『地水火風空』

【TamuraTech Japan】のブログ

ストレス・ハーモニー

2010-05-31 | 2009-2010年
6月17日に、

『ストレス・ハーモニー』

という、ワークショップを実施いたします。




「ストレス…ハーモニー???」
「そもそも意味わからないし」

という感じかもしれませんが
ともかく、実施いたします。




「ストレス」

この言葉は、誰もが自然に使う日常語として、いつしか定着した感があります。

「頭痛い」→「それってもしかしてストレスからじゃない」
「タバコの本数増えた」→「それってもしかしてストレスからじゃない」
「会社行きたくない」→「それってもしかしてストレスからじゃない」

多少おおざっぱですけれど、このような使い方・使われ方をしますよね?
そして、それでじゅうぶん意味は理解できるはずです。





「ストレス」という言葉が、現在のような意味で使われるようになったのは、
カナダの生理学者、ハンス・セリエ氏が、『ストレス学説』という理論を、
1936年に科学雑誌「ネイチャー」に発表したことからと、いわれます。

もともと「ストレス」という言葉自体は、物理学的な用語でした。
それを、セリエ氏が応用したようなカタチですね。




学説的な意味や理論は上記リンクを参照いただくとして、、、、。
私のワークショップは

「体感・体験」

を重視しています。
今回でいえば、

「ストレスをハーモニー(調和)する」

という考え方と方法を、「体感・体験」しながら覚えていただこうと
いう主旨になります。


たとえば…

道を歩いていて、石につまずき「なんだよ、あの石は」とイラツく…これも「ストレス」です。

「あのヒトのスタイル、カッコいいワタシと大違い…」などと考えてしまう…これも「ストレス」です。

「ワタシはどう生きていけば良いのか」などと、常々悩むこと…それも「ストレス」です。


会社や家庭の人間関係や何かで失敗した…そういうことが「ストレス」なのではなく、
実はこれらはさまざまな小さな「ストレス」の蓄積した結果、であることも少なくは
ありません。




まあ、あんまりムズカシく考える必要もないですが
自分で「ココロ」を整理する、そのためのツールを望む方には、今回のワークショップは
とても有益ではないかと、思います

お時間あれば、是非おいでください。



お問い合わせは、私の方へ

お申し込みは、こちら(Tコラボ茶会)へ




















トランスフォーメーション(予告)

2010-05-21 | 2009-2010年
現在、ウェブサイトをリニューアル作業中


今日、来訪者の方に

『「トランスフォーメション」はやらないの?』

といわれました

「新しく独自ドメインになったら、記事入ります」

ということを申し上げましたが、考えてみたら予告も何もしていないなと思い、
ウェブサイトに記事立ち上げるまでの間、このブログに少しだけアップしておこうと





「トランスフォーメーション」とは、「変化」「変容」などを意味する言葉。




たとえば、あなたが「ヤセたい」という願望を持っていたとしましょう。



その「ヤセたい」という願いは、ある方向から観れば「変身願望」。


「いまとは違うワタシになりたい」
「ヤセてスマートになればワタシも輝けるかも」


「ヤセたい」という願いに限らずですが、人の願望はこのようにどこかに

「そうなったことによる、期待されるメリット」

を、その願いの内側に忍ばせているものです。



そう。

「ヤセる」ことそのものよりも、本当の願いはその「期待」をベースにしたメリット。
それが本命ということに、「仮に」ここでは設定して話を進めます。



しかし、一歩進めて考えてみると、では実際に「ヤセる」ことに成功したとして、
その「期待」されるメリットは享受できるのでしょうか?


