「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【丹 沢】三ノ塔

2009-05-27 22:34:19 | ハイキング
                    ニノ塔から見る三ノ塔

ヤビツ峠から岳ノ台は省略して三ノ塔に登り、三ノ塔尾根を下って大倉に出ました。残念ながら曇りで展望はあまりありませんでしたが、涼しい日で爽やかに歩けました。三ノ塔尾根の下部にはカエデ類の種がびっしりと敷き詰めるように落ちていて、緑の絨毯のようでした。途中、林道に出たところではニシキウツギの花がきれいでした。

【日 程】2009年5月27日(水)日帰り
【山 域】丹沢
【山 名】ニノ塔、三ノ塔
【メンバ】本人、妻
【天 候】曇り
【参 考】山と高原地図28丹沢(昭文社)
【コース】ヤビツ峠(9:10)→ニノ塔(10:45)→三ノ塔(11:20)→大倉(15:00)
【切 符】丹沢大山フリーパス(割引周遊券)

前日のお昼頃の天気予報では一日中晴れの予報だったので丹沢大山フリーパスを購入したが、夕刻には予報が曇りに変わってしまった。丹沢の表尾根を歩くのは子連れで檜洞丸まで縦走して以来16年ぶりのこと。秦野駅からのヤビツ峠行きのバスは平日には午前中一本だけということもあるためか、坐れないほど込んでいる。バスは蓑毛から曲がりくねった道をぐんぐん登ってヤビツ峠に着く。ベンチに腰掛けて朝食のおにぎりを食べてから出発し、車道を歩いて富士見山荘の分岐を左に曲がって行き、右に山道に入る。林道をひとつ横切って急な登りをこなしていくと、樹林が無い所に至り、振り返ると大山方面の展望が開けているがどんよりと曇っているのが残念。ここから10分でベンチのあるニノ塔に着く。

ニノ塔のベンチでグレープフルーツを食べてゆっくり休憩する。ここから三ノ塔方面は比較的明るく、緑も奇麗に見えたが、着いてみるとガスで周辺の展望がほとんど無い。そのうち少しガスが晴れて烏尾山荘がやっと見える。休んでいると、バスで一緒だった女性の3人グループが登ってきた。今日は塔ノ岳の山小屋に泊まる予定とのこと。こちらは日帰りだし、この先の展望も期待できないので三ノ塔尾根を下ることにした。三ノ塔尾根の下りは30年前に葛葉川を遡行した時以来だが、詰めで出てくる場所だけは変わらず見覚えがあった。わずかにヤマツツジが見られる道を下っていったん表丹沢林道に出る。ここではニシキウツギの花が見られた。壊れかけた道標にしたがって右の山道に入る。ここではカエデ類の種が地面を緑に染めるほど、びっしりと落ちていた。

再び林道に出て、「風の吊り橋」を渡り、秦野ビジターセンターへ。大倉に来たのは約20年ぶりぐらいなので、観光地のようにあまりに奇麗に整備された変わり様には驚いた。警察の人たちが何人かいて何やら連絡を取り合ったりしているようだ。遭難の連絡か、救助の要請でもあったのだろうか?秦野ビジターセンターのテラスでのんびりしながらバスを待った。


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【奥日光】シャクナゲ見頃の中禅寺湖南岸

2009-05-15 23:11:19 | ハイキング
                 アズマシャクナゲ(背景は白根山方面)

中禅寺湖南岸のアズマシャクナゲは4年前に素晴らしく良く咲いていました。その時ほどではないものの、今年も良く咲いていて楽しめました。オオカメノキの白い花も咲き、トウゴクミツバツツジも咲き始めですが、シロヤシオはまだです。

【日 程】2009年5月15日(金)日帰り
【山 域】奥日光
【メンバ】本人、妻
【天 候】晴れ時々曇り
【参 考】山と高原地図13日光(昭文社)
【コース】中禅寺温泉バス停(9:15)→伊大使館別荘記念公園(10:10)→大日崎(11:50)→千手ヶ浜(15:10)

