『地水火風空』

【TamuraTech Japan】のブログ

施術感想

2016-06-23 | 2016年
いま、便宜上分けている施術の3つのコースのうち、「総合」に月に1度通っていただいている男性(40代)の方から、感想をいただけました
実直な方なので、ただそのままを表現されておられます。
今回「ブログで紹介してもよいですか」とのこちらの申し出にも、快くオーケーしていただきました。

ご縁自体はだいたい10年くらいになり、身体的な調整には年に数回通っていただいていました。
今年に入り、「一度総合を試してみたい」ということで、春先に一度。
そして、今月2度目の「総合」セッション。
いただいたのは、それから2週間ほど経過してからの感想です。

ありがとうございます

では、ここから…
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ここからは、最近の気づきです。

前回の調整のおかげで、
少しづつでも言いたいことは言えるようになってきました。
また、そのことによる周りの反応も変わってきています。

食事の時、無理に食べることは良くありました。
ある日、どうしても食べたくないなという時に
これは食べたくないのでいい、と言ったら
母はそれなら残していいよ、無理して食べなくても
という答えが帰ってきて少し、驚きもありました。
何か一言、嫌味を言われるのかな、ぐらいに思っていたことも
想像していたこともあり、なおさらでした。

父のもとで仕事をしていますが、
朝早く出勤するため、通勤途中で食事を取る予定でした。
しかし、その日にの朝に家で食事をすることに変更しました。
父は癖で、直前になって、やっぱりこうしよう、とします。
自分の中では少し心の準備が突然変更になったことにより
少し怒りがありました。
しかし、今日は家で食事をしていこう、申し訳ない、
と謝罪の言葉がありました。
謝罪の言葉があったことが軽く驚きでした。
父はなぜ変更したのか、その理由をまくし立てて
正当性を押し通す人だったので
さりげない謝罪の言葉だけでも意外でした。

自分自身も、食事中、手を滑らせて
ちょっと汚してしまった時、申し訳ない、と
謝罪の言葉が出せるようになりました。
自分も苦笑いというか、ヘラヘラしながら
なんとなくその場を逃げる癖があったので
変化に気づきました。
また、取引先で仕事をしている時も
細かい気になることも自己判断せずに質問するようになりました。
質問することへの恐怖から、まあこういうことでいいのだろうと
勝手に進めていることが多かったので
その点でも改善が進んでいるのかなと思います。

それから、英会話の通信講座をはじめたり、
願望実現のノートを始めたり、
先延ばしにしていたことを少しづつ、日課として
始めるようになっています。
具体的な行動を実践できているようになっていると思います。


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この方も、カウンセリングや心理療法を色々と経てこられています。
10年ほど前のご縁も、そうしたところからのご縁でした。
心理系のアプローチには慎重な方で、私も自分から「どうですか?」とインフォメーションしたワケではありません。

マインドフルネスなどの影響もあってか、「メタ認知」という、俯瞰的な視野から物事を眺め観る姿勢が知られてきています。
いま一般にいわれている「気づき」にも、実際には幾つかあるのですが、この「メタな視点に立って物事を眺める」=「メタ認知」的視点は、その最も理解しやすいものだと思います。
この「メタ認知」的視点で何が大切かといえば、実は自分が“いかに気づけていないか”に気づくこと、なんですね。
そのうえで、好き嫌いや正しい、間違っているといった自分的なモノサシでなく、ただ起きていることを起きているままに観ること。

この方は、こういったメタな視点は、10年前の時点ですでに育っておられました。
それもあってか、変化もそのまま喜べ、またそこに浮かれることもないのです。

感想、ありがとうございました





『TAMURATIC.』遠征のお知らせ

2016-06-20 | 2016年
来る

6月29日(水曜日)〜7月6日(水曜日)

の期間、横浜での施術はお休みいたします。
とはいっても、僕自身は全然お休みではありません。

福岡、広島、京都、滋賀

をこの期間中、転々とすることになっています。

まあ、内訳は、最初の3日間は様子見がてら実家に。
そのあと、広島で施術、そして京都は「おそうじ隊」。
最後、滋賀での施術で締めくくりとなります

実家も、様々な事情で全然休みではないので、実質ノンストップ
さてさて、どうなりますか…



何はともあれ、以上のような予定になっております。
この期間、ご不便おかけする方もおられるかと思いますが…
ご理解のほど、よろしくお願いいたします

第4期指南塾 第3回(6月)

