『地水火風空』

【TamuraTech Japan】のブログ

【お知らせ】ウェブサイトのドメインについて

2010-06-28 | 2009-2010年
【TAMURATIC】錬達舎のウェブサイト

インターネット上での定住処が、決定いたしました


http://www.tamuratic.com/


となります。
(上記リンクをクリックすると、自動的にこのドメインで開きます)



そのことにより、本日より


メールによるお問い合わせ

info@tamuratic.com

あるいは

mail@tamuratic.com

で、承ることにいたします。

上は、メインアドレス。
下は、サブ的に予約や質問用にと



また、そのことにより

info@tamuratic.net

という以前より使用しておりましたアドレスは、
一定期間ののち使用停止といたします。


今回のアドレスは、申し分無く稼働しております


何とぞ、宜しくお願いいたします。



【TAMURATIC】錬達舎    田村 竜治

あるひとつの問い

2010-06-26 | 2009-2010年
「足首の捻挫」という身体現象は、ほとんどの方が経験されているのでは
ないでしょうか?



この身体現象は、主に足首を過度にひねったことにより起きます。

関節の周囲を保護し、それぞれをつなげている靭帯などが「ひねり」という
強烈なストレスに自動的に反応し、剥がれまいと懸命になってギュッと硬く
強くなり被害を最小限に止めようとします。

その反応には、強力なエネルギーを要します。
そして、その修復にも多大なエネルギーを要します。

熱のエネルギー、体液(水)のエネルギー、細胞同士の連結を取り戻していくエネルギー…
そうした多くのエネルギーの集積を経て、身体は次第に快適さを取り戻していくのです。


この時に行われる、自動的な身体修復のプロセス。
このプロセスそのものが、いわば「治っていく働き」そのもの



たとえば、一般的に捻挫などの場合は「湿布」を貼ることを思い浮かべます。

湿布は主に、熱を冷まして神経を鈍くさせていくことで痛みを和らげます。
つまり、それそのものが治しているのではなく、そのことによって自然に治癒していく
までの間を、辛くないようにしているといえば良いでしょうか?

たとえば、身体の調整。

身体の調整によって、軽度のものであればその場で速やかに改善もいたします。
しかし基本的には、これすらも技術的な刺激によって自然な治癒の働きを高速度に
そして強力に促しているに過ぎません。



このような自動的な修復のチカラがあって、人間は生きています

病気やケガが回復していく、その本当の仕組みなど、誰にもわかりません。
薬や湿布が、何かを治癒させているのではないのですから。

源にそういう働きがあり、その働きを促しているだけのこと。

ただ、その働きを促すための方法や手段は、多様だということ。





「『治る治らない』ということが、よくわからない

と、問われることがあります。


このような問いを発するということは、たとえば「捻挫」などの、自身に起きる
さまざまな身体現象を、ただ何となく感じているだけ、と思えてしまいます。。。

腫れがひいたり、痛みが消失していくそのプロセス。
そのプロセス自体を、しっかり感じてみることです。

そのように、自分自身をあたかも「観察」するように思いやることで、何かしらの
納得は、やってくるのかも、しれません






胸鎖乳突筋

2010-06-21 | 2009-2010年
「胸鎖乳突筋」という筋肉があります。
(位置や解剖学的作用などはこちら




リンク先に図がのっていますのでおわかりになるかと思いますが、「乳様突起」
いう頭蓋骨の一部と鎖骨・胸骨という体幹部を結んでいる筋肉です。

頭を前に倒したり、左右に廻したりする時に、筋肉運動としては
主な働きをしています。

この筋肉は、実は誰でもカンタンに触れることができます。
試しに鏡の前で、どちらでも良いので右か左を向いてみてください。
そうすると、首の前側で筋張った「胸鎖乳突筋」に触れることができます。




さて、この筋肉。
実は、「身体」へのアプローチにおいて、役割としてかなり広範囲に
影響を与える筋肉でも、あります。

「身体均整法」では、たとえば

○頭部の右回旋運動の制限は、心臓や胃の噴門部・小弯
○頭部の左回旋運動の制限は、肝臓や胃の幽門部・大弯

と関連するといいます。

これは、単に経験から観測される類推のみでなく、内臓諸器官と関わる「迷走神経」と
この「胸鎖乳突筋」は深く関係することからも、いえることです。

もちろん、個々人それぞれの身体傾向は違うので、ここでいう運動制限の「程度」や、
「その影響の深度」などは個々人それぞれで違いますが。



また、この筋肉がキリッと引き締まっている男性は酒に強く、太くダブッとした
印象を与える男性は、酒に弱いといわれます。
これなども、前述の内臓との関わりからいえば、キリッと締まっていれば
肝臓などの働きが良く、太くダブッとしていればそうとはいえないため…という
見方もできますね。。。