中禅寺温泉バス停で下車して、しばらくは車道を歩く。天気は良いが少し寒いくらいで、低山と違ってまだまだ涼しいなぁと思ったが、この日は東京でも気温が低かったようだ。つり人がけっこう多いが寒くないかと気になる。今日は半月山あたりでアカヤシオが見られれば、という予定なのでガンガン歩くつもりはなく、まずは暖かいお茶でも呑んでいこうとイタリア大使館別荘記念公園に寄ってゆっくりした。ここまで来る途中、シャクナゲが咲いているのを見たり、記念公園でも、もう盛りを過ぎたシャクナゲを見たりして、シャクナゲの時期が来たんだと気づいた。さらに狸窪に向かう途中でも山側の斜面を見あげるといっぱい花を付けているシャクナゲがあり、これは南岸群生地のシャクナゲはすごいのではないかと急遽、予定を変更して南岸を歩きとおすことにした。

まだ少し早いトウゴクミツバツツジを見ながら行くと、大日崎の少し手前で初めてシャクナゲの群落を見る。また、このあたりで休んでいる30人ほどのグループがいた。いったん途切れたシャクナゲの群落が再び現れるといよいよ群生地に突入する。びっしりと花を付けているシャクナゲもあるが、まったく付けていないシャクナゲもある。しかし全体的には良く咲いており、なにより南岸歩道は標高がほとんど一定で群落がいっせいに花を付けるので、時期が合えばどこまでも延々と鑑賞しながら歩いていけるという利点がある。これはシャクナゲの場合だけでなく、ツツジや紅葉にも言えることだが・・。この日も見飽きるぐらい見続けた。

白岩で展望を楽しみ、大和田沢を過ぎるて多くなるアップダウンをこなし、開けた千手ヶ浜に出る。6月中旬には賑わうクリンソウの群落地にはまだクリンソウの影も無く、あたりは静まり返っている。その先にあるフッキソウの群落が花をつけていた。また、マルバダケブキの大群落も成長していた。最終の低公害バスには40分ほど待ち時間があり、前に出会った30人ほどのグループ(にこにこ歩こう会)と一緒になった。


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【奥武蔵】ユガテ、鼻曲山、桂木観音

2009-05-11 22:52:27 | ハイキング
                        鼻曲山

二週間前には越生の五大尊のツツジを見てから大高取山経由桂木観音へと歩き、そこから鼻曲山へと続く道を行くつもりが、残念ながら間違えて、上大満に下ってしまいました。今回は、逆コースで計画してリベンジを果たしました。武蔵横手駅から沢沿いの道を行くと斜面一面のシャガの群落が延々と続いていて驚くほどでした。幕岩から鼻曲山にかけては岩場が多く、鼻曲山から急な長い下りがあります。

【日 程】2009年5月11日(月)日帰り
【山 域】奥武蔵
【山 名】鼻曲山
【メンバ】本人、妻
【天 候】曇り
【コース】武蔵横手駅(8:00)→ユガテ(10:00)→一本杉峠(11:30)→鼻曲山(12:30)→桂木観音(14:00)→越生駅(15:55)
【参 考】山と高原地図22奥武蔵・秩父

武蔵横手駅から沢沿いの舗装された道を行く。植林帯の林床にはシャガの花が目に付く。ホウチャクソウも多い。黄色い花はキジムシロかミツバツチグリか。特に、シャガの花は沢の対岸の斜面一面にも広がり、舗装道に沿っても途切れることが無く続く。やがて舗装道から沢へ小道が別れ、そこには「滝入口」と書かれた紙が立ち木に括り付けられている。辿っていくと「五常の滝」に出る。不動尊が祭られている横を通って、登ると再び先の舗装道に戻った。しばらく行って左に分岐する未舗装の車道に入り、さらに左へ分岐する山道に入る。山道は竹林を通って行き、顔を出している筍も目に付くが、入れないように囲いがしてある。

