「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【前日光】鶏鳴山から北東尾根を下る

2014-12-10 23:48:45 | 道不明瞭

                      麓から見る鶏鳴山

【日 程】2014年12月10日(水)日帰り
【山 域】前日光
【山 名】鶏鳴山
【メンバ】単独
【天 候】晴れ時々曇り
【参 考】山と高原地図13日光(昭文社)、地形図(電子国土)
【コース】小来川森崎(9:00)→鶏鳴山(11:30)→650mピーク→遠入→下今市駅(16:10)

鶏鳴山は4年半前に小来川森崎バス停から笹目倉山を経由して登ったことがあります。今回は、鶏鳴山から北東に伸びる尾根を歩いてみようと思い、小来川森崎バス停から直接鶏鳴山に登りました。鶏鳴山からは北にある840m程度(地形図に標高の記載なし)のピークを目指し、そこから北東の稜線を辿って650mピークを経て、622.8m三角点に至り北に伸びる尾根を下って県道150号線に出ようと考えていました。結果的には622.8m三角点より手前で南側の林道に下り、県道70号線に出て東武下今市駅まで歩きました。
終点でバスを降りて黒川神社の右の道を行き、道路左に郵便局のある手前で右の道に入ります。入口には笹目倉山登山口の道標があります。橋を渡って林道となりしばらく行ってから左の斜面に取り付き、尾根に上がると後は尾根を忠実に辿ります。踏み跡らしいものは947mピーク手前で登山道に合流するまで見られません。なお、山と高原地図では鶏鳴山の南の尾根に道は記されていませんが、実際は815mピークまで道はあります。
山頂を過ぎ石祠を過ぎて登山道は右に下って行きますが、真っ直ぐに下るルートを探しました。目標となる次のピークは鶏鳴山よりかなり低いので、貧弱に見えます。目標はわかりましたが、そこへ行くルートの取り方が難しい。明瞭な尾根が無く、急斜面が広がっているだけです。
下り出してから、少し右にルートを修正して行くと、トラロープが目に入りました。ロープ沿いにも踏み跡は見られず、足もと不安定な急斜面なので、ロープに頼りながら下りました。滅多に人が通りそうもないこんなルートになぜ設置したのだろうと訝る気持ちになるほどロープは長く続いています。登山道ではない所にこれほど長いロープが設置されているのは初めて見ました。
840m程度のピークには標識もありません。この先の尾根を間違えずに辿るのは困難と思っていましたが、注意していてもやはり間違えて沢に下り、登り返しが大変になりました。650mピークあたりから藪っぽくなり、時刻も押してきたので、622.8m三角点はあきらめて収束することにしました。ちょっと藪を漕いで沢に下りますが、倒木が多くて楽に進めません。それでも林道までは長くはありませんでした。
林道に出て遠入の集落を過ぎ、県道70号線に出て左へ今市を目指しましたが、ゴルフ場のあたりから県道150号線にかけてアップダウンがあって疲れます。県道70号線を右に行って明神駅を目指したほうが良かったかも知れません。

 

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【滋賀・京都】京阪電車大谷駅~音羽山~幻住庵バス停

2014-12-03 23:47:32 | ハイキング

         音羽山頂から比叡山(左手前)、比良山地(右奥)と琵琶湖

【日 程】2014年12月3日(水)日帰り
【山 域】滋賀・京都
【山 名】音羽山
【メンバ】本人、妻
【天 候】晴れ
【参 考】新・分県登山ガイド24滋賀県の山
【コース】京阪電車大谷駅(8:00)→音羽山(10:00)→パノラマ台(10:40)→幻住庵バス停(12:40)