そう。

そうなるかどうかは、わかりませんね。
でも、それでもたぶん、たとえわからなくても

「ヤセたい」

ことは、変わらないでしょう。



本当は「ヤセる」ことが目的ではないのに。


本当は「輝く」ことすら、「期待されるメリット」すら、「本当の願い」だとは限らないのに。




『トランスフォーメーション』というのは、このように複雑多岐にわたる
心の内側を、あたかも交通整理するかのように整理することから、始まります。


心のどこかにある「本当の声」。
その「声」は、意外と『シンプル』なのかも、しれません






頸椎(首)の諸相

2010-05-17 | 2009-2010年
つい先ほど…

『TAMURATIC錬達舎』の整体施術的アプローチである
「ボディデザイン」での出来事。


膝を悪くされ、医療関係始め転々とさまざまな治療経験を経て、
移転前の私の施術処に通われるようになった方。

書けばなかなか壮絶な治療体験をされているのですが
さすがに、それはここには書けないことばかり

初めて来訪された折の膝の腫れ具合は、今でも覚えています。


さて、「自然治癒力を喚起して、姿勢を良好にしていく」アプローチを入り口とした
当『TAMURATIC錬達舎』

もちろん「医療」でないのですが、今日この方の来訪目的は、その膝ではありませんでした。


「(テニスをしていないのに)テニスエルボー」
医学的には、このように診断されたそうです。

いわゆる「テニス肘」は、肘関節の外側、手関節(手首)伸筋群の共同起始(はじまり)部に
痛みを生じるもの。

料理人やパソコン仕事の方など、過度に腕を使用する職業の方に多く起きると
されていますが、その方はそういうこともないそう


ともあれ、この改善を当面の目的とされ、今回は来訪とのこと。



さて、仰向けやうつぶせで観察していくと、どうも肘そのものより、やはり膝や股関節、
そして、痛みの出ていない側の上半身に運動の制限、つまり筋肉や関節の動きの悪さが
あります。

その方面のアプローチを加え、速やかに姿勢改善…のはずが、どうもおかしい…。
あまり顕著な変化が、起きていないのです。


さて、どうしたものか…と、思っていたところ…
あるキッカケで

「以前、首のヘルニアと医師に云われた」

というお話を何気なくされました。

ピン

とそこに反応し、観察をし直し。


案の定、普段は行わない、うつぶせで深く首を前に倒した姿勢をとると、平常の観察では出てこない、
左肩の浮きや胸椎部のゆがみがはっきり出ていました。



このあと、適切にアプローチして姿勢の改善を促し終えました。
ちなみに当面の目的である「肘」には、ほとんど触れていません。

それは、まずひとつの考え方として、「痛みのある処にはなるべく触れない」ことを
前提として、その部分でなく、常に「全体」を視野に入れてアプローチするため。

症状のある処は、多くは全体のひとつの反映として、それを起こしているもの。
今回の場合も、そのように私には観察されました。

「姿勢」を改善することで、気血の流れは促進され、結果としてその症状を起こす
理由自体まで変化すれば良い…ですよね


今回改めて感じたのは、姿勢改善をしていくうえでの「頸椎(首)」の重要性。

7つある「頸椎(首)」は、すべて「身体」全体の統制的な役割をしています。
それは、脳神経・自律神経・血管系・ホルモン系などと深く関わります。

その多岐多様なる諸相は、やはり一筋縄ではいかないものです。










2010.5.13 『ブレイクスルー・ビューティー』コラボ茶会  報告

2010-05-14 | 2009-2010年



3回連続講座の最終回。

今回途中から

『ブレイクスルー』

という言葉をタイトルに加えさせていただきました。

「価値観や概念の変化・変容」

このような観点が、このワークショップの特色を現しているように思います。


ただそうはいっても、私から

「こういうのっていいよね」
「美しいってこういうことでしょ」

という感じで、思考法やパラダイムを教え込む、というものではありません。


むしろその逆。

「そういうことから、一度離れてみても面白いかもしれませんね

という感じです。



「こうすればヤセる」

というメソッドや理論は、もはや雨後のタケノコのごとく存在しています。
ですので、そういうものが「ほんとうに」欲しければ、それらを実践されることでしょう。

でもたぶん、

そうじゃない何かを心のどこかで感じているから
そういうことじゃない何かを心のどこかで知っているから

そこに目がいっても、納得して実践できないということも、あるのかもしれませんよね?


それは

「そうじゃない、そういうことじゃないことを、あらかじめわかっている」

ということでは、ありませんか?




