「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【奥日光】戦場ヶ原と半月山から中禅寺湖南岸

2019-05-27 19:24:03 | ハイキング

               中禅寺湖南岸のシャクナゲ

【日 程】2019年5月26日(日)~27日(月)1泊
【山 域】奥日光
【メンバ】本人、妻
【天 候】晴れ
【コース】
26日:竜頭の滝バス停(10:00)→光徳入口バス停(15:30)中禅寺湖岸泊
27日:半月山駐車場(9:30)→半月山展望台→阿世潟峠(11:30)→千手ヶ浜(15:30)

奥日光はいつも日帰りで訪れていますが、今回は中禅寺湖岸の宿に1泊して1日目は戦場ヶ原、2日目は半月山駐車場へのバスを利用して半月山展望台から中禅寺湖南岸を歩きました。
26日は竜頭の滝バス停からスタート。竜頭の滝あたりのミツバツツジはまだ咲き始めでした。竜頭の滝の横を登って行き、湯川沿いに歩いて戦場ヶ原を行きます。
この時期の戦場ヶ原はミヤマウグイスカグラが咲いているだけですが、良い天気で展望が素晴らしい日でした。また、この日はハイカーもとても少ないと感じました。泉門池はいつも大勢のハイカーが憩う場所なのに、数人しか見かけません。また、泉門池も以前は水が澄んで綺麗な所でしたが、水量が少なく水草がはびこっていました。
湯滝まで歩こうかと思いましたが、妻が宿に早く着いて食事の前にお風呂に入りたいとのことで、この日は光徳入口バス停までとしました。
27日は宿から立木観音前の歌ヶ浜の駐車場まで歩き、半月山行きのバスに乗りました。このバスは昨年から運行されるようになったみたいで、私たちは初めて利用させてもらいました。いろは坂を登ってくるのと同じ大型バスに客は数人しかいなくて、採算がとれるか心配になりました。
バスは展望の良い道を登って行き、終点の半月山駐車場に着きます。マイカーの人には便利で展望の良い場所ですが、バスがないときは私にとって不便な場所で訪れるのはこれが二度目になります。
2007年に半月山からここに下ってきて赤倉山へ向かった時以来です。
(https://blog.goo.ne.jp/tanuki_senbei/d/20070514)
駐車場から半月山展望台に登り、中禅寺湖を見下ろす展望を楽しみました。ここのアカヤシオはやや盛りを過ぎていました。
半月峠から阿世潟峠に向かうとシロヤシオが満開でした。阿世潟峠から中禅寺湖岸に下り、南岸を行きます。中禅寺湖南岸は2000年、2005年、2009年、2017年に歩いており、5回目になります。
上野島あたりでは2017年に歩いた時、湖岸から砂州が張り出していましたが、さらに砂がたまって、湖岸と上野島が繋がる日も遠くないように思いました。
南岸のシャクナゲは見ごろで楽しめました。当たり年の時に比べるとそこまでではありませんが、かなり良かったです。そのほか、シロヤシオも良く咲いており、ミツバツツジもそこそこ咲いていました。千手ヶ浜のクリンソウはまだ影も見えませんでした。今年の見ごろは遅くなりそうです。
最終の低公害バスは16時発と思っていたら15時50分発で危ない所でした。遊覧船も15時40分ごろあるようでした。

 

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【足尾周辺】避難小屋泊で前袈裟丸山

2019-05-04 20:34:32 | 山小屋泊

              避難小屋にいたヤマネ

【日 程】2019年5月3日(金)~4日(土)1泊
【山 域】足尾周辺
【山 名】小丸山、前袈裟丸山
【メンバ】本人、妻
【天 候】3日:晴れ、4日:晴れのち曇り、一時雷と雹
【参 考】山と高原地図20赤城・皇海・筑波(昭文社)
【コース】
3日:沢入駅(11:40)→塔ノ沢登山口(13:40)→寝釈迦(15:00)→避難小屋(16:30)
4日:避難小屋(6:10)→小丸山(7:40)→前袈裟丸山(9:10)→折場登山口(15:00)