音羽山の頂上は京都側にありますが、滋賀県側から登り、滋賀県側に下りました。なお、台風の影響で登山道が崩れたらしく、大谷駅付近の国道1号をまたぐ逢坂山歩道橋が通行止めになっていました。この日、下ってから寄った幻住庵も土砂崩れで立ち入り禁止となっていましたし、先週歩いた比叡山あたりの林道も通行止めになっており、影響は大きいようです。
京阪電車の皇子山駅からは、浜大津駅で乗り換えます。京阪電車は浜大津駅付近の線路が道路上に出ていて、この付近だけ路面電車化しているのが面白く、車両についても漫画のキャラクターが描かれているものもあって楽しくなります。
大谷駅で下車して蝉丸神社に向かいます。石段を登って蝉丸神社にお参りしてから戻り、逢坂山歩道橋へ。歩道橋の下には「逢坂の關址」の石碑があり、近くの説明板には百人一首の蝉丸や清少納言の歌も書かれています。歩道橋に登る道が通行止めなので、どうしようかと思いましたが、国道を渡ってみると、細い山道があって音羽山へ向かう道に合流しました。東海自然歩道の標識があります。
途中に電波塔のような施設があり、山道の分岐があります。分岐を過ぎてから琵琶湖が見える所があり、コースからちょっと外れてトイレのある「音羽山路傍休憩地」があるので往復しますが、トイレがあるだけでベンチもありません。ここには逆方向から来るハイカーのために、逢坂山方面には通り抜けできませんとの案内板が設置されていました。私たちも逆コースだったらやめたと思います。
音羽山頂上はコースからちょっと外れて往復します。頂上には送電線の鉄塔が立っていて北から西側が開けています。西には前日に登った愛宕山が見え、北には比叡山や比良山地と琵琶湖が見えます。(写真)
しかし、三角点はありますが、山名板は見当たりませんでした。ウェブで見る他の人の山行写真にはあるのに・・。誰かが持っていってしまったのでしょうか?
頂上から下って「鳴滝不動を経て膳所本町駅」への分岐、牛尾観音への分岐を分けてパノラマ台へ。パノラマ台はわずかに琵琶湖方面の展望が開けているだけでした。さらに下っていくと分岐から東海自然歩道は東へ下って行きます。まっすぐ南下する道はガイドブックには記載がありませんが、千頭岳への縦走路でした。
東海自然歩道を下っていくと「西山路傍休憩地」のトイレがあります。下りきった所は農業用貯水池があってのどかな雰囲気です。住宅地に入ると国分団地バス停があり、次に幻住庵バス停があります。
近津尾神社の石段を登って境内に芭蕉ゆかりの幻住庵跡の石碑があり、その上に復元された幻住庵がありますが、そこへ続く道が土砂崩れで立ち入り禁止でした。バス停に戻るとちょうどバスが来る時刻でバスに乗って石山駅に出ました。

 

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【京都府】清滝から愛宕山の周回

2014-12-02 23:38:14 | ハイキング

                  ここから先が境内となる黒門

【日 程】2014年12月2日(火)日帰り
【山 域】京都府
【山 名】愛宕山
【メンバ】本人、妻
【天 候】晴れ
【参 考】山と高原地図46京都北山(昭文社)、新・分県登山ガイド25京都府の山
【コース】清滝バス停(8:30)→水尾わかれ(10:30)→山頂愛宕神社(11:30-12:00)→月輪寺(13:00)→清滝バス停(14:45)

愛宕山は古典落語の題材になった山で、大文字山からも目立っていたので登りたいと思いました。
登り口の清滝へは京都駅からバスも出ていますが、朝早い便がないので、京都駅で山陰本線に乗り換え嵯峨嵐山駅まで行きました。駅から近いバス停はこの時間帯は清滝まで行かないので、少し歩いて嵯峨釈迦堂前バス停から乗りました。バスは一律運賃なので嵯峨嵐山駅までの運賃分損にはなります。バスには他に誰も乗っていませんでした。
バスが清滝トンネンルをくぐると終点の清滝登山口に着きます。赤い渡猿橋を渡って、赤い鳥居の前には昔ケーブルカーがあったとの説明板があります。この日から急に冷え込み、他に人も居ないので余計に寒々と感じられました。ところが、下から追い抜いて行く人や早くも上から下ってくる人がいます。車で来る人が多いようです。下ってくる人は頂上はマイナス5度でとても寒いと言いいます。
このコース、頂上まで50丁の1丁ごとにお地蔵さんなどがあり、消防団が100mおきに看板を立て、さらに○合目という表示、その上、頂上まで2,000mといった表示まであります。そして、昔の建物跡などを解説した説明板も多くあります。説明版を読むと、茶屋は1丁ごとにあったとか、古典落語「愛宕山」に登場する茶屋跡とか、落語に出てくる「カワラケ投げ」の説明もあって、その昔の賑わいが髣髴としてきます。現在もハイカーが多いようですが、その昔の面影は見られません。
三合目、五合目、水尾わかれの分岐の休憩所を過ぎて境内入口の黒門を通ります。神社境内は広く、頂上まで石段が続き、社殿に入ると入口横にストーブのある部屋があって、暖を取ることができてほっとします。愛宕神社は火伏せの神様と言うことでお札をいただきました。
石段を下って左に行くと、地蔵山へ向かう道を分けて、月輪寺方面に下ります。途中で、大杉谷に下る道を分けて月輪寺を経由して舗装された林道に下り、清滝と高雄を結ぶ東海自然歩道に合流します。清滝バス停に戻り、京都駅行きのバスを待つ間、「一文字屋食堂」で甘酒を頼んで暖まりました。バスで京都駅に戻るとすっかり暗くなってしまいました。やはりバスは時間がかかります。

 

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