「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【奥多摩】水根沢谷

2004-06-05 23:36:45 | 
(注)このブログのスタートは2005年4月8日ですが、それ以前に@nifty「山のフォーラム」に投稿したレポを日付を遡って転載しました。

梅雨入りの前日、多摩川流域の水根沢谷で午後の半日を遊びました。

【日 程】2004年6月5日(土)日帰り
【山 域】奥多摩
【沢 名】多摩川水根沢谷
【メンバ】単独
【天 候】晴れ
【参 考】山と高原地図23奥多摩(昭文社)
     奥多摩・大菩薩・高尾の谷123ルート(山と渓谷社)
【コース】水根バス停(13:30)→半円の滝上終了点(15:10)→奥多摩湖バス停(16:00)

用事を済ませて自宅を出たのが10時半過ぎ。行き先を奥多摩方面とだけ決めて、ガイドブックを持っていく。武蔵五日市駅からのバスはお昼頃には極端に少なくなるので奥多摩駅に向かう。夜も飲み会の予定が入っているし、とにかく遡行時間が短いことを優先して水根沢谷を選んだ。遅い時間なので電車やバスも比較的空いていた。

水根バス停で降り、水根沢キャンプ場へ。ここは子供を保育園に行かせていた頃、お泊まり保育で来た、思い出の場所。マスの掴み取りなどやったっけ。ここから入渓し、小滝を越えていくと、ゴルジュ状になる。高度感はあまりないが滑り易そうで適度な緊張感のある滝が続く。先行者の足跡も見られるが、この時間ではもう上がってしまっていることだろう。流木の詰まった狭い小滝でびしょぬれになる。2段10mの滝は右手の乾いたところを登った。

右岸にわさび田と枝沢を見る。この枝沢は一昨年、倉戸山から下ったことがある。さらにすぐ先にも枝沢が入る。ここから先は小滝ばかりだが、いずれも深い釜を持っており、どっぷり漬かって取り付くのが楽しい。所々、水底にまで差し込んでくる日の光が好ましい。まだ葉の青々した倒木が沢に倒れ込んで来ている。岸の土が崩れ易くなっているようだ。

半円の滝はフリクションに頼るのが不安なのでつっぱりはやめて、左を登った。時間もないのでここで切り上げ、左岸の植林帯を登って林道に出た。