10連休はどこも混雑していて宿も取れないし高いので日帰りで山に行こうかと考えているうち、袈裟丸山の避難小屋に泊まることを思いつきました。
袈裟丸山の避難小屋は二か所にありますが、塔ノ沢登山口から登って賽の河原の手前にある避難小屋は2棟建っていて、自分が見たのは9年前ですが一方は古く、もう一方は真新しいものと記憶にありました。
袈裟丸山は登山口までの車道歩きが長く、ほとんどの人はマイカー利用です。賽の河原の手前にある避難小屋は建っている場所が登山口からあまり遠くなくて中途半端なので、特にマイカーで来た人は利用しないだろうと考えました。
わたらせ渓谷鉄道の沢入駅には11時過ぎ到着でしたが、避難小屋までなら大丈夫。
沢入駅に貼ってあったポスターに朝ドラの「半分、青い。」のロケ地として劇中「夏虫駅」として登場したと書いてありました。私もその場面を見た記憶があり、そうだったのかと何となく嬉しくなりました。
登山口まで長い車道を歩いていくと、たまに車が下ってきておそらく登山を終えて帰ってくる車だろうと思います。
塔ノ沢登山口と折場登山口の車道が分岐する手前で不動の滝への遊歩道の案内があり、そのまま塔ノ沢登山口に行けるようなので通ってみました。不動の滝までしっかり道が整備されていましたが、不動の滝を見てから塔ノ沢登山口への車道に出るには急な階段状の道を登ります。
この道の整備は最近なされていないようで、落ち葉に埋もれかけています。おそらく上から下る道が古くからあって、下から来る道が最近整備されて繋がったのだと思われます。
車道に出て、般若の滝を過ぎると塔ノ沢登山口です。登山口には車が5台駐まっていました。ニリンソウが咲いている沢沿いの道を登って行くと、寝釈迦までの間に4組が下ってきました。4組目のうちの一人は82歳の女性で寝釈迦まで往復してきたとのことで、その元気さに感服しました。
ちょうど寝釈迦の下で5組目に出会いました。数人のグループで、車2台で来て、塔ノ沢登山口に1台置いてから折場登山口から来たとのことでした。寝釈迦あたりにはアカヤシオが少し咲いていましたが、その先花を見ることはありませんでした。塔ノ沢ルートは沢沿いの道ですが、特に寝釈迦から避難小屋まで沢の渡り返しが多く、いつもより増水しているみたいで飛び石伝いの渡りに気を使いました。
避難小屋は手前が新しい方で、少なくとも9年以上は経っているはずですが、綺麗な状態を保っており、布団やマットもありました。古い方の小屋はさすがにあまり泊まりたくない感じですが、そちらにも布団がありました。
水場というのは特にありませんが、最後に渡った沢がすぐ近くなので汲んできて、沸かして飲み、湯冷ましも作りました。
布団を敷いていると薄暗かったので良く見えなかったのですが、何か毛玉みたいなものがあり、触るとちょっと動きました。いたずらおもちゃかと思ってライトで照らすと何と生き物でした。前に北八ヶ岳のしらびそ小屋で見たヤマネみたいでしたが、まだ子供に近いような感じでした。
妻はよく見もしないで外に出してというのですが、外に出したら死ぬかもしれないと思い、隣の小屋の布団の上に置きました。ほとんど動かず、しばらくして見に行ってもそのままでしたが、朝になるといなくなっていました。夜行性で夜のうちにどこかへ行ったのだと思い、ほっとしました。
この日は他に小屋に泊まる人はいなくて、のんびりできました。連休中ですが、花にはまだ早いし、夜は冷えるし、まだ泊まろうという人は少ないのでしょう。
翌朝は素晴らしい青空で気分よく歩き出します。折場登山口からのコースと合流する賽の河原に出ると案内板がいっぱいあります。ここからは緩やかな道で小丸山に着くと袈裟丸山(前袈裟、後袈裟、中袈裟、奥袈裟)の連なりや皇海山、日光白根山の展望が開けましたが、雲も出始めました。この日は連休中で一番良い天気と思っていたのに「おや」と思いましたが、実はすでに前の日に天気予報が不安定な天気と変わっていたようでした。
小丸山からの下りでは道端には死んだモグラも見て、小動物づいているなぁと思いました。下った所には黄色い蒲鉾型の避難小屋があります。
前袈裟丸山への最後の登りは雪も残る急登になります。ここまで先頭を登っていると思っていたら、下ってくる人がいて、車で早く来て登り始めたとのことでした。
前袈裟丸山の頂上から後袈裟丸山方面に少し行くと展望の良い場所があります。そこでしばらく休んでから下り始めました。
雪の残った急斜面を注意しながら下って行き、危ない所を過ぎてほっとしたところで、妻が蹴躓いて転びました。これで運悪く膝の靭帯を痛めてしまいました。歩けはしましたが、極端にペースが遅くなってしまいました。
そのうえ、賽の河原の手前で天気の方も急変して雷が鳴りだし、雹まで降ってきました。この日の登山者はかなり多く、頂上あたりにいた人も多かったのではないでしょうか。黄色い蒲鉾型の避難小屋に避難した人もいたようでした。
折場登山口にたどり着いて、車で来ていた人に頼み込んで、駅まで乗せていってもらいました。乗せてくれて本当に有り難かったです。

 

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