『地水火風空』

【TamuraTech Japan】のブログ

神社おそうじ隊 見参! 番外編:伊勢 その三

2011-04-28 | 神社おそうじ隊 見参! 2011年
二日目の朝

宿泊先での朝食を済ませ、レンタカーにて向かったのは

『御塩殿(みしおどの)神社』



境内裏は、一面海

皇大神宮所管社であり、神事の欠かせない堅塩を作る施設を備えています。
ご祭神は、御塩殿鎮守神(みしおどのまもりがみ)とされますが、塩土翁(シオツチノオジ)で
あったとされる説もあり、はっきりとしないようです。






鳥居をくぐって歩を進めるうちに、これほどその内外の違いを感じた神域もなかなか珍しい。

吸う息吐く息
鳥たちの鳴くその声の響き
目に見える光見えない光…

広大でも深い森でも何でもないこの神域での感覚は、それまで感じたどことも違う。。



正殿と御塩殿が並び存し、その裏手に廻れば、そこはまたまったく異質な空間に。



こちらが「御塩汲入所」「御塩焼所」。
真裏が海なワケですが、ここが日本であることを忘れるような、南国的な質のエネルギー

今回参拝させていただいた神社のなかでも、もっとも印象深い「場」でした。。




そして、次に向かったのは・・・

『二見興玉(ふたみおきたま)神社』






古来から、伊勢参宮の禊所として知られているそうですが、例によってこちらの由縁により
二日目での参拝
ご祭神は、猿田彦大神と宇迦御魂(ウカノミタマ)大神。



こちらが、有名な「夫婦岩」。
この「夫婦岩」から昇る朝日を「日の大神」、またその沖合700メートルにある
霊石「興玉神石」を拝しており、「夫婦岩」はその鳥居の役目をしているとのこと。

奥に進むと『竜宮社』もあり、そこには
綿津見(わたつみ)大神が鎮座されています。

こちらの写真、私撮っていなかったので、A隊員から提供していただきました。
ありがとうございます





こちらでは、偶然なのかどうなのか、ご神事を拝見させていただくこともできました。

ひとくちに祭式行事といっても、本当にさまざま。
たとえば、この二見興玉神社では「夫婦岩」の大注連縄を張り替えること、それそのものがご神事
であり、毎年3回行われるそうです。

こうした伝統は、規模の大小問わず日本のそこかしこの神社で連綿と引き継がれ、そしてその
地域ならではの風習となって日本人的DNAとして刻まれていくのでしょう。。。



さて、次はいよいよ「伊雑宮」から本日のフィナーレ「外宮」へ。
しかし、この道行きが、ある意味でのメインイベントでした。。。





神社おそうじ隊 見参! 番外編:伊勢 その二

2011-04-25 | 神社おそうじ隊 見参! 2011年
初日の昼食は・・・やはり「おかげ横丁」


伊勢の「食」を楽しみにしていた私としては・・・やはりあちこち
みてまわり・・・
結果、海の幸と伊勢うどんをまとめて安価で食すことにし、
そのあと、「赤福」のぜんざいにてシメました






そのあと向かったのは、「ものごとの最初に現れ、万事良い方向へ、“おみちびき”になる大神」
とされる

『猿田彦神社』


伊勢参拝というと、この「猿田彦神社」→「伊勢神宮」というのが、知られたルート。
私も、出発直前まではこのルートで、と思っていました。
でも、直接神社に問い合わせた副長曰く

「『みなさんそうされますが、どうぞご都合の良いように参拝されてください』ですって」

…「ああ、やっぱり」

それではということで、このルート







境内には、猿田彦大神さまと関係の深い天宇受売命(あめのうずめのみこと)をご祭神とする

『佐瑠女神社』

も。

神社の裏にまわると、そこには「御神田」がありました。
毎年5月5日には、豊作を祈ってのお祭りが行われるそうです。



それから、バスに少々乗って移動し、皇大神宮別宮である

『月讀宮以下四別宮』

へと。




「月讀荒御魂宮」「月讀宮」「伊佐奈岐宮」「伊佐奈弥宮」と、東から西へと並び鎮座されていました。



その手前には、目を見張る太さの樹木が




外宮と内宮の間に位置するこちらは、鳥居をくぐったその瞬間、そこはまさに別空間。
さまざまな音、光、香りが交錯し、人々を「そこ」へと誘う・・・。


…次なる神域へと歩いて向かう。
けれど、さすがに日照り続きのなか疲れた一行。
途中にあった、中部では有名なあるコーヒーチェーン(コ○ダ)を見つけ、一休み。

かなり大きめなコーヒーフロートを、食しました。(写真はこちら下方に)。


そこで、明日の天気予報をやってみたならば・・・「6くらい晴れで4くらい曇り」という
自分ながらなんともはっきりしない予報に
・・・さて、翌日はどうだったでしょう、か


