『地水火風空』

【TamuraTech Japan】のブログ

2016.7.3〜5 『神社おそうじ隊 裏出雲見参!』その2

2016-07-09 | 神社おそうじ隊 2016

『丹後一宮 元伊勢 籠神社』
【別称】 籠宮大社(このみやたいしゃ)・元伊勢大神宮・伊勢根本丹後一宮・一の宮大神宮
【旧社格】 延喜式内・名神大社・月次・新嘗・案上之官幣大社・山陰道一之大社

数多ある「元伊勢」を称する神社の中でも、群を抜く社格と知名度。
ちなみに、「元伊勢」とは、「三重県伊勢市に鎮座する伊勢神宮(皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮))が、現在地へ遷る以前に一時的にせよ祀られたという伝承を持つ神社・場所」のこと。
ご興味ある場合、こちらを参照ください。

主祭神・彦火明命(ひこほあかりのみこと)は、天照大御神の御孫神で、邇邇芸命(ににぎのみこと)の御兄神。
別名として、天火明命(あめのほあかりのみこと)・天照御魂神(あまてるみたまのかみ)・天照国照彦火明命(あまてるくにてるひこほあかりのみこと)などがあります。
『神社おそうじ隊 見参!』としては、『ニギハヤヒ』という名称の方が馴染みがありますね。
2014年3月、「大阪春の陣」において、テーマとさせていただきました。


古事記、そして日本書紀の記述に基づけば、初代天皇は神武天皇。
しかし、それ以前にヤマトには統治者がいて、それがこの「ニギハヤヒ」というカミになります。
このこと自体は記・紀にも記述され、その意味では“正式”な日本史です。

そして、さらに記・紀の記述によれば、「ニギハヤヒ」は、その統治者の権利を神武に譲った、となっています。
それにより神武は、“初代”天皇、統治者となりました。
譲ったのだから、つまりは先代がいたことになるだろうに、初代…という矛盾が、「ニギハヤヒ」に纏わるミステリーの根幹にあります。




『元伊勢内宮・皇大神社』

旧村社。
祭神は天照大神。天手力男命、栲幡干々姫命を配祀。
丹後・丹波一円にかけ広く尊崇され、舞鶴あたりでは「元伊勢」といえばこちらを指すという。


『天岩戸神社』

祭神 櫛岩窓戸命、豊岩窓戸命、大宮売命、八意思兼命
神々が天下った地という岩戸渓谷に鎮座。



『元伊勢外宮・豊受大神社』

御祭神 豊受大神
丹後地方へ天下った農業の神様「豊受大神」を祀る。
伊勢神宮外宮の元宮といわれる。

三社で「元伊勢三社」とされています。


また、皇大神社から天岩戸神社へと向かう道中には、


神体山である日室ヶ嶽の遥拝所があります。
この場所から願い事をすると、一つだけ願いが叶う「一願さん」として知られています。
山頂に夏至の日に太陽が沈んでいく様が見れるそうです。


さて、今回は「裏出雲」がメインテーマです。
決して「元伊勢」巡拝では、ありません。

これもまた、「裏出雲」。
さてさて・・・。





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2 コメント

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URA,URA、、、 (ASADA)
2016-07-13 16:35:46
田村先生、

このご神体は、ちょっと、ドキドキしました。
山は、いいなぁ~♪
なんだか、ブログの文章を拝見しながら、
あぶり餅と、みたらし団子が、食べたくなりました!!
返信する
コメント、ありがとうございます。 (田村)
2016-07-13 18:13:57
ASADAさま

この辺りは、山も深すぎず、ちょうどよい塩梅の山でしたね。

ありがとうございます。

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