皇大神宮別宮『伊雑宮(いざわのみや)』
伊勢神宮には、よく知られる内宮・外宮のほかに、百二十三の宮があります。
「そんなに
」と思われるかもしれませんけれど、いうなれば「伊勢神宮」とは、
これら百二十五の神社の集合体なのです、ね。
この『伊雑宮』は、別宮であり、別宮とされる神社は全部で十四社あります。
古くから天照大御神の遙宮(とおのみや)と呼ばれ、深い信仰があるということです。
この『伊雑宮』もそうですが、伊勢神宮というのは古代への追憶、ロマンをかきたてます。
(有名な「倭姫命世記」など…)
それらは、人の知りたい、真実を解き明かしたいという願望を同時にかきたて、これまで
数多くの考証が重ねられ、さまざまな説が湧き上がってきているようです。
しかし「おそうじ隊」はそういうこととは関係なく
そこに何があろうと
もちろん、何もなかろうと
ただただ「いのり」、ただただ頭を垂れるのみ。。。
参拝後、境内脇の駐車場のさらにその裏に広がる「御神田」へ。
「御神田」をもつのは、別宮でも唯一なのだそうです。
写真ではほとんど伝わりませんが、心に沁みる素晴らしい空間でした
こうした風景に出会うこと、それそのものが大切なのかな、と。。。
前日の私の〈ナンチャッテ天気予報
〉では、「晴れ
6 曇り
4」でした。
(ちなみに、雨
かどうかは、全然調べてないです)
何のかんので、けっこうその通りな感じの天候。
さて、ここから
『天岩戸神社』へと。
そして、ここからが、ある意味でのメインイベントとなったのでした…。
…この日の朝、「おそうじ隊」全員でのホテルバイキングの時に、タロットカードに
「今日はあなたがリーダー、導いてくださいね
」
と通達されたのは、今回私を除く唯一の男性参加者、K隊員
そもそも、レンタルしたその車
に備えつけられていたナビ。
これが非常に見にくいらしく(私にはよくわからないけれど)、それまでの道中も何とも
アヤシいものでした。。。
(ちなみに、彼の名誉のために断っておくと、運転自体は慣れていて心配ない様子でした
)
「天岩戸神社」へ、その通りに向かいながら、突然方向を変える。。
変えるだけでなく、どうしてそっちに行くのかわからない「山」に入る。。
…など、普通に考えたら「リーダー失格
」なことばかりされていたのでした。
しかし、その「アヤシい」にも、ワケがあるもの。
彼が「今日のリーダー」となった経緯もそうであれば、この道中でのハチャメチャな迷走もそう。
翻って考えてみれば、時に、
「あれ、オレ何やってたんだろ…」
「ワタシ、どうしてこんなところにいるの…」
ということはけっこう誰にでもあるもの、ではないでしょうか。
また、飲み過ぎて自分を失っても、だいたいはおウチに戻れます。
これを「帰巣本能」と説明するのはカンタンなれど、では、「その本能の出てくる元は…」と
なると「発生的に最も古い脳」とかいう方もいるかもですが、では、そこはナゼそのような
仕組みなのかというと、、、そこから先は、「仮説」になるかと思いますが、、、
さてさて、いかがでしょう
この時も、何のかんので、結局は「天岩戸神社」に到着するのですが、ハチャメチャな割に
大きくはルートを外していなかったり、します。
それをここでは、あえて「導かれた」と、いっておきましょう
誰に
まあそれは、隊員のみぞ知る、ということで。。
予想していたように、お地蔵さまやお不動さまなども多数おられました
「神」「仏」は、この日本においては、大きくシンクロしていますから、ね。
こちらから、さて本日のフィナーレ
『外宮』へ…
…なのですが、K隊員、分かれ道で、「それワザと
」というような逆走。。
まあ、ほどなく修正できたのですが、、、、何とも面白い道行きでした
そして、ほどなく到着。
お昼を食べずにここまで来た面々。
少々疲労の色をのぞかせるも、全員シャキシャキと『外宮』参拝。
何とも愛らしい目の「神馬」。
ここでは、やはり
『多賀宮』
御祭神、
豊受大御神の荒御魂をお祀りされています。
こちらは、百段くらいの石段の上にあるのですが、やはり大切なものは、上におくものです、ね。
感覚的な意味での「内宮」「外宮」のちがいを、個人的に体感したかったワタシ。
さてその感想は…というと、
「やはり歴史はそのままではわからんものだな~
」
という感じ、でした。。
これにて、『神社おそうじ隊 番外編:伊勢』は、終了です。
まずは、今回隊員となっていただいたAさん、Iさん、Kさん(女性)、Kさん(男性)
みなさまのおかげにて、大変によい伊勢の旅となりました
そして…
「おそうじ隊」について、私はたぶん、これといった説明をしなかったと思います。
まあ、求められてもおそらくはボカしてお答えしただろうとは思いますが
、
それにも関わらず、ああして楽しくご同行させていただいたこと、心より
ありがたく、また嬉しく思います。
「これこれこういう目的で・・・」
「ここにはこういうありがたいカミサマがいるので、みなさんこういう感じで・・・」
と、意識を同じ方向に向け、そのように参拝ロードを歩むことは、はっきりいってカンタン。
でも、これでは「おそうじ隊」ではなく、ただの「ツアー」と同じになってしまいます。
それはそれでありですし、よいとは思いますけれど…
ただ、「おそうじ隊」は、そうではないということです。
ただただ「いのり」、ただただ頭を垂れる。
そこで湧き上がる、定型化されていない、自らの「感覚」。
なんとなく、みなさまにはいわずとも伝わっているのだな…
そう感じておりました
今回のご同行、本当にありがとうございました。
できますれば、またの機会にもご同行できましたら、嬉しく思います
次回の「番外編」は、九月に
「出雲」へ向かいます。
その前、六月に
神奈川県横須賀市へ、日帰りでの「おそうじ隊」です。
さてさて、どうなりますことか…
愉しみ、です。