そうこうしながら、本日最後の目的地である

『倭姫宮』

に。



やわらかな夕暮れの光と
それをさりげなく遮る木々のなか参道を歩き
途中にある樹木に抱きつき静かに目を閉じる。。。

声なき声
音なき音
姿なき何かは、そうしてやってくる。





夕食は、私のほぼ独断で(すみません・・・)地ビールレストランへ。
やはり、その地へ行ったのならば、できるだけどっぷり「地元」を感じられる「場」と「食」を
というのが、「おそうじ隊」の流儀




食べ物もたっぷり頼み、
5種類の違ったビールを飲み比べできる「飲み比べセット」をみなで注文。
飲めない方も当然おりますので、そうしたビールは自然とワタクシの元へ・・・


ゆるやかに時は流れつつ、場も和んだ頃から副長の爆裂トークが全開に
今回の神社参拝、日本古代史から現代とのつながりまで、縦横無尽に炸裂していました


ただただ、「いのり」を伝え、
ただただ、そこに佇むすべてに頭を垂れる。

それがすべてといっても、決して過言ではない「神社おそうじ隊」
とはいえ、そこには集った人と人の、魂の交流も、あるのです。

ある意味で、日本の歴史の上をそのまま歩いているような、今回の伊勢参拝。
そこで、その歴史が刻まれるということへの、さまざまな意味に想いを馳せる。
それもまた、「おそうじ」なのかも、しれません




今日の最後の、デザート。
私はこれを食して、終了。



ジョッキに入ったパフェで、その名も「びやぐらパフェ」

さすがに、私ともう一人、A隊員のみしか頼みませんでしたが、なかなかパワフルなパフェでした



これで、初日は終了。

翌日へと、続きます。。。。





神社おそうじ隊 見参! 番外編:伊勢 その一

2011-04-22 | 神社おそうじ隊 見参! 2011年
神とは…

『尋常(よのつね)ならずすぐれたる徳のありて可畏(かしこ)きもの』

と、『古事記伝』(本居宣長)には記されている(らしい)。


もともと「神社」は、神霊を斎(いわ)い祭る屋代(やしろ)から始まったとされます。

「屋代」とは、いってみれば仮の施設。
その仮の施設に、特定の鉱物や岩石、鏡、木などを依代(よりしろ)として一時的に
そこに宿っていただいたのです。

それがやがて、仏教等の影響もあって社殿が建造され、恒常的にそこにご神体として
滞在していただくこととなった、という歴史があります。






2011年4月14・15日。

『神社おそうじ隊 見参!』の、番外編として向かったのは



記紀(古事記・日本書紀)において最高至上神とされている神である天照大御神(内宮)、
そして、日本の食の安定を司る神とされる豊受大御神(外宮)の二柱を祀る、三重県伊勢市の

「伊勢神宮」


伊勢駅からバスで向かうなか、道を眺めながら、何となく違和感があった。
その違和感は何かと自分に問うてみたならば…

「あ思っていたよりも人が少ないんだ」

ということ。


駅に着いた瞬間も、
バスから降りた瞬間も、
鳥居をくぐるその前におかげ横丁をふと見たときも、
その印象は変わらず。

「前に参拝させていただいた時はもっと人も車も多かったですよ」
とは、クロノ副長の弁。
(ちなみに、私は初参拝)


やっぱり事変の影響か。。
…こうしたことにも、事変時における人の心理が垣間見えますね。

でも、そういうときにこそ、「いのり」は大切なんですけれど



さて、

そうはいっても、人もさほど多くなく、太陽もまさに天照(アマテラス)な感じの燦々模様

はっきりいって、「サイコ~」な参拝となりました。


空、山、川、木々、小鳥、カラス、岩…すべてに歓迎されている。

参道を歩けば、そこに声なき声を感じ、
立ち止まれば、そこに大いなる息吹を感じる。

やわらかで微細な、それでいて広がりを感じるその空間は、清浄を尊ぶ神道の
伝統と奥深い力に満ちていた。










さて、『古事記』では「天照大御神」、『日本書紀』では「天照大神」、そしてこの伊勢神宮では
「天照坐皇大御神(あまてらしますすめおおみかみ)」と表記されるこの神は、『日本書紀』の
なかで天上天下の主宰神として生まれた、と記されています。

