大分・ゆふいんフローラハウスから眺める由布岳。
現在、九州巡業の真っ最中です。
今回の九州巡業で特徴的に変化したこと。
それは、通常の体のセッションよりも心のセッション、『コア・セッション』を申し込んでいただいた方が多くいたことです。
『コア・セッション』とは、先日出版した電子書籍に紹介もしていますが、ひらたく云えば「執着(こだわり)を手離す」技法を中心としたセッションのこと。
対病気、対症状といった技法ではないため浸透するのには相当時間はかかるだろうな…と思っていました。
ただ、ほとんどの方は鮮烈な変化を体験するので、その変化を素直に感じていただけたなら意外と早く浸透するのかもしれない…とも思っていました。
自分の心の奥にある本当の気持ち。
このセッションをしていると、それがいかに本人にとって微妙なものであるかをまざまざと知ることになります。
たとえば恋愛でいえば、恋する相手のどっちともつかない態度にヤキモキ、モヤモヤしている…状態にある方がいるとします。
多くの場合、この「ヤキモキ」「モヤモヤ」というのは説明のつかない違和感としてご本人には感じられるもののようです。
しかし実際は、だいたいにおいてカンチガイの果てに生まれてきた感覚であることが多い。
セッションしていくと、この「ヤキモキ」「モヤモヤ」の正体を自らが知り、そしてそれを知ったその瞬間には、その相手への本当の気持ちを知ることになります。
たとえば、決まりかけていた仕事がご破算になる、という場合。
セッションすると、早い段階で実はその仕事がトントン拍子に進んでしまうと、今のような束縛のない自由な環境が失われてしまうのではないか、という怖れを発見します。
さらに深めていくと、その仕事をするうえで公的機関からの借り入れをする予定だったけれど、実は公的機関そのものに強烈なアレルギーがあり、書類にサインしたりすることが強烈に嫌なことだった…ということを、そのセッションの最中に発見したりします。
そんなに強烈な嫌悪なら最初からわかりそうなものですが、これが意外と、強烈であるがゆえに見えなくなっていたりするのです。
多面的かつ多層的である心は、その奥にいけばいくほどにさまざまな形式をとってその本当の気持ちを隠してしまいます。
いったん発見してしまえば「な〜んだ」という感じになるものなのですが…そこに至る道筋は、人によりさまざまです。
次回は6月下旬に九州入りとなります。