢の無料駐車場に駐めました。一番近い無料駐車場は満車に近い状況でした。
室堂までの往復券(5日間有効)を購入し、トロリーバスで黒部ダムへ。扇沢では小雨でしたが、ダムサイトは曇りで雄大な展望が楽しめました。ケーブルカー、ロープウエイと乗り継いで再びトロリーバスで室堂ターミナルに着くとガスで何も見えません。雨具を着込んで歩き出しましたが、霧雨程度でそれほど濡れずに宿に着きました。
宿の雷鳥荘は夜中も入れる温泉があり、食事も美味しくて登山というより観光に来た気分になります。翌朝は天気も良かったのに朝風呂に入って出発が遅れました。
剱岳の頂上には一時的に雲がかかりることもありましたが、おおむね良い天気でした。剱御前小舎から山腹をトラバースするコースはまだ雪が残っており、何回か雪渓の上を歩きました。
この日の宿の剱山荘は比較的すいていて、4人にしては大きな部屋(別山)を独占できました。午後5時までですがシャワーを使えるのも有り難いことです。
3日目は剱岳を登ったあと、雷鳥荘まで戻るため早起きして5時出発としました。この日は朝のうちは素晴らしい天気でしたが、雲海も広がっており下界は曇りだったのでしょう。途中、ホシガラスがハイマツの実を取ってくわえて飛んでいくのが見られました。
登るにつれ、雲海が上昇してきて周辺の山々はかなり隠れて来ました。それでも近くの立山はしっかり見えており、遠くには薬師岳、そして頂上近くまで登ると立山の後ろに槍ヶ岳も見えてきました。当初の予定だった鹿島槍や五竜岳も頂上は出ていましたが、やがて雲の下になってしまいました。
周辺の山々が雲に隠れる中、剱岳山頂が雲に覆われなかったのは奇跡的に思えました。頂上で1時間もゆっくりしてから下るとやがてガスの中に入り、初めはミストみたいで気持ちよかったのですが、だんだん雨っぽくなりました。途中で2羽の雷鳥も見ました。
剱山荘に戻ってお昼にカレーを食べてから雨具を着込んで出ましたが、すぐに雨はあがり、剱御前小舎では剱岳が最後の姿を見せてくれました。
雷鳥荘には夕食が始まる6時過ぎに疲れきって到着しましたが、美味しい夕食と温泉で回復しました。この日は土曜だったので宿泊客も多く、賑やかでした。
最後の日も天気が良かったので、室堂周辺をゆっくり散策して、これまで行ったことの無かった玉殿岩屋も見ました。
すべて予想以上に順調でしたが、帰りの高速道路では日曜とあって、ひどい渋滞に会ってしまいました。

 

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