これはおおむね女性にも同様かとは思います。

ただ「身体均整法」では、女性とこの「胸鎖乳突筋」の関係については、
セクシャルな面での記述がほとんどなので、もし興味があるのでしたら、
直接来訪時にでも、お尋ねください




あ、ひとつだけ…



この筋肉が長く、弾力があり、キリッと張り出してキレイに見える女性は、

良妻賢母タイプ

だそうです


さてさて、、、
あてはまっていますでしょう、、か





2010.6.17 Tコラボ茶会 『ストレス・ハーモニー』報告

2010-06-19 | 2009-2010年
今回のコラボ茶会は、そのものズバリ

『ストレス』

をテーマとしたもの。

このテーマ自体は、現在では各方面(どんな方面?)でさまざまな対策や改善、打開策などが
講じられ、とりたてて珍しくもないように思えるかも、しれません。

それらは、

◯もうすでに起きてしまっている「結果」
 (会社や人間関係などで蓄積した、結果としての「ストレス」)
◯それを起こさせる「対象」
 (「ストレス」を生じさせる出来事や人など)

などへの方法がほとんどではないかと、思います。



今回の『ストレス・ハーモニー』は、そういった角度からの方法ではありません。


つまるところ、「ストレス」を感じたり、蓄積したりするのは、ほかでもない

自分自身

なのですから、外部は基本的(本質的)には一切関係ない…という地点から、
進めていくものです



外部、つまり自分以外の「人」や「出来事」をうんぬんしていても、また
蓄積した「結果」としての『ストレス』にいくら対策を講じようとも、
肝腎の自分自身の「心」は、おそらくは何も変わらない。

そもそも、『ストレス』は、自分自身の「心」で生成するもの。
それならば、生成するプロセスそのものを、どうにかせねば


このような発想のもと、「体感」を大切にしながら4段階でハーモニー(調和)していく
その具体的な方法を、お伝えさせていただきました。



今回はマンツーマン。
どうやら、ご満足していただけたようです。
あとは、実生活で存分に、活かしていってくださいね
お手製のヒンヤリゼリー非常に美味しかったです
ありがとうございました



そして、今回もいろいろな手助けをいただけましたサロン主宰クロノさん
いつも、ありがとうございます







現れるものと消えるもの

2010-06-12 | 2009-2010年
今週は、

「ああ、こういうことなんだな~

という、印象的な場面に2度、出会えました。



ひとつ目。

その女性は、若い頃に子宮を摘出し、それ以降さまざまに具合の悪い方。
症状云々も、その都度多岐にわたりさまざまに現れます。

「症状」というのは、やはり結果に過ぎないのだと実感として思うのは、
このような方へのアプローチを重ねてこれているからでしょう。


さて、その日セッションが終わったあとに、この方が

「左の足首が、スッキリした

と、盛んに言葉にされ、喜んでおられました。

「ん…特に左の足首は何も調整してないけど…よかったですね」
「そうだよね~~…でも、すっごい軽い、まるで何かが剥がれ落ちたみたいに

と、お帰りになられるまでずっと、このような調子で喜んでおられました



ふたつ目。

その男性は、いつも遠方より娘さんの車で、ご一族で通っていただいている方。
糖尿や高血圧など、医学的な病名はいくつか持っておられます。

「病名」は、アプローチをしていくうえで参考にはなれど、やはり的確に「その人」を
現したものではないと、実感として思えるのは、やはりこのような方へのアプローチを
重ねてこれているからでしょう。


