「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【奥武蔵】大霧山スノーハイク

2005-01-22 23:20:44 | ハイキング
(注)このブログのスタートは2005年4月8日ですが、それ以前に@nifty「山のフォーラム」に投稿したレポを日付を遡って転載しました。

快晴の中、低山のスノーハイクを楽しみました。このあたりにしては、たっぷりの雪を楽しめました。

【日 程】2005年1月22日(土)日帰り
【山 域】奥武蔵
【山 名】大霧山(766.6m)
【メンバ】本人、妻
【天 候】快晴
【参 考】外秩父七峰縦走ハイキングコース地図(東武鉄道)
【コース】橋場バス停(9:00)→粥新田峠(10:15)→大霧山(11:00)→旧定峰峠(12:30)→定峰峠(13:30)→白石車庫バス停(14:50)

小川町駅から白石車庫行きのバスに乗る。乗客は席がちょうど埋まるぐらい。橋場バス停では私たちのほか数名が下車した。昨年2月もそうだったがここで降りる人が一番多い。車道をしばらく行き、山道に入ってまたすぐに車道に出る。快晴で、歩いていると暑くなって、服を脱いでいく。左手の斜面は一部がスキー場のように雪で真っ白になっている。地図を見ると牧場になっているようだ。

車道が大きく右に曲がるところ、粥仁田峠方面の案内板にしたがって細い道に入る。地図の方は「粥新田」になっているが、このあたりの標識はすべて「粥仁田」である。この道に入るとすぐ雪道になる。ロングスパッツと軽アイゼンを用意してきたが、踏み跡がしっかりしているので、着ける必要なしと判断する。

峠までところどころ、倒木がじゃまをしている。峠からは登りもきつくなり、雪山の雰囲気になってきた。突然、妻が悲鳴を上げたので振り返ると黒い大きな犬がいた。こんな大きな犬が音もなく突然現れれば驚くのも無理は無い。飼い主が登ってくるのが見える。

大霧山の頂上に着くと見晴らしが開け、両神山の眺めがいい。遠くの日光連山はどうにか分かる程度。雪雲がかかっているようだ。さすがにここでは休んでいると寒くなり、長居せずに定峰峠方面へ進むことにする。下りになったので、妻はストックを出して使う。この下りは雪も緩んでいたのでスパッツも装着した。

旧定峰峠へ下ったところで、せっかく持ってきたからと軽アイゼンを着けてみる。雪面がクラストして沈まないので、緩い傾斜の所は踏跡を外して歩くとアイゼンが良く利いて楽しく歩ける。軽アイゼンは私の両親が使っていたものを貰ってきて、今回初めて使ってみたがなかなか効果的だった。軽いし、かさばらないので気楽に持って行ける。雪の低山には必要十分だろう。

ここから定峰峠にかけて松の木が多く、松かさが雪の上にたくさん落ちている。妻が「ここに松かさが多いことをよく覚えておいてね」と言う。昨年は奥多摩に松かさ拾い山行に行ったが、今年はここになりそう。しかし雪の上に落ちているということはこの時季にもどんどん落ちてくるんだなぁ・・と感心。

定峰峠では茶店が一軒だけ開いていた。公衆トイレに寄ってから、下山にかかる。車道をずっと下ると遠回りになるのでショートカットする山道に入ることにする。車道の除雪のために入り口の標識が隠れかけている。歩く人が少なく、踏跡が不明瞭なのでちょっと迷いかけたが、正しい道を見つけて車道に出る。地図では、あと2回ショートカットする山道に入るのだが、次のバスの時間までたっぷりあるので、ここからは、のんびり車道を行くことにした。車道は除雪してあるが、凍結しているので車通りも少なく、通る車もスピードを落としているので、あまり気にならない。白石車庫バス停で20分弱の待ち合わせでバスに乗って帰路に就いた。

【三浦半島】東逗子駅から森戸川源流周辺を歩く

2005-01-08 23:45:39 | ハイキング
(注)このブログのスタートは2005年4月8日ですが、それ以前に@nifty「山のフォーラム」に投稿したレポを日付を遡って転載しました。

昨年9月に仙元山とニ子山を歩いた時に、森戸川沿いの道で南尾根への分岐の標識に興味を引かれたところに、「東京近郊里山ハイキング」という本で森戸川源流周辺が紹介されているのを見て、歩いてみようと思いました。

