『地水火風空』

【TamuraTech Japan】のブログ

救えるのは、宇宙でワタシだけ

2011-01-28 | 2011年
ここのところ、空いた時間はウェブサイトにかかりきり。
どこかから「いつまでやってんだ」と声が聴こえてきそうですけれど

今回は、いわゆる「メニュー」を大幅に増やします。
また、文章中心にすることで、いわゆる「読む」サイトにしようと。

ustreamなど動画配信をするサイトもどんどん増えてくるでしょうけれど、まあそこは
あえて逆行してみます

あとは、このブログのパワーアップを検討中
なれど、まだどうするかは未定、です




さて、ここのところも、実に日々いろいろです。

人に無くて七癖といいますけれど、何も無い日常などあるはずもなく、やはり
その時、その瞬間は変転の連続によってつながっているなと、実感するばかり。

今回のタイトルも、先日のある方との対話からふと思い出された言葉です。


『救えるのは、宇宙でワタシだけ』



このフレーズは、2007年に放送されていたテレビドラマ

『セクシーボイスアンドロボ』

のなかに出てきたフレーズ。

このドラマは、今最も売れている俳優さんのひとりであろう、松山ケンイチさんの、
ドラマ初主演作(らしい)でした。
この松山さんが、自宅に大量のロボットフィギュアを飾っているロボットオタクを演じ、
通称「ロボ」。
そして、セクシーな声帯模写を得意とする中学生の女の子「ニコ」を、大後寿々花さんが
演じていました。

このドラマは、いま思い出しても秀作だったなと、個人的には思っています。
ただ表向きは地味で、展開やセリフに含まれる意味などもやや小難しかったのか、
視聴率的には全然だったようですけれど、、、、。

でも、
何も考えなくてよくて、ただ痛快であったり、最後に正義が勝つというお決まりのドラマばかり
では、心には空白が増すばかり。



現在の私は、自宅にもこのセッションスペースにもテレビはありません。
昨年の9月(だったかな)、「プツン」という音とともに、20歳の時に購入しその後
20年に渡り活躍してくれた25型のテレビは、その役割を全うしました。

もともと私はけっこうテレビッ子であったので、人生において「テレビ」というメディアと
これほど遠くに距離をもったことはありません。

でも、、、これがけっこう、快適であったりしてます

またいつか「テレビ」と戯れる時も来るのかもしれませんが、当分はいまの距離をとって
おくつもりで、います。



さて、この『セクシーボイスアンドロボ』。
「救えるのは、宇宙でワタシだけ」というセリフは、実は第1話では、ある登場人物を救おうと
必死になった「ニコ」の、心の叫びでした。

しかし最終回。

このドラマは一話完結型で、毎回の最後には「ニコ」によるモノローグ的な語りが入っていました。
さまざまな経験を「ロボ」とともにしてきた「ニコ」は、最後にこう語ります。



   私とロボが最後に話したのは いつもの道で…

   二人とも それが最後になるとは思ってもみなかった。


   喧嘩したわけでも無いし、引っ越したわけでも無いのに なんとなく会わなくなった。


   たぶん、私達は いつでも会えると思っていたのだ。


   社長とよっちゃんは流れ星の様に 私の前から消えた。


   その後、一度だけロボを見かけた事がある。


   一心に空を見上げていたので声をかけそびれた。


   ロボはダイヤモンドで出来た星みたいだと思った。


   どんなモノでも きっと、ロボを傷つける事は出来無いだろう…


   夜空の星のように 何十年後、私とロボは急接近するのだろうか?


   ロボの言う通り 私はずっと自分の味方でいようと思う。


   何故なら、私を救えるのは 宇宙で私だけだから





「ワタシを救えるのは、宇宙でワタシだけ」
中学生の女の子に、こういうセリフを紡がせるドラマでした。
まあ、だから人気なかったのかもですね