さて、この方が、ここ『TAMURATIC錬達舎』に、ご一族一行で入室されました。
最初はいつもお孫さんの調整からと、順番が決まっています。

お孫さんが終わり、

「では、お願いいたします」

というお互いの挨拶が終わった後、その男性は

「さっきまで腰が痛かったんだけど…いまは痛くなくなった」

と、盛んに不思議がられていました

その方の娘さんは、「先生の顔見たら安心して、なくなったんだ~~」ということをいわれて
いましたが、ご本人はとても不思議そうに

「いや…なくなってるんだよ…

と、ずっと不思議そうでした。

もちろん、セッション自体はそのあと必要ですので行いました。
「痛み」云々は、本来的な目的ではありませんので…





ひとつ目の「剥がれ落ちたみたい」という表現。
ふたつ目の「なくなった」という表現。

このような現象自体は、十四年くらいキャリア重ねていれば特別なことではなく、
何度も経験することです。


ただ、今回は、妙に印象に残りました。
その表現された言葉に、妙に「納得」がいきました。


やっぱり、そういうことなんだな、と。

やっぱり、

「消える」

ものなんだな、と。。。


そして、消えたその先に現れるものがあるのだと。。。







メールによるお問い合わせについて

2010-06-07 | 2009-2010年
現在(先週はじめより)、

info@tamuratic.net

というお問い合わせ用のメールアドレスは、受信はいたしますが
送信はできない状態となっております。

管理している会社に問い合わせましても、解決いたしません。



そのため、先週より代替的に

ryuji.tamura@gmail.com

というアドレスから返信しております。

設定などの関係で、返信が不通となっていることもありますので、
先週メールでご連絡いただき、まだ連絡がきていないという方は、
大変恐縮ですが、お電話にてご連絡頂けましたら幸いです。



なお、近々新しいドメインにてウェブサイトが公開となります。
その際には、お問い合わせ用のメールアドレスも変更となりますので、
あらかじめご了承ください。


【TAMURATIC】錬達舎    田村 竜治


あるひとつの方法

2010-06-05 | 2009-2010年
その男性は、勤め先での配属部署が今期変わり、それまで培った自身の
仕事上のノウハウがほとんど関係ないものとなり、心身が疲弊していました。




何度か来訪されているその男性。
今回、その男性の来訪目的は、直接そのことではありませんでした。

〈「尾骨」のあたりがイスに座ると痛む〉

ということ。
その痛みの改善を求めて、でした。

しかし、一目見て、その痛みの本当の在処は、「尾骨」ではないと
いうことに、気づきました。



まずまっすぐ下肢を揃えて、「姿勢」を静的に観察します。
(「静的」というのは、動かさないということ)
そうすると、微妙な肩の緊張や呼吸の出入りの良し悪し、身体の中心のブレなどが
表面に現れてきます。

そして、仰向けやうつ伏せでの動的観察。
(「動的」とは、動かすということ)
四肢関節や筋肉の動き具合、左右の差異などを観ます。
同時に静的観察によって、骨盤、頭部、足首などの微妙な歪みを観ます。

そうした観察の結果、いま身体的に起きている状況を把握し、必要な調整を
施すというのが、通常の「ボディデザイン」の流れです。


調整後。その痛みは改善。
イスに座っても、まったく問題ないようになったようでした。

背骨の標本を使いながら、先ほどまでの状態を説明しつつ、

「ずいぶん『~しなければいけない』という思いをされているようで…」

と、サラッと口にしたところ、先ほどのようなお話を伺いました。


お話を伺う限り、どうやら一種の混乱状態のよう。
それもそうですね。
いってみれば、言葉のわからない国にいきなり行かされて、一から仕事を
しているようなものなのですから。



そこで、その「混乱」を整理する、あるひとつの方法。

まず、目を瞑り、いまの状況をイメージしてもらいます。
今回の場合は仕事でしたから、「仕事はどこにあるのか?」という感じですね。

そうすると、たとえば

「眼前いっぱいに広がっている」
「雲のようにモクモクとしている」
「あっちにもこっちにも、いくつも固まりがある」

など、いろいろな表現が為されることでしょう。

今回でいえば、いくつも固まりがあるというケース。
それを、まずは目の前に縦一列に整列してもらいました。

なぜ、縦一列かというと、そうすると必然的に「順番」をつけることが
必要になってくるからです。
それによって、自然に「やることの順番」は、決まります。

ただこれだけで今回のケースでは、

「横広がりの時はどうしようもなく大きくイメージされましたが、縦に
 した途端に、ヒューと小さくなりました」

というような、さまざまな実感を得たようでした。


このように、人は自分でも気づかず、問題を大きくしていたり、不必要に
高尚にしたりして、自分の手には負えないような〈イメージ〉を持って
しまいがち。

それを整理することで、本来の大きさにする。
そうすることで、「意外とたいしたこと無いじゃん」という気分や感覚が出てくるものです。




なお、今回はその方が明日から海外出張という状況でしたので、これはあくまでも
応急処置的な意味合いで実践しました。
本来は、もっときめ細かく行います。
そちらは『トランスフォーメーション』で、ということですね



応用できる方は、どしどし実行してください。
そして、それを自分だけでなく、「混乱」している身近な方々に教えてあげて
ください

たったこれだけのことでも、止まった時間が動き出すことだって、あるはずですから。。。