【日 程】2005年1月8日(土)
【メンバ】本人、妻
【天 候】曇り
【コース】沼間小学校(12:00)→逗葉トンネル上(12:40)→大山緑地展望台(13:05)→馬頭観世音(13:20)→畠山への分岐(14:10)→上山口小学校(15:00)
【参 考】東京近郊里山ハイキング(新ハイキング社)

今年初めての山行は前夜遅かったこともあって、半日の軽いハイキングになった。昼食を現地調達のつもりで行ったところ、初めて下車した東逗子駅はコンビニも無い。隣の逗子駅や衣笠駅周辺の賑わいとの落差に驚いた。新興住宅地も増えているようなのだが・・・。やっと見つけた小さなお店で二個しか残っていないおにぎりを買い占め、ほかにパンも買い込んで出発した。

沼間小学校の東側にある大きな標識に従って登り始める。右手下に住宅地の迫っているところでは山頂にパラボラのある二子山方面が見える。雲っているが、風が無いので寒くはなく、気持ち良く歩ける。しばらく行くと左手に海が見えて来て、森戸川周辺の概念図が描かれた案内板を見る。現在地は逗葉トンネルの真上になっていた。また、南尾根には三浦アルプス、時間かかるので注意と記されている。ここまでは大きな案内板もあったが、この先は小さな標識しか出てこない。小さな頼りない標識は数多く、随所に付けられているが、それだけ枝道の分岐が多い訳でもある。

少し高くなったところに丸太のベンチがあって展望が良く、海まで見えるので、昼食休憩とした。休憩の間に下の巻き道をハイカーやマウンテンバイクの人が通り過ぎて行く。このコースは思いのほか展望が良く、この先、随所で展望が開け、海が近くに見えて来るのだった。二子山への分岐を過ぎて、展望台まで2分という小さな標識に従って、コースから外れて大山緑地展望台を往復してみた。大きく開けた台地から、すぐ下まで迫っているグリーンヒルの住宅地を見下ろす。先程よりも海が近くになった。

分岐まで戻って先に進むと馬頭観世音がまつられているところがある。ここにも分岐がある。このあたりの山肌は一面シダが生えている。右手に柵に囲まれたピークが見え、柵に切れ目があって道が付いているので巻き道を離れ、登っていくと小さなピークに送電線の鉄塔が立っている。ここから下りになり、結局巻き道に合流した。

中尾根への分岐を過ぎて、なんだかヘリコプターでも飛んできたかと思うような騒音が聞こえてきた。展望が開けると横浜横須賀道路が見えて、自動車の騒音だとわかった。明るい尾根道となって小さなピークに登ると展望が良く、東に海がさらに近く、西はパラボラのある二子山が見える。ただし、送電線と鉄塔が二重に平行して通っている。ここでまた、休憩しているとマウンテンバイクの人がやってきた。少し話をしたが、以前に南尾根を通ったことがあり、今回は畠山方面へ行くとのこと。こちらはどっちに行こうか迷っていたが、時間もないので南尾根を少し歩いて適当なところからエスケープすることにする。

再び中尾根への分岐がある。ここの分岐は標識がわかりにくい所にあり、右へ下る中尾根への道がしっかりしていて、先ほどのマウンテンバイクの人も引き込まれかけて戻ってきた。左へ登ると見晴らしが良く、ここからが一番間近に海が見える。

下って畠山への分岐を左に分けて進み、前方のピークを目標に進む。しかし、このピークを目標にしたのは間違いだった。鉄塔の立つピークはこの辺りでは一番標高が高そうだったが、その少し前に分岐があったようだ。しっかりした道が続いていて、完全に見逃してしまった。この鉄塔から下る時、送電線に沿って下り始めたので、間違ったことに気づいたが、時間も遅いので、そのまま下って上山口小学校に出た。ちょうど衣笠駅方面へのバスがやってきてスムースに帰路についたが、南尾根を少しも歩かずに下ってしまったのは残念だった。次回は梅の咲く頃、田浦梅林から歩いてみたいものだ。

なお、自宅に戻ってからネットで検索してみると、S-OKさんのホームページをはじめ、多くの人のレポが見つかった。ネットでじっくり調べて行けばよかったと思う。