「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【奥多摩】多摩川流域シダクラ沢

2004-09-15 18:25:36 | 
(注)このブログのスタートは2005年4月8日ですが、それ以前に@nifty「山のフォーラム」に投稿したレポを日付を遡って転載しました。

秋晴れを期待して出かけましたが、曇りになるわ、沢の水量は多くてびしょ濡れになるわで涼しい山行になりました。ペットボトルの水も1/4しか飲まなかった。(^^;

【日 程】2004年9月15日(水)
【沢 名】多摩川シダクラ沢
【メンバ】単独
【天 候】曇り
【コース】出合(12:00)→登山道(14:50)→奥多摩湖バス停(16:15)
【参 考】奥多摩・大菩薩・高尾の谷123ルート(山と渓谷社)

疲れていて、ゆっくり休養日にしようかと思っていたが、テレビで各地の快晴の様子を流しているので、出かけたくなってしまった。出遅れたが、ガイドブックを持って電車に乗ってから考えて、比較的便のいいシダクラ沢に決めた。

奥多摩駅に着くとすっかり曇ってしまう。おいおい、天気がいいというから来たのに。惣岳バス停で下車し、惣岳の不動尊わきを下って旧道に出る。吊橋を渡って左へ下る踏み跡を辿って入溪したのが12時。最初の滝はシャワーになるとのことだが、やけに水量が多いようだ。ガイドブックには水量は小となっていたのに・・。ザックが岩につかえて自由がきかず顔に水流を浴びて目が見えない。やっと体勢を入れ替えてクリア、しかしびしょ濡れになる。もう少し暑い時に来たかった。

つぎのナメ滝は見たところ、なかなかいい感じ。ところが上部は人工的に固められたものだった。しかし気持ちよく登れたからまぁいいか。その上で太陽電池パネルを備えたりっぱな施設が出てきてビックリ。ガイドブックによれば取水施設のようだ。シダクラ沢最大の6mの滝は倒木で埋まっていてがっかり。しばらく中だるみがあって、左から涸れ沢を合わせると滝がまた連続する。最後の4m滝は右端の階段状を登った。まともに登るとまた濡れそう。やっぱり水量が多い。

ツリフネソウを見ながら進み、二俣は右へ。2:3ぐらいの水量比。4m滝が出てきてここでも濡れる。中央の岩壁で分けられた二俣は左へ。ここで突然に水流が消える。尾根に上がってひたすら高度を上げて稜線の登山道に出る。スタートが遅かったのでスピードを心掛けた結果、ガイドブックの参考タイムを30分ほど縮めた。

急ぎ下りにかかる。途中、奥多摩湖の眺めを楽しみながら、バス停へ下る。タイミングよく、バス待ち時間もわずかだった。

【三浦半島】仙元山とニ子山

2004-09-10 23:48:28 | ハイキング
(注)このブログのスタートは2005年4月8日ですが、それ以前に@nifty「山のフォーラム」に投稿したレポを日付を遡って転載しました。

 逗子駅からのバス利用で、仙元山とニ子山という低山を歩いてきました。森戸海岸というハイカーにとっては違和感のある場所からのスタートでしたが、沢の中や薮っぽい道を歩いて沢蟹やリスを見たりと意外に楽しめました。

【日 程】2004年9月10日(金)
【山 名】仙元山(118m)、ニ子山(208m)
【メンバ】本人、妻
【天 候】晴れのち曇り
【コース】登山口(9:00)→仙元山(9:30)→分岐(10:30)→大山集落→ニ子山(12:30)→登山口(14:00)
【参 考】分県登山ガイド13神奈川県の山

妻と二人で同じ日に休暇が取れたのに天気が思わしくない。天気はどうやら三浦半島方面が一番期待できそうで、まだ歩いたことがない仙元山とニ子山のコースをつなげる事にした。ところが逗子駅から乗るバスを間違えたため、森戸海岸で下車した。せっかくなのでまず海岸に寄ってみる。明大や日大など多くの大学のヨットがちょうど出て行くところだった。

逗子駅方面へ少し戻ったローソンの角を右に曲がって行くとまもなく仙元山コースの起点に出る。ここには案内板が設置されている。急な舗装道路を登って葉山教会の横から山道に入る。初めは鎌倉アルプスに似た感じの山道である。途中でリスも見かけながら、仙元山にあっけなく着いてしまう。山頂からはスタート地点の森戸海岸と白いヨットが良く見えた。

仙元山からいったん下りになり、前方の大きなピークに向かって急な階段が現れる。右手下に葉山中学校があって、賑やかな声が聞こえている。汗をかきながら登りきってベンチで一休み。風が涼しくて気持ちがいい。思ったより天気が良くなってきて、9月上旬の低山はやっぱり汗をかく。仙元山より高く下から見るとりっぱなピークに見えるが名前は付いてないらしい。ここで薮蚊にやられてしまう。やっぱり低山という感じ(^^;

少し進んで左手に分かれる細い道に入る。やや薮っぽい部分があり、通る人が少ない為か蜘蛛の巣が多い。けっこう長く下って、舗装道路に出る。暑い舗装道路を森戸川に沿って歩いて行くと、車止めのあるところからようやく渓流沿いの道らしく日陰になる。この沢は傾斜がきわめて緩く、穏やかな流れである。途中で三浦半島中央道路が渓谷を突き抜けているのを見た。

林道の終点には右に南尾根から仙元山との表示がある。二子山へは少し手前から沢に下る道があり、二俣に分かれた左の沢沿いに行く。道は沢を何度も渡り返す。水は少ないが登山靴では滑りやすいので慎重に行く。ここで沢蟹を見つけた。道はさらに分岐した沢状を登って行く。このあたりでは多くのリスが木の枝から枝へと飛び移ったり、動いているのを見る。ツクツクホウシ、ミンミンゼミの鳴声も賑やかだ。

山深い感じがしていたが、突然広い林道に出てしまう。しかし車は全く通らない。大きなパラボラアンテナの施設で林道が終わり、左手の階段を登ると二子山(上ノ山)の山頂で展望台もあり、一休みする。ガイドブックではここから下ノ山へは「わずかな踏跡」と紹介してあるが、現在ではしっかり道が付いていた。しかし、いったん下る部分は急斜面で滑りやすく気を使う。

登り返した下ノ山の山頂から先は道も細くなる。南郷中学校の近くを通るとここでも下から賑やかな声が聞こえてくる。右手に下る道が分れ、そちらの方がしっかりしているようだが、車道歩きが長くなりそうなのでまっすぐ進む。しかしここから先は特に薮っぽくなり、注意していないと道を失いそうな感じになってくる。阿部倉山の山頂付近を通っているようだが、山頂は巻いてしまっているようだ。不明瞭な部分が長く続いたのち、下りにかかってからは大きくえぐれたりっぱな道になって、畠山重忠の碑のあるところで舗装道路に出る。逗葉新道を歩いて長柄交差点に着くとタイミング良くバスが来た。