「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【高尾・陣馬】東尾根からの城山と高尾山

2016-01-28 23:50:18 | 道不明瞭

                        城山から富士山の展望

【日 程】2016年1月28日(木)日帰り
【山 域】高尾・陣馬
【山 名】城山、高尾山
【メンバ】本人、妻
【天 候】快晴
【参 考】山と高原地図27高尾・陣馬(昭文社)
【コース】日影バス停(8:30)→城山(11:00-12:00)→高尾山(13:30)→高尾山口駅(15:00)

1月18日の降雪から日数が経っていましたが、高尾山周辺でも比較的登山者が少ない城山の東尾根コースなら雪上歩行を楽しめそうと思いました。
快晴で暖かい日で、翌日からは天候が崩れる予報だったためか、高尾駅から小仏行きのバスは平日でも満席になりました。
日影バス停で下車したのは10名程度でした。林道の駐車スペースあたりは凍結しているので、林道入口で皆さんスパッツやアイゼンを装着して行きます。
城山東尾根コースは林道を少し行ってから日影沢の対岸に渡って登り始めますが、林道側には道標がありません。対岸に渡ってすぐに小さな道標が一つあるだけですが、道は登山道と変わらないぐらい明瞭です。
登りはじめは雪も消えていましたが、そのうち雪道になります。しっかり踏まれているところを見ると、このコースを通った人も多いようです。しかし、本日このコースで出会った人は二人だけでした。
全体が樹林の中で展望はあまりありませんが、木の間越しに右手に景信山が見えます。
やがて左の展望が開けるとすぐ下に林道が来ており、高尾山や一丁平が見えて、前方には城山頂上のアンテナが間近です。
城山頂上のお茶屋は休業でしたが、富士山の展望を楽しみながら1時間もゆっくりしました。
雪が残る道を一丁平を経由して高尾山から稲荷山コースを下りました。稲荷山コースは頂上に近いところはどろどろぐちゃぐちゃ、中間部は雪が消えて普通の道、登山口付近は凍結していました。

 

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【御坂周辺】蜂城山~達沢山~甲斐大和駅

2016-01-08 23:55:37 | 道不明瞭

                                  達沢山頂上(北西から)
            
【日 程】2016年1月8日(金)日帰り
【山 域】御坂山地
【山 名】蜂城山、神領山、達沢山、ナットウ箱山、京戸山
【メンバ】単独
【天 候】晴れ
【コース】釈迦堂入口バス停(9:10)→蜂城山(10:40)→神領山(11:30)→達沢山(13:45)→ナットウ箱山(14:15)→京戸山林道登山口(15:00)→甲斐大和駅(16:45)
【参 考】山と高原地図24大菩薩嶺(昭文社)、電子国土地形図
【切 符】青春18切符

中央道釈迦堂PA近くから歩きはじめ、蜂城山、神領山、910.6m三角点、達沢山、ナットウ箱山、京戸山を経由して甲斐大和駅に下りました。
勝沼ぶどう郷駅から甲州市民バス「ぶどうコース」に乗って釈迦堂入口バス停で下車し、まずは蜂城山を目指します。登り口がちょっと分かりにくく、遠回りしてしまいました。
登り口には蜂城山天神社参道の石碑があり、登山道に入る所は柵があって自分で開閉します。「蜂城天神社」と記された灯篭が立つ登山道を行くと市指定の天然記念物「蜂城山のヤマボウシ」という大きな木に至りました。その先、道が不明瞭なので強引に上に登ると石の鳥居が見え、登山道に出ました。途中に分岐があったのに見過ごしてしまったようです。
蜂城天神社がある山頂は北側が少し開け、甲府盆地の展望があります。天神社にお参りして裏に回ると神領山に向かう道がありました。道は尾根の右手に下って行き、鞍部から登り返すと神領山(866m)に至ります。頂上少し手前に大久保山への分岐があるようですが、気付きませんでした。
ここから先、910.6m三角点方面へは昭文社の地図には道が記されていませんが、踏み跡はあり、薮もほとんどありません。ただし、アップダウンがあって尾根が複雑に曲がっているので、磁石で確かめながら慎重に進みます。登り着いたピークには三角点標石だけで、山名板は見当たりませんでした。
三角点から先は達沢山までひたすら長い登りになりますが、アップダウンも急登も無いので、ダメージは少なく、道迷いの心配もありません。展望は少なく、左の木の間越しにナットウ箱山のピークが見えて来ると頂上が近く、右に分岐する旭山方面への尾根に赤テープの目印を見て、達沢山の山名表示杭の裏に登り着きました(写真)。南東方面が少し開けて三ッ峠山が見えました。
ここからは登山道があり、ナットウ箱山との鞍部で右に林道登山口への道を分けて登る途中、右手に富士山が見えました。ナットウ箱山を過ぎると7年前(http://blog.goo.ne.jp/tanuki_senbei/d/20081228)に逆方向から登ったことがある京戸山ですが、山名板が見当たりません。あると思っていた場所が記憶違いで、見落としてしまったのかもしれません。
京戸山林道登山口への分岐から左に下る道は通る人が少ないのか荒れています。痩せ尾根もありますが、ロープ等で整備はされています。記憶に無い大きな崩壊地がありましたが、崩壊が進んでいるのでしょう。
林道に出た所は工事中で様相が変わり、大きな広場になっていました。7年前は甲斐大和駅から尾根を登ってここへ来たので、逆コースで下るつもりで、若い杉苗が育った薮を抜け、尾根を外さないようにします。沢沿いは倒木で歩きにくい記憶があったので、急斜面はトラバースして行き、林道が見えた所で下りましたが、以前に比べ林道の整備が進んだようで、すぐに下った方が楽だったようです。
林道を辿って笹子峠からの道に合流し、甲斐大和駅に出ました。

