「たぬきせんべい」の山ある記

ニフティの「山のフォーラム」が消滅したのでブログを始めてみました

【前日光】川化山、かまど倉

2015-12-08 23:55:12 | 道不明瞭

                  川化橋から黒川と川化山(中央奥)

【日 程】2015年12月8日(火)日帰り
【山 域】前日光
【山 名】川化山(497.5三角点)、かまど倉(556.7三角点)
【メンバ】単独
【天 候】快晴
【参 考】電子国土地形図、栃木県の山150(随想社)
【コース】板荷駅(7:20)→川化山(9:30-50)→かまど倉(11:00)→林道(12:15)→板荷駅(13:10)

日光に行く途中、板荷駅を通る時に採石で削られた山肌がいつも気になっていましたが、山歩きの対象にはならないと思っていました。電車・バスで行ける前日光あたりの山もほとんど行きつくしたかなぁと思っていましたが、ガイドブック(栃木県の山150)で、かまど倉と川化山を知りました。
ガイドブックでは川化林道を終点まで行って、送電線鉄塔からかまど倉を往復するコースを紹介していますが、今回は川化林道に入ってすぐに川化山の尾根に取り付き、尾根伝いに川化山からかまど倉に至り、川化林道の南側の尾根を下り、途中から川化林道の支線に出ました。
板荷駅からは東武鉄道に沿って北鹿沼駅方面に戻り、川化橋で黒川を渡ります。大川化林道の標識を見てすぐに、右に分岐する川化林道に入ります。入ってすぐ、右の斜面に取り付きやすい所を探して登り始めます。初めは藪っぽいのですが明瞭な尾根に至ると登りやすくなります。目印も出てきて、展望のある簡単な岩場を過ぎ、多少のアップダウンを繰り返す穏やかな尾根が続きます。
このまま問題なく川化山に登り着くかと思ったころ、頂上直下で岩場が現れました。岩場の右手はかなり威圧的な高度を持って落ち込んでいますが、直進方向の高度は見えている限りはそれほどでもなく、目印も付いています。
最後がハング気味に見えますが、目印も付いているので取り付きました。ホールドは比較的に信頼できますが、滑落したら無事では済まないので慎重に行きます。登山道なら当然鎖場になる所ですが、固定ロープも無いので岩場に慣れてない人は避けたほうが良さそうです。左から巻いていくこともできたかも知れません。
岩場は何段かに分かれて続き、上部からは近くにかまど倉、遠くに二股山の展望がありました。最後に痩せ尾根を通って川化山頂上に着きます。三角点標石と山名板が3枚ありました。
山頂から北に目印と踏み跡があるので途中まで辿ってみました。尾根は二つに分かれ左に目印があります。左の分岐は北へ下るルートで右の尾根は採石現場へ続くのではないかと想像しましたが、どうでしょうか?このあたりでは黒川を見下ろす展望があります。
川化山からの下りは痩せ尾根を戻って目印のある所から下ります。尾根の初めは目印もほとんどありませんが、下るに従って多くなり、最低鞍部を過ぎると道も明瞭になります。送電線鉄塔の下からは近くに羽賀場山が大きく、遠くに日光連山や皇海山も望めます。
急登をこなして登り着いた「大岩壁かまど展望台」と標識のあるところで展望を楽しみ、すぐ先が展望の無い山頂です。川化山と同じく三角点標石と山名板が3枚ありました。頂上の先に石祠がありその先からの展望も素晴らしいのですが、下は岩壁でとても下れません。左手の沢状から巻こうかとも思いましたが、荒れた感じでルートがあるとは思えません。いったん頂上に戻り、「大岩壁かまど展望台」に少し戻った沢状を下ると踏み跡がありました。山頂と展望台の下にそれぞれ大きな岩場があり、その中間を下って山頂側の岩場の下に出ました。あとは尾根を下っていきますが所々で岩場や急斜面を下ることになります。
そのうちに穏やかな尾根となって目印も多く、気持ちよく下っていくと、やがて尾根が広く不明瞭となり藪っぽくなります。ここで左下に林道が見えたので下りました。あとはこの林道を行くと、大きな林道に合流して行き、やがて「かまど倉入口」の標識が出て来ました。登り始めた場所に戻って、朝来た道を板荷駅に戻りました。終始快晴で風も無く気持ちの良い一日でした。

 

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