そういわれる由縁はいろいろあるのでしょうけれど、そのひとつに、この神がはじめて稲作の道を
示されたから、といわれています。

天孫である邇邇藝命(ににぎのみこと)が、高天原から降臨される時に稲穂をお任せになったと
される三大神勅のひとつ「斎庭(ゆにわ)の稲穂」。

現代的感覚からすれば、「何でそれで?」となるかもしれませんが、古代においては「働く」と
いうこと、稲作に従事するということそのものが神聖な行為であったのでしょう。
(こうした観念が、「稲荷信仰」ともつながるようです)





正宮にて今回の隊員のみなさまと「いのり=意宣り」を感謝の波動にてお伝えし、頭を上げた
その瞬間、それまで上がっていた暖簾は静かに降りていきました



通常「外宮」からとされる伊勢神宮参拝。
それにはそれの由縁もありますが、こちらにはこちらの由縁もあります。


「内宮」から始まった、今回の「おそうじ隊」。
次なる「いのり」の神域へと、移ります。。。







4月21日 コラボ茶会:「呼吸エクササイズ」のお誘い

2011-04-12 | 2011年
今週4月14・15日は

「神社おそうじ隊 見参!! 番外編:伊勢」

ですが、実は来週は、毎月実施させていただいております「コラボ茶会」


今回は、「呼吸」によるエクササイズです。



…先月はじめの段階では、「たまには健康を真正面から取り扱いましょう」ということで
主に身体(ボディ)を対象とした活性化のためのエクササイズを、と思っていました。

たとえば、いまや誰でもご存知の「腹式呼吸」。
横隔膜を大きく動かすことに連動して起こる全身の筋肉運動、ならびに入息と出息の
ダイナミックな転換により、活発な肺の収縮と拡張がなされ、そのことにより血液の
新陳代謝の活性化へとつながっていきます。

「腹式呼吸」が一般に健康に良いといわれる理由には、このように基本的な身体の生理学的な
根拠があることに、よっています。

ただ、だからといってそれがすなわちすべてに通じるかというと、そうでもなく。

一人一人の身体状況は、やはり個々それぞれ。
その個々それぞれの状況に合わせるという視点ない限りは、学問的な根拠はただの
机上の空論となっていくものです。

実際に整体施術を通して1996年から人間の身体を見続け、武術・スポーツ・ヨーガ・気功
などの訓練をしてきた経験から、個々それぞれの身体的特性に合わせた「呼吸」による
身体活性のメニューを作成する…



というような、内容にてお届けするつもりでおりました。

それが、先月の8日までの、予定でした。


それからほどなく、現実の様相は一変いたしました。
ですので、以下のように内容を改め、開催させていただくことといたしました。



『呼吸による身体的・心理的緊張解放のワーク』

☆睡眠時の無自覚な緊張感をリセットする呼吸ワーク
☆心の奥にある恐怖感に気づき、緩和する呼吸ワーク
☆平静な心を取り戻す呼吸ワーク
☆筋肉に残存するトラウマ的痛みを抜いていく呼吸ワーク
☆落ち込みがちな心に活気を促す呼吸ワーク
☆こわばった身体をゆるめ、落ち着きを促す呼吸ワーク
☆心身を解き放つ呼吸ワーク


という内容にて、お届けさせていただきます。



お申し込みは

こちらから

内容に関するお問い合わせは

info@tamuratic.com


まで、お願いいたします。










ストレス鎮静の応急的方法 その2

2011-04-06 | 2011年
あの地震から、もうすぐ一ヶ月です。

この一ヶ月、「大丈夫でしたか?」と来訪いただく方々に聞かれるたびに、
その方の無事を確認できホッとするということを繰り返しておりました。

私のところは、東京、神奈川全域に渡って来訪いただいています。
ですので、人により場所により状況もちがうことを、いろいろと散見でき
何やら複雑な印象、です。



さて、そういえばまだ「自粛」とか世間ではいっているのでしょう、か
私、テレビも観なければ新聞も俯瞰的に眺める程度なので、その件に
関しての詳しい情報はないのですけれど…

節電
というのは、話は(なんとなく)わかる。
むしろ、それにより心に灯火のつく方も、多くいることでしょう。

けれど、たとえば「不謹慎」「自粛」だの何だのというのは、何ソレ?
みたいな印象を受けます、、ね。



私のところに通っていただいている方々の多くにも、やはり地震による心身への
何らかのストレス性の不調が、表面化していないにせよ垣間見えています。

それは、一見図太いように見える方でも、同じです。

そういうなか、

そうしなければ、何だかイケないような「自粛」という報道。
楽しむこと、それが何だかイケないような「不謹慎」という括り。

こんな手枷足枷をつけられてしまえば、それなりに普段健康な方でも
おかしくなるのは…あたりまえのように、私には思えます。。

いったい、何のための「自粛」なのか?
いったい、誰を思っての「不謹慎」なのか?

