「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【奥日光】三俣山周回

2009-11-06 23:49:12 | 道不明瞭
               三俣山頂上から錫ヶ岳、笠ヶ岳方面の展望

昨年6月に黒檜岳からシゲト山と歩き、1,928mピークから西ノ湖へ下りました。今回はその続きで北に伸びる尾根に取り付いて1,928mピークに登り、先日降った雪がうっすらと残る三俣山へ。そこから宿堂坊山に続く稜線を行き、宿堂坊山の一つ手前のピークから東へ伸びる尾根を下りました。登りの尾根には目印も見かけましたが、下りの尾根に目印はありません。

【日 程】2009年11月6日(金)日帰り
【山 域】奥日光
【山 名】三俣山
【メンバ】単独
【天 候】快晴
【コース】西ノ湖入口(9:40)→1,928mピーク(12:30)→三俣山(13:50)→宿堂坊山との鞍部(14:30)→西ノ湖入口(16:30)
【参 考】山と高原地図13日光(昭文社)

紅葉も終わって奥日光は人もまばらとなり、低公害バスも小田代原で4人下車すると私ひとりになった。バスから降りて西ノ湖までの道はカラマツの落ち葉で敷き詰められて、ふかふかした茶色の絨毯のよう。朝日を浴びた木の影が映って奇麗だった。西ノ湖は水が少なくて干上がった跡を歩いて、振り返ると葉を落とした木々の向こうに男体山が大きい。左手に山の斜面を見て、枯れた沢を渡って行くと道に出会い、辿っていくと「かくれ滝」の標識があった。方角を右に取りすぎたことがわかり、左に修正した。前方に見えたきた斜面は比較的登り易そうに見えて取り付く。しかしすぐに思った以上の急登になった。なんとか尾根に出ると赤テープの目印があった。

1,928mピークに続くこの尾根は、たまに目印を見かける程度で踏み跡は不明瞭である。一箇所だけ左手が開けており、男体山から太郎山の山並みと中禅寺湖、そして西ノ湖の干上がった部分も確認できた。登り詰めた1,928mピークには「黒桧岳へ」の標識がある。黒桧岳から三俣山へ続く尾根は踏み跡もはっきりして、目印も比較的多い。ピークからいったん下って次のピークを越え、再び下って登りつめる。しかし三俣山はまだ先で左に方向を変えて下る。このあたりは尾根筋がはっきりせず、やや迷うところ。宿堂坊山方面への縦走路を分ける鞍部から少しで三俣山頂上にようやくたどり着く。先日の降雪後に三俣山に来た人はいなかったようだ。思った以上に時間がかかり、この時点で低公害バスの最終には無理で、暗くなる前に西ノ湖入口まで戻れればと覚悟した。

鞍部に戻って、宿堂坊山方面へ向かう尾根に入ると標識や目印が急に多くなる。うっすら雪で覆われた急な道を滑り降りるように下っていく。目印は多すぎるくらいあって、道はわかりやすく下りなのでいいペースで下った。しかし、鞍部からの登り返しは疲労も溜まってきてつらい。宿堂坊山の一つ手前のピークまでも登らず、途中から下り気味にトラバースして尾根に乗った。この尾根には目印もなく、踏み跡も見られず、藪もけっこうあって時間をとられた。尾根に沿って下るつもりだったが、最後は左手の沢に下ってしまった。沢には水流があって小滝もあり、巻きながら下る。少し行くと沢は逆に水量を減らして伏流となった。「かくれ滝」のある沢と合流したあと、はっきりした踏み跡が現れ、西ノ湖に導かれる。

西ノ湖入口から車道を行く途中で日が暮れて、ライトをつけて歩いていると後ろからやってきた車が停まって乗せてくれた。「クリンソウ」を咲かせているお宅の人で、増えすぎた鹿の害についてみんなに考えてほしくてクリンソウを咲かせているのだが・・と話してくれた。西ノ湖へ下る途中には多くの鹿を見かけており、生態系のバランスが崩れているのは確かだ。


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1 コメント

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三俣山 (ゆうこく)
2009-11-08 17:37:46
三俣山から見える山並み 稜線もきれいですね。
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