2016-06-13 | 2016年


無くて七癖有って四十八癖。
・・・癖がないように見える人でも何かしらの癖がある、とはよくいわれます。

人間の身体は、体幹があり、手足があり、頭があり・・・という万人に共通の構造があります。
これは人間である以上、時代を問わず世界共通です。
しかし、それら体幹、手足、頭といったパーツ自体は同じでも、あらゆる面で、人間には個性が生じます。
たとえ双子のような場合でも、性格も違えば考え方も違うもの。
顔だって、似てはいるけれど全く同じというわけにはいきません。

先天的(遺伝など)形質をもとに、後天的な(教育を含めた)環境、食、思考などにより育まれる心身。
自ずと、その人物なりの物事の捉え方、考え方、動き方などがスタイリング(型)されていきます。

その育まれるプロセスのなかで、各自に「クセ」は生じます。
地面に落ちたモノを拾う、イスに座る、電車でつり革につかまる、ラーメンを食べる…
これらすべて、もっと言えば、日常の行住座臥、あらゆる場面にその「クセ」は反映されますが、それは、これらの動作が比較的無意識的に行われるからです。
無意識的な動作だからこそ、「クセ」による動きが生じるのですから。




今回の「第4期指南塾」では、まず3種類の「座」、つまり座った姿勢というものを体験していただきました。
一般的にいわれる「いい姿勢」が、いかに自分自身を窮屈に閉じ込めてしまうか・・・。
「座」という観点から、そこに気づいていただけたなら幸いです

後半は「類は類を喚ぶ」。
人間関係の妙の一端を解き明かし、それぞれの人生に役立てていただけるような内容です



1~3期指南塾は、今回は「経絡・経穴」。
陰陽、表裏といった基本概念と、十二経絡を使用した実践的アプローチを段階的にお伝えしました。
今回の内容だけでも、多くの心身の不調に対応できますので、大いにご活用ください


今回、会場とさせていただいたのは田園都市線・桜新町駅よりほど近い『桜神宮』

社務所の上が、講習会などに利用できるスペースになっており、ありがたいことに1期生・Fさんのご好意により借りることができました。

桜新町といえば、

サザエさん



いつもありがとうございます





2016.5.28~30 『指南塾・御岳山合宿』・3

2016-06-06 | 2016年
朝は、小鳥の合唱で目が覚め、
夜は、漆黒の闇の中で眠りにつく…

神社の参道近く、門前市のように幾つかのお店があることもあり、昼間は人の声も、近隣の工事の音なども入ってくるものの、夕方以降は静寂が広がります…

二日目早朝には、『武蔵御嶽神社』にて、ご祈祷。

   


三日目早朝には、今回御世話になった宿坊・「御岳山荘」にて、ご祈祷。

 


帰路。
巡り巡って、奥多摩の『丹三郎』にて、お蕎麦を。




以下、初日最初のメニュー「施術」の、続きです。

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僕が、2011年に『指南塾』を立ち上げてから今日まで、一貫してきたことがひとつ、あります。
それは、「答え」を、可能な限り本人に出してもらう、ということ。

巷でよく見られる1日~数日のセミナーで免状を出し、「はい、今日からあなたは〇〇ヒーラーです」というスタイルの講座に慣れた現代人には、なかなか理解しがたいものかもしれません。
しかし、そういったセミナーや講座をいくつか受講すれば、免状をもらうことと、実力がつくことは同じではないことはすぐに理解(?)できるでしょう。
まあ、それでも、ある一定の割合で通じてしまうから、こういうスタイルも成立するのですが・・・。

忘れてはいけないのは、どのように奇跡的な、たとえば瞬間的に悪性腫瘍が消滅したり、全くの失明状態から瞬間的に視えるようになった、というヒーリングやセラピーがあったとしても、自然治癒以外でそれが起きることはありえない、ということです。
あるテクニック、あるメソッド、ある薬物、ある人物がそれを起こすのではありません。

ただ、
それを起こすに足る「条件」は、揃わなければ起きるものも起きませんけれど。
いってみれば、奇跡的な現象を起こしているように見える方々というのは、その「条件」の塊、だということ。
つまり・・・
「条件」さえ揃えば、あなたもそういう人の仲間入り、ということ。

その最低「条件」の一つが、「答え」を与えてもらうのでなく、自ら究明していく人であることですね。
まあ、別段究明なんてしなくても、自然に「降りてくる」人であれば、問題ないですけど、ね。

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誰もが一切の中にあり、たまたま、何かのカン違いでその一切から常に溢れている声が聴こえなくなっているとしたら・・
そのカン違いに気づきさえすれば、いいだけですよね?