 

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【御坂周辺】屏風岩山~鍵掛峠~大幡峠~鶴ヶ鳥屋山

2016-01-04 23:23:48 | 道不明瞭

                         屏風岩山からの展望
            
【日 程】2016年1月4日(月)日帰り
【山 域】御坂山地
【山 名】屏風岩山、大岩山、大窪山、鶴ヶ鳥屋山
【メンバ】単独
【天 候】快晴
【コース】初狩駅(8:00)→屏風岩山(9:20)→近ヶ坂峠(10:40)→大幡峠(11:45)→展望広場(13:10)→鶴ヶ鳥屋山(14:30)→笹子駅(16:40)
【参 考】山と高原地図27高尾・陣馬、電子国土地形図
【切 符】青春18切符

高川山から西へ(大幡峠で道路に分断されていますが)鶴ヶ鳥屋山に尾根が続いています。昨年4月にこの尾根の途中から歩き出して、羽根子山、高川山に登りましたが(http://blog.goo.ne.jp/tanuki_senbei/d/20150406)、今回は屏風岩山を経由してこの尾根を鶴ヶ鳥屋山へ向かって歩くことにしました。
初狩駅から高川山に向かう標識に従って線路をくぐっってすぐ、高川山への標識とは逆に右に曲がります。すぐにまた左へ曲がると八幡神社の前を通ります。年明け初山行なので神社に寄ってお参りしました。なかなか立派な神社で、門前には参拝者のための宿もありました。
登山口には岩殿クラブの小さな案内標識があり、笹薮の中に踏み跡程度の細い道が続いています。すぐに分岐があって右に登る分岐を取ってみると踏み跡が不明になったので、戻って左の分岐を取りました。少し行くと右手に登って行き、尾根に出ると道も明瞭になってきます。
736.4mの三角点に登り着き、下ってから登り返すと屏風岩山と大岩山の分岐を示す道標がありました。屏風岩山の頂上は右へすぐで、南西側が屏風みたいな岩場になっていて写真のように左から富士山、三つ峠山、鶴ヶ鳥屋山の展望が広がります。前景に廃棄物焼却場が見えるのがちょっと残念です。この日のルートは、焼却場の向こう側に見える尾根へ左から回り込んで行き、左の尾根から鶴ヶ鳥屋山の頂上を目指すことになります。ここには「屏風岩山750m」の山名板がありました。
分岐に戻って、大岩山に向かいます。大岩山の山頂はやや樹木が邪魔ですが、屏風岩山と同様の展望があり、「大岩山753m」の山名板がありました。大岩山から下っていくと「向峠(鍵掛峠)」という標識があり、初狩駅方面の分岐があります。さらに進むと赤テープの目印がいくつもある場所に出ます。消えかけて読めない表示板がありますが、ここが主尾根との合流点で、気づかずそのまま少し進むと羽根子山が見えてきました。
合流点に戻って大幡峠方面に向かうと、主尾根上に「鍵掛峠」の標識が見られます。「向峠(鍵掛峠)」からこの「鍵掛峠」に直接来るルートがあると思われますが、気がつきませんでした。次の近ヶ坂峠は前回も雰囲気が良いと感じましたが、今日のように晴れているとさらに気持ちの良い所です。その先で分岐がありますが、まっすぐ行くと都留市側に下ってしまうので注意が必要です。間違えないように木の枝が並べてあります。大幡峠方面はヘアピン状に曲がります。
峠状に下って登り返すと685m三角点があります。昨年4月もここに来ましたがその時は見なかった「大窪山」という小さな山名板に気づきました。左手の木の間にゴルフ場を見下ろしながら緩やかな下りの歩きやすい道を行くとやがて車道に分断される大幡峠に出ます。車通りが多く、歩きたくない道です。道の反対側の少し右手に鶴ヶ鳥屋山への登り口がありました。
初めのうちは目印もあり、明瞭な踏み跡が見られましたが、急斜面になったところで目印も踏み跡も見失いました。登りでは迷う心配が無く気楽なので、逆にルートを外れがちになります。山腹を巻く「黒野田林道」が近づいて来ると目印と踏み跡が見え、ベンチや休憩舎が整備された黒野田林道の展望広場に飛び出しました。ここは最高の展望で、富士山、三つ峠山のほか、杓子山、御正体山、今倉山、大室山、九鬼山、倉岳山、高川山などが見渡せます。しかしこれだけの展望と設備があるのに車が通る気配は全くありませんでした。
のんびり昼寝でもしていきたい所ですが、日没前に鶴ヶ鳥屋山を越えて下らなくてはなりません。林道の反対側のコンクリ擁壁が切れた急斜面に幾つか登られた形跡があります。その一つに取り付きました。初めのうちは道路擁壁に沿って登って行きますが、道路擁壁側に転落したら命はありません。
二つほどピークを過ぎると、いよいよ頂上へ続く長い急登となります。ここまでの過程の疲労が蓄積し、年末年始でなまった体は悲鳴を上げています。何度も息を整えながらやっとのことで急斜面を乗り切ると、目印が見えて一般登山道に合流したようです。登りごたえのある山でした。
あとは下るだけと思いましたが、宝越えの分岐まで尾根上のアップダウンが厳しく疲れました。船橋沢沿いの林道に出て、笹一酒造を見下ろす道を笹子駅に向かいました。

 

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