人の心とは、繊細微妙にして多層多彩。
でも、その根源は、いつだって『シンプル』なのだと、思います。

積もり積もったさまざまな痕跡を整理整頓していけば、「答え」には自然に、たどりつくもの。
なぜなら、それをすでに「知っている」のだから。

今回も、改めてそのことを実感しました。




さて。

3回連続でご参加いただきました皆様。
本当に、お疲れさまでした。

おそらくフツウに「ヤセル講座」を期待してこられた場合、初回で気持ちがひいて
しまうのではないかと思いますが、さすがというかありがたいというか、最後まで
お付き合いいただけました。

そういう皆様であったからこそ、今回のようにディープな内容になったように思います。

本当に、感謝いたします。
ありがとうございました


そして、いつもいつも、陰に陽にありがとうございます。
サロン主宰・クロノさん
次回もまた、何とぞ宜しくお願いいたします。


そして今回、先だって来訪者さまに頂いた手縫いの作務衣を着用いたしました。


軽く動きやすく、楽に着れました
本当に、ありがとうございます。




移転して丸1年…

2010-05-04 | 2009-2010年
2009年5月2日に移転して、おかげさまで1年が経過しました


1年という月日は、長いようで短くもあり。
あの怒濤のような「移転」の日は、いまだ記憶に新しく






あの日からの日々を想うに、
外面的にはあまり大差ないまでも、内面的にはずいぶん変化したような気もします


たとえば、
以前の処は高台であったこともあり、あまり年齢の高い方は来訪されませんでした。
しかし、ここに移ってからは、そういった方々に来訪いただく機会も増えました。


こうしたことも、ただ「場所」だけのことではなく、それも含めさまざまな「気」が
変化し、それがいまの現実となって反映されている…

そう、捉えることも、大切かなと



また、アプローチのメニューも、

「ボディデザイン」「ヒーリング」「トランスフォーメーション」

という、3段構成にしました。


これに関しては、見習うようなモデルもないため、これからさまざまな検証を加えていく
必要性はあるものの、私個人が、「個人セッション」というカタチでアプローチさせて
いただくうえでは、いまはベターかなと、思っています



そして、

「セラピー」「整体」「ヒーリング」…

といったことへの、見方・考え方も、この1年で(個人的には)著しく変化したな、と思っています


これから、私自身が咀嚼吟味していきながら、こうしたこともゆっくり伝えていければと、
思っています



ともあれ、移転して丸1年。

まずは、この1年ご縁いただきましたすべての方々に、厚く感謝申し上げます。
さらに、これまでご縁いただきましたすべての方々に、厚く感謝申し上げます。
そして、そのご縁を紡ぐすべてのつながりに、厚く感謝申し上げます。


今後とも、宜しくお願い申し上げます。






「ダメージ」の身体記憶

2010-05-01 | 2009-2010年
そしてもうひとつ。
ここ最近の来訪者の方々の傾向で目立ったのは、

「過去のダメージ」

の記憶が、「身体」に影響して体調不良を形成させていたケース。


この場合の「ダメージ」は、過去の事故や転倒などで急激な打撃的ショック
によるものを、いっています。


たとえば、つい昨日のこと。

月に1、2度のペースで仕事帰りに来訪いただいている方(女性)ですが、
どうもいつもと比しても、様子がおかしい。
聞いてみると、この数日はこのような感じとのこと。
話をしていてもどこか上の空といった様子。

少しづつ様子を観ながらアプローチしていくと、重ダルい感じの気が
ジワッと感じられてきました。
感覚的で申し訳ないですが、たとえていえば金属的な感じでした。

うつぶせになると、仙骨部は硬く浮き上がっています。

「背骨」のある箇所に指がいくと、「あ、コレだな」と直観し、そこを抑えました。
(「抑える」というのは、技術なのです


数秒経過してから、「イタッ!!」と反応。
その抑えた箇所を適切に調整して、手を離すと

「いま、最初抑えたときわからなかったんですけど、しばらくたって刺すような
 痛みが起きてきました」

と、驚かれていました。

そのすぐ後には、仙骨の硬さも浮き上がりも自然に整い、そのあたりに心地よい
温かさが戻ってきたようでした。




この時、「コレだ」と抑えたと同時に、私の脳裏には

「ああ、これでこの方の『ダメージ』は改善するな」

とよぎりました。


この方は、過去生死の境をさまようほどの事故を経験されています。
その「ダメージ」は深く、「身体」に痕跡を遺しています。

「ダメージ」の身体記憶は、ちょうどこの時期、体表に顔を出します。
その顔を出した時が、その「ダメージ」を深いレベルで調整可能な時期なのです

調整後、何かが剥がれ落ちたようにスッキリした様子でした。
また私自身も、これまで届かなかったその方のその「ダメージ」の深層にアプローチ
することができた、という実感を得ることができました。



今回のケースに限らず、心身のさまざまな不調には、このような「ダメージ」の
影響から起きている場合というのも、あるものです