「答え」なんて、わざわざ求めなくたって。





ご参加いただいた塾生の皆様、本当にお疲れさまでした
そして、いつもありがとうございます






2016.5.28~30 『指南塾・御岳山合宿』・2

2016-06-04 | 2016年


初日・施術について、チャクラ・エンプティネスの概論と実技。
二日目・潜在意識についての概論と実技
三日目・それぞれの実技の続きとまとめ

三日間で、計十七時間。
みっちり詰め込んだカタチになりましたが、参加者の方々のおかげさまもあり、無事用意したすべての内容を提示することができました
すべての内容は、僕自身の実践経験と、そこから得た気づきをもとにした理論と方法なので、即実践に活用可能です。

ご参加いただいたみなさま。
まずは、お疲れ様でした

 


以下、初日最初のメニュー「施術」の冒頭です。

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はじめに

あらゆる生命体の中で、おそらくは人間だけが、自然治癒以上の何かを期待します。
医療の発達とは疾病との戦いであり、不治の病や未知なる病原体の征服の歴史。
その戦いは、一見日進月歩で進んでいるかのように見えるも、それを謳う社会であればあるほど病は減らず、次々現れる新たな「敵」に、脅威を感じながらも立ち向かう…という、他のいろいろな何かに似た構図を、延々と繰り返している人類(それも一部の)。

さて、

『指南塾』も、とりあえずは大詰め。
いまこの流れのなかで、数年から10年先には必要不可欠となるであろう技法群を、8つのメソッド×精査に分類し、整体施術、ヒーリング、セラピーなどに携わろうという方々にお伝えさせていただく機会をもてました。
それぞれは、奥に行けば行くほどに難解さを際立たせていくものの、とりあえずフォーマットに従えば、それ相応の結果が自動的に出るように、構成しているつもりです。

上手、下手、経験何年…、何万種類の方法を知っている…、こんな意味のないことを誇るようでは、この先訪れるであろう多様化の時代には、はっきりいって消えてしまうでしょう。

いま、目の前にしている現象に、あなたは何をできるのか?
結局は、ただそれだけが、意味を持ちます。



2016.5.28~30 『指南塾・御岳山合宿』・1

2016-06-02 | 2016年
年に1回、恒例となった『指南塾・合宿』
今回は、山上に武蔵御嶽神社の鎮座する、東京都・御岳山(於・御岳山荘)にての合宿となりました。

  

関東有数の霊場として知られる『武蔵御嶽神社』まで徒歩10~15分、山中深く、木々の緑の濃い好立地。



以下、今回の合宿のテーマの一つ、「潜在意識」のテキストからの抜粋です。

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はじめに

人間は、「わからない」ことが不安です。

・・・いや、より正確には「わからないという状態」でいることが、心理的な欠乏感を引き起こし、その欠乏感(満たされていない)に不安を感じるだけなのですが、ともかく、「わからない」ことは不安なのです。
だから、嘘でもいいから、真実でなくてもいいから、「わかりたい」のですね。

人間における知性、その背景にある知識欲や探求、探究心というのは、知る喜びを得たのちに生じる高次の機能ですが、その根底にあるのは【選択】です。

生物学などでは自然淘汰、生き残るための戦略云々という説明の仕方をされるのかもしれませんが、ヒトは、あらゆる瞬間に【選択】という作業を繰り返すことで、その生を次の瞬間まで繋いでいます。

また、現在、脳の機能、科学的な分析というのは日進月歩、解析が進んでいます。
しかし、どこまで行っても現在の分析的手法では絶対に分かり得ない領域があります。

例えば、大脳基底核で反応が起きること、その反応を生じさせるシステムがあるということまではわかっても、「なぜそういうシステムで流れていくのか?」はわかりません。
例えば、言語野での言語展開自体、そしてそこで電気的なプロセスが生じていることはわかっても、「なぜそこでそのプロセスが起きなければいけないのか?」までは、解析することはできません。

何より、「私」という感覚を受け持つ部位は、今現在全く発見することはできません。
つまり、根本的なことは何もわからないまま、ということです、
そして、これからもわかることはないでしょう。

「わからない」と、思い込んでいるのだから、わかるわけはないですよ、ね。


さながらカタチあるがごとくして、無きに等しき何か。
“潜在意識”は、そんなものかも、しれません。

Take it easy!