先日、めったに観ない某ニュース番組の中で、この猛暑の影響により、
脳梗塞を発症する患者が多いということを特集していた。
気温が高いことにより汗をかく。
それにより血中に含まれる水分が減少し、血液の粘り気が増す。
そのことにより血管がつまりやすくなる…という解説だった。
また、その数日前には重度の熱中症になると体温調節機能が壊れ、
この暑さのなか何枚も重ね着をしたり、逆に暑さをほどく感じたり
するという特集もしていた。
実際にこのようなケースの高齢者の取材もしていた。
実は、夏場の「脳梗塞」と「熱中症」は、初発段階ではなかなか見分けがつかない。
「この暑さのせいかクラクラする…」と思い、「熱中症」になりかかっているなと
思っていたら、その数日後に倒れてしまうことだって、ないとはいえない。
「脳梗塞」とは、「脳出血」「くも膜下出血」などと並ぶ『脳血管障害』の一種。
ほかの2つは「出血」だが、「脳梗塞」は「血管がつまる」ことにより起きる。
これらは、高齢者がなるもの、冬場になるものというイメージがあるが、実際は
そうでもなく、たとえばこの夏のような暑い盛りにビールを大量に飲むと、その
ビールによる利尿作用により、寝ているときに脱水状態となる…。
そして、翌朝…というケースもあり得るのだ。
「突然目の前が暗くなる」「手足がしびれた感じがする」「急に言葉が出てこなくなる」
「ろれつが廻らない」などは、医学的にも脳血管系の代表的な前駆症状とされる。
十分、注意が必要だろう。
さて、
「脳血管系」の異常が増えているな…と、日々身体を調整していくなかで感じたのは
だいたいお盆の前あたりだったろうか。
そのあたりから、
「頭がボッとする」
「なんだか疲れが抜けない」
「身体に力が入らない」
など、口にする方は増えていた。。。
人は、意識的に自覚するしないに関わらず、季節や気温の影響を受ける。
実際に、8月の頭には秋の気配が浸透してきていたので、もう誰しも身体的には「秋」。
しかし、周囲環境的には相変わらずの暑さが続いている現状。
クーラー、冷たいもの…こうした影響は、いつもの夏よりも切実に、身体に反映される。
通常、夏には「消化器」、つまり胃や肝臓、腸などを主たる調整ポイントを考える。
しかし、この夏は、何だかそちらに気がいかない。
胃や腸の疲れはもちろんある。
しかし、それよりもまず手をつけておかなければいけない器官が、目につくからだ。
それが「心臓」を中心とした循環器系。
そして、血液浄化器官としての「腎臓」。
汗をかくことで、血中の水分が失われることは先に書いた。
それにより、必然的に循環器系すべてに無理がいく。
また、出た汗すべてが乾いたタオルで拭ける環境にある方など、ほとんどいないだろう。
たとえば、汗をかいた状態のまま、スーパーなどに買い物に行くことも多いと思う。
そうすると、出た汗は衣服だけでなく、身体表面から再吸収されることになる。
再吸収される「汗」…実はこれがかなりのクセモノ。
この現象を、ひとくちに「汗の内攻」という。
この「汗の内攻」という現象は、いわゆる「クーラー病」の元ともいえる。
汗というのは、本来身体の種々の老廃物を出すもの。
それが再吸収されるのだから…身体的にはたまらない。
むくみ、だるさ、筋肉の妙な痛み…などから、咳や喉の痛み、下痢など、多種多彩な
体調の変動を起こすことで、どうにか秩序を保とうとする。。。
夏場の止まらない咳なども、意外とこのような影響から、という面もある。
いづれにしても「排泄したい」という身体からの欲求…。
そういう見方もあるということを、知っておかれると良い。
こうしたことを視野に入れつつ、また脳に上がって降りにくくなっている血液が
降りていくような身体環境を形成しつつ、調整をしていた。
ともあれ。
まずはこまめな水分摂取と、「汗」の内攻に注意。
そして、温かい飲み物もたまには摂取して、足湯や脚湯をしておく。