道はひとつ舗装道を横切って登って行き、ユガテと北向地蔵の分岐に着く。ユガテに向かう左の分岐を取る。道は山腹を巻くように着いており、途中には水場もありアップダウンがあってけっこう長い。着いたユガテは開けた場所でトイレも整備されてのんびりできるが、花はあまり見られない。もっと早い時期のほうが良いのかも知れない。ユガテからエビガ坂へ登って、十二曲りを過ぎ、獅子ヶ滝へ下る道を見送り、分岐から右へ入り、大きな杉の木のある一本杉峠を過ぎていくと左へ下る道が分かれる。ここには昨年2月に来ており、その時は左へ下って車道に出て、黒山バス停へ下った。

桂木観音方面への小さな案内に従い、真っ直ぐに登っていくとこのコースで初めて岩場が出てきてロープも張ってある。その先も岩場が続き、岩峰を越えた後のピークに鼻曲山の山名板があった。鼻曲山を越えるとロープが張ってある急な長い下りがある。傾斜が緩み単調な道を行くと大満への分岐を過ぎて舗装道路が三叉路になった所に出る。向かい側に山道は続き、途中にちょっと開けた所があって大高取山が良く見えた。最後に桂木観音への車道に出るところはやはりちょっと複雑になっていた。桂木観音の石段脇のツツジは盛りになっていて綺麗だった。桂木峠から虚空蔵尊を経て越生駅に出る。虚空蔵尊のツツジは盛りを過ぎていたが、木も大きく、数が多いので時期には楽しめるだろう。


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【房 総】鋸山と周辺観光

2009-05-04 13:21:53 | ハイキング
                       地獄のぞき

総勢11名で1泊して鋸山と周辺観光をしてきました。浜金谷駅から車力道コースを登って北口管理所から日本寺の境内に入り、「百尺観音」、「地獄のぞき」、「千五百羅漢」、「大仏」と観光して大仏広場で昼食後、送迎バスで「ばんや」へ。近くの宿に泊まって、翌日は「菱川師宣記念館」など観光しました。GWで電車も道路もレストランも混雑していました。

【日 程】2009年5月3日(鋸山ハイク)、4日(観光)
【山 域】房総
【山 名】鋸山
【メンバ】11名
【天 候】曇り
【コース】浜金谷駅→石切り場→北口管理所→地獄のぞき→大仏広場
【参 考】新・分県登山ガイド11千葉県の山

鋸山は妻と二人で、この一月に裏鋸コースを登って観月台コースを下ったばかりだが、今回は11人のグループで訪れた。連休を近場で遊ぶ人が多いようで、浜金谷駅でも大勢の人が下車した。膝を痛めているためロープウェイで登るG氏と別れ、10人で車力道コースを登った。しばらく車道を行き、新緑の登山道に入る。新展望台との分岐に至り、A氏とY氏の二人は新展望台を往復し、残り8名は石切り場を見たあと、北口管理所から日本寺の境内に入った。追いついてきた2人と合流して、「地獄のぞき」へ。曇りがちの天気で遠くの展望は無かったが、切れ落ちた断崖と新緑の景色が楽しめた。

「千五百羅漢」を見ながら「大仏」のある広場に着く。休憩場所で、ワインなどで乾杯し、昼食タイムとした。東口管理所を出た駐車場からの送迎バスを利用して「ばんや」に行く。「ばんや」は地元漁協が経営しているレストラン、お店、温泉、そして宿泊施設もあるところ。山行計画時に宿泊の予約を取りたかったが収容人数は少なくだめだった。われわれの宿はすぐ近くの別の民宿に取った。翌日は近くの「菱川師宣記念館」を見学し、「道の駅」のお土産屋も覗いたり、海岸を歩いたりしてから再び「ばんや」に行って食事をしようとしたが、大混雑でけっきょく諦めた。送迎バスを利用して保田駅に行き、観光案内所でリストを貰って、何箇所か電話してようやく海の幸にありつき、お酒も入っていい気分で帰路に就いた。


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