「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【奥多摩】峰谷川入奥沢本流

2008-09-27 21:33:55 | 

入奥沢支流のカタサメ沢は一昨年入っており、けっこう楽しめましたが、本流の方はガイドブックにも紹介されてないので、期待はしてなかったものの気になっていました。入ってみるとワサビ田(跡も含め)が延々と続くのが一番の難点ですが、大きな滝はないものの、ゴルジュ状になっているところが多く、4~5mの滝やナメ滝がけっこうありました。濡れるのを避けると困難になる滝が3つほどあり、すべて水をかぶって通過しました。暑い日ならより楽しいはずですが、気温の低い日だったのでちょっと寒い思いをしました。

【日 程】2008年9月27日(土)日帰り
【沢 名】峰谷川入奥沢本流
【メンバ】単独
【天 候】晴れ後曇り
【コース】峰谷バス停(8:30)→入渓(9:00)→登山道(12:30)→奥多摩湖バス停(14:50)
【参 考】山と高原地図23奥多摩

峰谷に向かうバスが倉戸山に近づいたあたりで、隣の乗客が「このあたりで熊に襲われる事故があった。」と話しかけてきた。「土日は人が多いから熊も出てこないだろう」と言っていたが、こちらは人気のない所を歩くのでちょっといやな気分になった。そういえば事故のあった当日にも奥多摩を歩いていたけど・・。東北の山で熊を見たことはあるが、奥多摩にはずいぶん入っているのにいまだに遭遇したことはない。

峰谷バス停から入奥沢に沿った林道を行き、ヘアピン状に曲がるところで入奥沢に沿った仕事道に入り、沢支度をする。すぐに右から滝を懸けてカタサメ沢が流入してくる。このあたりはワサビ田とその仕事用の囲いがある。本流を進むと所々でゴルジュ状に4~5mの滝があり、越えると開けてワサビ田がある・・というパターンを繰り返す。ワサビ田は大部分が放置されたように手入れが悪いが、しっかり手入れされているものもあった。かなり涼しい日だったので、あまり積極的に水に入りたい気分ではなかったが、少し濡れれば済みそうな滝を巻くのが面倒で登ると、次はさらに水をかぶる滝が出てきてこれも巻くのが面倒で直登した。ところがさらに屈曲したトイ状の滝が出てきて、水流に押されるほどまともに水を浴びた。

この滝を越えると流れも平凡になり、ワサビ田跡も断続的に続く。水流がほぼ1:1の二俣は右も気になったがまっすぐ続く左俣を取った。さらに先の二俣は左が明らかに本流なのだが、ナメ滝が見えて面白そうな右を選んだ。ナメはけっこう長く続いて楽しめたがやがて両側に笹が見えだすと、支流のカタサメ沢のツメの藪がきつかったことが思い出される。とうとう笹藪に包囲されるようになり、やむなく突っ込んで行く。初めは笹の分け目を広げるように進んでいると上の方で女性の声が聞こえ、登山道も近いようだ。しかしついに這い蹲っても、上に乗ってもどうにも進めなくなってしまう。あれこれとあがきながら左へ移動すると運良く苔むした岩屑の連なりが藪の中に上に向かって続いており、これを伝ってかなり高度を稼いだ。最後は再び藪に突っ込んで最後のひとかきでやっと登山道に手が届く。下りは水根沢林道を取ったが、あまり勢いよく下って熊に出くわしてはたまらないので、スピードは押さえ気味にした。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (名無)
2016-02-13 18:06:51
入奥沢は渓流釣りなどは出来そうですか?
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こんにちは (たぬきせんべい)
2016-02-20 11:23:38
私の旧い記事にコメント頂き、ありがとうございます。
また、お返事が大変遅くなり失礼しました。
入奥沢は最近入っていなく、記憶も曖昧ですが魚影を見たという記憶はありません。
また、私自身釣りにはあまり興味が無いので注意して見ていないということもあります。
峰谷川流域は釣り人がけっこう入っているとガイドブックには書かれていますが、私自身は出会ったことがありません。
私自身が出会ったのは日原川流域が多く、中でも倉沢谷は多いと思います。
お役に立てず申し訳ありません。
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Unknown (Unknown)
2016-02-21 13:59:33
こちらこそありがとうございます
本日、下見に行ってきましたが
結構きつかったです。
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