それだけ注意しておくだけでも、体調は良い方に変わる。
脳梗塞を発症する患者が多いということを特集していた。
気温が高いことにより汗をかく。
それにより血中に含まれる水分が減少し、血液の粘り気が増す。
そのことにより血管がつまりやすくなる…という解説だった。
また、その数日前には重度の熱中症になると体温調節機能が壊れ、
この暑さのなか何枚も重ね着をしたり、逆に暑さをほどく感じたり
するという特集もしていた。
実際にこのようなケースの高齢者の取材もしていた。
実は、夏場の「脳梗塞」と「熱中症」は、初発段階ではなかなか見分けがつかない。
「この暑さのせいかクラクラする…」と思い、「熱中症」になりかかっているなと
思っていたら、その数日後に倒れてしまうことだって、ないとはいえない。
「脳梗塞」とは、「脳出血」「くも膜下出血」などと並ぶ『脳血管障害』の一種。
ほかの2つは「出血」だが、「脳梗塞」は「血管がつまる」ことにより起きる。
これらは、高齢者がなるもの、冬場になるものというイメージがあるが、実際は
そうでもなく、たとえばこの夏のような暑い盛りにビールを大量に飲むと、その
ビールによる利尿作用により、寝ているときに脱水状態となる…。
そして、翌朝…というケースもあり得るのだ。
「突然目の前が暗くなる」「手足がしびれた感じがする」「急に言葉が出てこなくなる」
「ろれつが廻らない」などは、医学的にも脳血管系の代表的な前駆症状とされる。
十分、注意が必要だろう。
さて、
「脳血管系」の異常が増えているな…と、日々身体を調整していくなかで感じたのは
だいたいお盆の前あたりだったろうか。
そのあたりから、
「頭がボッとする」
「なんだか疲れが抜けない」
「身体に力が入らない」
など、口にする方は増えていた。。。
人は、意識的に自覚するしないに関わらず、季節や気温の影響を受ける。
実際に、8月の頭には秋の気配が浸透してきていたので、もう誰しも身体的には「秋」。
しかし、周囲環境的には相変わらずの暑さが続いている現状。
クーラー、冷たいもの…こうした影響は、いつもの夏よりも切実に、身体に反映される。
通常、夏には「消化器」、つまり胃や肝臓、腸などを主たる調整ポイントを考える。
しかし、この夏は、何だかそちらに気がいかない。
胃や腸の疲れはもちろんある。
しかし、それよりもまず手をつけておかなければいけない器官が、目につくからだ。
それが「心臓」を中心とした循環器系。
そして、血液浄化器官としての「腎臓」。
汗をかくことで、血中の水分が失われることは先に書いた。
それにより、必然的に循環器系すべてに無理がいく。
また、出た汗すべてが乾いたタオルで拭ける環境にある方など、ほとんどいないだろう。
たとえば、汗をかいた状態のまま、スーパーなどに買い物に行くことも多いと思う。
そうすると、出た汗は衣服だけでなく、身体表面から再吸収されることになる。
再吸収される「汗」…実はこれがかなりのクセモノ。
この現象を、ひとくちに「汗の内攻」という。
この「汗の内攻」という現象は、いわゆる「クーラー病」の元ともいえる。
汗というのは、本来身体の種々の老廃物を出すもの。
それが再吸収されるのだから…身体的にはたまらない。
むくみ、だるさ、筋肉の妙な痛み…などから、咳や喉の痛み、下痢など、多種多彩な
体調の変動を起こすことで、どうにか秩序を保とうとする。。。
夏場の止まらない咳なども、意外とこのような影響から、という面もある。
いづれにしても「排泄したい」という身体からの欲求…。
そういう見方もあるということを、知っておかれると良い。
こうしたことを視野に入れつつ、また脳に上がって降りにくくなっている血液が
降りていくような身体環境を形成しつつ、調整をしていた。
ともあれ。
まずはこまめな水分摂取と、「汗」の内攻に注意。
そして、温かい飲み物もたまには摂取して、足湯や脚湯をしておく。
それだけ注意しておくだけでも、体調は良い方に変わる。