『地水火風空』

【TamuraTech Japan】のブログ

和ノ道プロジェクト(『神社おそうじ隊 エジプト見参!』) その1

2019-11-23 | 2019年
アビドス神殿 古代エジプトのオシリス神復活の地と伝わる。


…三界の狂人は狂せることを知らず 四生の盲者は盲なることを識らず 生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く 死に死に死に死んで死の終わりに冥し…
(空海『秘蔵宝鑰』より)


初の海外でのおそうじ隊。
今回は、アンバサダーズ・オブ・ライトの宮崎なおみさんとのコラボ企画。
その行き先は、エジプト🇪🇬

死と再生。
生も死も刹那の夢に過ぎない。
しかし、誰もがその夢の中で、巻き起こる思考や感情を体験し、時に哀しみ、時に歓喜し、時に何かに溺れ…というプログラムを繰り返しながら、やがて気づいていく。

起きていることが、実際は何なのかを。
生きているとは、どういうことなのかを。
そして死とは、果たしてあるのかどうかを。

エジプトでは、たくさんのミイラを観た。
草木や虫の繁殖する隙間もない、乾いた大地を歩き、登山もした。
「ワンダラー(1ドル)」と言いながら、日銭を何とか得ようと懸命な老若男女に、たくさん接することもできた。

神殿では、日本でいう神社の、その原形を垣間見たように思う。
それは形式だけではなく、そこにすべて在りながら、ほんとうのことが何もわからないようになっている…ということ。

内側から溢れて止まぬ「ここに還ってきた」という感覚。
この感覚は、エジプトの全編を通じてハートに佇んでいた。

実際に、その場に身と心をひたすことでしか得られないことがある。
それは個人であっても同じだが、その時に同じ目的をもち集う方々との相乗効果とでもいうものがあり、今回も集うべくして集った…そうした総勢19名だった。
一人一人が、それぞれに様々な感触を得るも、共通していたのは「懐かしさ」。


今回ご参加いただいた皆様、本当にお疲れ様でした。
皆様とご同行できましたこと、心より嬉しく思います。
まずはゆっくりと心身をゆるめ、自然に湧いてくるエジプトでのアレコレを愉しんでください。








移転しました

2019-11-06 | 2019年
昨日、無事移転作業完了となりました。
今回、ご縁いただいた様々な業者の皆さまの働きぶり、対応に大変感謝しております。
このスペースを「場」とするにはまだまだ時間も手間もかかりますが、たまプラーザ時代とはまた違う「場」となることでしょう。


たまプラーザでは、1999年から20年の月日を過ごさせていただきました。
そのうち、この写真のスペースでは丸10年。
フローリングの上に残る畳跡、色の変わった壁紙など、この10年という月日を重ねた痕跡が、あちこちに残っています。
ボクにとってこの10年は、様々な意味で大きく変化した10年でした。
それは「変わろう」と思ってのことではなく、ただ自ら進む道について、足元を見失うことなく一歩一歩を真摯に歩んできて、気づいたら景色が変わっていた、という感じです。
意識のシフトチェンジに応じ自分自身の置かれる環境も変わるものですが、その意識はいわゆる顕在意識でないことははっきりしています。

セッションについても、その場その時、常に結果を出し続ける必要がありました。
ご本人の訴えを聴きつつ、その先、遠い未来の健康状態を鑑みながらその時の体調をご本人が「よい」と思えるある一定の状態に整える…。
これがどれほどの観察能力と技術を必要とするかは、実際に施術者としてある段階に差し掛からないとわからないかもしれませんが、これをほぼ誰にでも問題なく行えるようになるには、相応の錬成期間が必要でした。

そうした施術、「術を施す」という段階を経てのこの先。
この先は、これまでとはまったく違う観点からのアプローチとなります。

たとえば炎症、痙攣、マヒなど、体の状態を示す様々な言葉はあります。
これらはすべて、そもそも体が必要があってその状態を選択していますが、起きている側からすればそれは異常ということになるという矛盾。
この矛盾と正面からぶつかり合い、それを克服、征服しようとするのが一般に行われている西洋医療になるでしょうか。
東洋の伝統医療になると、たとえば中国的な陰陽五行や虚実補瀉などにみられるように、足らなければ補足し、過ぎれば捨てさせ…という生体の相互の関係性やエネルギーの観点が入ってきます。

これらの観点を見越しておいての、この先。
それは、克服、征服しようとしたり、関係性を活かし病からの脱却を図るという方向性とは、まったく違う観点、方向性からのアプローチとなります。
ひとことでいえば「ぶつからない」ということになるのですが…詳細は、現在鋭意製作中のWebサイトが出来上がりましたらご確認いただくことになるかと思われます。



ともあれ、
活動再開は、早くても11月末になります。

ご縁いただいたすべての皆さま。
今後とも、よろしくお願い致します。