「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【奥日光】三岳東峰ミニスキー

2006-01-30 23:19:41 | 山スキー
              (写真)太郎山、小真名子山、大真名子山

光徳牧場の手前から見ると三つのピークが並ぶ三岳。昨年、一番東の東峰に登るつもりで中央の峰に登ってしまい、今度こそと思ったのに頂上手前の雪を被った大岩に登ったところで時間切れでした。この岩の上からは北の於呂倶羅山から南の男体山まですばらしい展望が得られました。ここからミニスキーで下りましたが、ひどい藪と激しい凹凸、大岩や巨大倒木などが邪魔をして無事に下るだけで精一杯でした。

【日 程】2006年1月29日(日)日帰り
【山 域】奥日光
【山 名】三岳東峰
【メンバ】単独
【道 具】踵固定のミニ板(SALEWA swing 60)、スノーシュー(TSL205)、プラ兼用靴
【天 候】快晴
【参 考】1:25000地形図「男体山」
【コース】光徳牧場(10:00)→東峰取り付き(12:00)→三岳東峰下の大岩(14:45-15:00)→光徳入口バス停(17:00)

アストリアホテルでバスを下車し、光徳ロッジ近くでスノーシューを履いて雪道に入る。予定では昨年、中央峰に登ったのと同様のコースでまず、北部と南部を分ける「峠」に向かうつもりだった。学習院大寮に向かってスノーシューの跡を辿っていく。ところが「通いなれた」コースと思って油断していたら、踏み跡に引かれて山王峠へ向かうコースへ入ってしまっていた。取り付きは夏道と違ったので、別コースかと思った。赤テープの目印には本田技研山岳部と記されている。男体山や戦場ヶ原も見える明るい開けたコースで、気持ちがいい。多くのスノーシューでしっかりと踏まれていた。

三岳東峰のほぼ真東から、いよいよ取り付くことにする。ここまでは快晴の空の下、ぽかぽかと暖かくのんびり気分だったが、三岳の藪に入ると途端に空気が変わる。体感気温がいっぺんに下がり、暗く険悪な魔境に踏み込んだ気分。いきなり深い雪と急傾斜に始まり、大岩と巨大倒木が前方を阻む。立木に頼った苦しい登り、這いつくばっての登り、三岳に何回も通ってこういう登りのテクニックがだいぶ身についたと思っていたが、体力が低下してきたのか思うように登れない。

悪戦苦闘の末、ようやく頂上が見えたと思った。油断すると落とし穴にずっぽり嵌ってしまいそうな、危険な匂いのするところを慎重に進み、最後の急な雪壁を這い上がっていく。ところが最後が岩場になっていて難しい。スノーシューを脱ぎ、雪を落として手がかりを掘り出し何とか登りきった。しかし登ったところは小ピーク状になっているだけで、頂上はもう少し上だった。でも、ここからの展望はすばらしく思わず声を上げる。取り付いてからまったく展望がなく、その差が大きいせいもあって感動した。

頂上まではまだ少し時間がかかりそうなので、残念だがここから下ることにした。平らになっていてスキーを履くにも楽だった。ひどい藪なので邪魔になるストックは縮めてザックにしまう。急斜面と平らが交互に来るひどい凹凸の斜面で、時々ストンと落ちるところがあるが、短くてもスキーだけあって落とし穴に落ち込むようなことはない。しかし巨大倒木は避けようが無く、ストップして乗り越えなければならない。特に登ってきたコースは意識せずに下っていったが、結局取り付きのところに戻った。

明るいところに出て、平らになってスノーシューに履き替え、また斜度が出てきたところでスキーに。登りのコースから左に外れて沢に向かって急斜面を下った。下りきってまたスノーシューに履き替え、しばらく行くと堰堤に出る。堰堤を避けて右手に登り、スノーシューの踏み跡に合流し、光徳ロッジに戻る。あとは車道を光徳入口まで歩き、暗くなる前のバスの時間に間に合った。









【奥多摩】日ノ出山

2006-01-22 20:45:08 | ハイキング

 東京に雪が降った翌日、天気も回復したので手軽にスノーハイクを楽しもうと、奥多摩に出かけました。御岳駅からバスとケーブル利用で楽をして登り、日ノ出山から日向和田駅に下りました。雪は都内に降った量と変わらず少なめで、新雪だったので軽アイゼンは不用、スパッツとストック使用しました。また、厚着で暖かくして、ゆっくりと歩きました。

【日 程】2006年1月22日(日)日帰り
【山 域】奥多摩
【山 名】日ノ出山
【メンバ】本人、妻
【天 候】晴れ
【参 考】山と高原地図23奥多摩(昭文社)
【コース】ケーブル上駅(10:20)→日ノ出山(11:30)→三室山(14:00)→日向和田駅(15:00)

ホリデー快速で御岳駅へ。ちょうどケーブル行きのバスは子供づれの団体がいて満員となる。もっとも、この団体を除けば乗客はわずか。この団体が乗ってこないまま、がらすき状態でケーブルは出る。ケーブル上駅前の広場は新雪がきれいで気持ちがいい。

御岳山頂上方面の道を分けて日ノ出山に向かう。日ノ出山直下の東雲山荘は閉じていた。頂上に着くとすでに休憩している人がけっこういる。快晴で大岳山が大きく、鷹ノ巣山の姿もいい。景色を眺め、写真を撮り、おにぎりを食べ、しばらくのんびりしていると、登ってくる人も多い。

三室山方面へ向かう。軽アイゼンを着けてみたが、雪が少なく却って歩きづらいのですぐにはずした。いったん林道に出て梅野木峠からまた山道に入る。愛宕山方面への分かれ道から三室山へ向かって登る。頂上からは新宿あたりのビル群が見える。ここからはどんどん下っていき、ゴルフ場の脇を通って車道に出る。梅の公園の横を通って日向和田駅へ。登りの少ない楽なコースで天気も良く、気持ちのいい一日だった。