それはもちろん、本心からのものであるのなら尊いことだと思います。
でも、ね・・・

本当に「自分のこと」や「廻りからどう思われるか」ということでなく、
かの地において災害に遭われた方々のことを想うのなら、せめていま
生きている自らの心に明るい光を灯すこと、だと思います。

そのことに感謝をし、
その魂の喜びを他者へと伝えていく…
ことの方が「自粛」と暗くしているよりも、ずっと健全かと、思います。。


また、くわしいことは門外漢なのでよくわかりませんけれど、少なくとも
経済的に大ダメージを受けているのは間違いない。
だったら、その経済を萎縮させるようでは「自粛」に、何の意味があるのかな、と
思います。

まあ、そうしたくてしているのなら、もちろん「自粛」も良いかも、ですけれど



さて、では「ストレス鎮静の応急的方法」。

まず、「テレビをなるべく観ない」
特に、不安からテレビをついつけてしまうという方は、電源そのものを抜いても
よいかもです。

次に、「好きなことを好きなだけする」。
お金に多少でも余裕あるのなら、お金パッと使ってみてもいいかもですね。
買いだめなんかするよりは、その方がずっといいかと。

そして、

1、正座して座る、あるいはイスに姿勢よくして座る
2、肋骨に両方の掌をあてて、中指同士が真ん中で合わさるようにする
3、合わさった中指の位置は、ヘソとみぞおちの間、ややみぞおち寄り
4、腰は立てたまま、大きく「ハッー」と息を吐きながら前に頭を倒す
5、吐ききったら、息を吸いながら頭を戻す
6、これ7~20回程度繰り返す


※4、の時、みぞおちにあてた指はただ添えておくだけ。
 中に入れ込むと、気持ち悪くなるのでご注意を


そして、まずは情報の渦に取り込まれた自らの心を、リセットしましょう。

また、精神的にショックがある、と自覚のある方。
そのショックは、そのまま残しておいたり、あるのに見て見ぬフリをするのは、
あまり賢明とはいえません。

私のところでも良いですし、自分が信頼できるなんらかの専門的なケアを、
オススメいたします。
















動物へのヒーリング

2011-04-06 | 2011年
ここのところで、久しぶりにワンちゃんのセラピーをさせて
いただく機会に恵まれました

実に…5年振りくらいでしょうか。

私はイヌでもネコでも、基本的に動物は好きなので、こういう機会をいただくと
嬉しくなりますね



さて、このワンちゃん。
食べるには食べるけれど、食べたモノを吐いてします。
こういうことが数日続き、飼い主さんは動物病院に連れていかれました。
病院では、レントゲンなどの検査で異常は発見できなかったよう。

そこで、私のところに通っていただいている飼い主さんが私を思い出し、
先週末に来訪いただきました。

そして、人間語を話せないワンちゃんの気持ちを調べてみると…
私的には「やっぱり」という結果に。



イヌという動物の特性を表現するには、いろいろな言い方ができます。

人間もそうですが、イヌという動物はひと際周囲との関係性のなかで生きる動物。
そして、時には愛しい飼い主さんの危機を察知し、それを自分が「肩代わり」しようと
する動物でも、あるようです。

まあ、私は獣医でもイヌに詳しい訳でも何でもありませんが、自身の過去の経験と
いろいろなイヌとの出会い、観察から、このように思っています。



今回も、やっぱり「肩代わり」…といっても、あながち間違いではないでしょう。
飼い主さんとの深い結びつき、深い心理的共鳴から起きた現象、だと、私は観ました。


先週末、そのことを飼い主さんに伝え、ワンちゃんに数分ヒーリングして様子見。


翌日には、吐かなくなったそうです。


本日、再度来訪いただき、さらにストレスを軽減するようヒーリング。
明るい顔で、サヨナラできました

また何かあった時には、再会しようねと、約束も




イヌ(動物)も人間も、同じです、、、ね
でも、人間よりも自分で自分を複雑にしないぶん、ダイレクトに変化するかな。。。