『地水火風空』

【TamuraTech Japan】のブログ

2012.4.15~17 神社おそうじ隊 番外編・出雲vol.2 ~その1~

2012-04-30 | 出雲 2011・2012
今回の「番外編・出雲vol.2」は、実に味わい深い日々となりました。
日程を二泊三日で、ご当地の方々の至れり尽くせりの対応、そして御参加いただいた皆様一人一人の心根に宿る敬意…
これらすべての相乗作用によるパワフルな道中。

一瞬一瞬をかみしめつつ、ゆっくりじっくり書いていこうと、思います










“八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を”





「日本初之宮」といわれる「須我神社」
その脇には、この歌碑が建っていました。
この歌は、スサノオノミコトが、ヤマタノオロチを退治したのちに、この八雲山(御室山)の麓に至りました。
ここに宮をつくり、空に美しく雲立ち昇るさまを、こう詠んだそうです。
「出雲」という国の名も、この歌に基づくのだそう。

主祭神は…

スサノオノミコト 
イナタヒメノミコト(クシナダヒメノミコト)
スガノユヤマヌシミナサロヒコヤシマノミコト(御子神)
タケミナカタノミコト(中世以降に合祀)


今回、この神社は、直前に参拝させていただくことに決まりました。
当初は、候補にも挙がっていなかったのですが、急遽
その理由は…「奥宮」に、ありました。。

…この神社の本当の見処は、実は「奥宮」にあります。

 

車で数分行ったところにあるココより、しばし登山。
鬱蒼とした山並みを抜けていくと…中腹あたりに目的地が視えてきます。



古代祭祀の磐座(いわくら)。
大中小の3つの巨石
本当に大きく、そして神々しい…。


何名かの方々は、今回のなかでこの磐座がもっとも印象深かったと、いわれていました
優しさと剛健さを併せ持ち、歴史を紡いできたその様相は、ヒトの心に深く訴える何かを放っているのでしょう。

予定よりもだいぶ長く滞在してしまいました。
しかし、それもまた道理。
現世(うつしよ)の事など、瑣末なことと、磐座は申されていることでしょう



さて、道の駅『酒蔵奥出雲交流館』で新酒をゲットし
…まあ、こういう道草するところに、「おそうじ隊」の特徴あり…かな



の置物のある「亀嵩温泉玉峰山荘」で、昼食


次なる目的地、金屋子神社へ。。。






こちらの神社…。
実は、オドロキの場処、だったのです。。。


あまりにオドロキだったので、、、
…次回に続きます






2012.4.26 「5つのしあわせ冥想」 vol.1

2012-04-27 | 2012年
そして、本日みっつめ


2008年10月より丸3年間継続した「コラボ茶会」を2011年9月で終え、半年間の充電期間のあとの、リニューアル
今回からは、「お茶」は出ないため、もう「コラボ茶会」ではありません。



「5つのしあわせ冥想」

ようやくにして、開催となるその日
久々の「サロン・ド・クロノ」様でのワークショップ。
4名の皆様に、集まっていただけました
本当に、ありがとうございました





「幸せ」って、何でしょう?

…という、ありきたりながらも根源的な問いから始まった今回の冥想。
いわずもがな、わたくしがナビゲートするのですから、そうそう単純に「方法」をお伝えするような内容ではありません。
また、その場その時そういう気分に浸る…というようなものでもありません。

体感・体験

これらを重視していることは、コラボ茶会を始めた当初より一貫して変わりません。


人間という存在において、心の状態は常に身体に影響を与えます。
その意味において、身体と心は分けて考えることはできないのです。
この「5つのしあわせ冥想」では、いたづらに「そこにないもの」に対象を拡げるのではなく、むしろ「そこにある(と感じられる)もの」を明確にし、さまざまな視野を育んでいけるような内容にまとめています。

ここでいう「そこにないもの」とは、「ある」と体感できないものを指しています。
たとえば、「心」そのものは、体感できませんよね?
「体感できる」というのであれば、その色やカタチ、重さなどを明確にしてみてください
それはもはや、「体感の概念化」であって、「心」そのものではありません…よね

でも、だからといって、「心」がないことには、なりません。
ただ明確に「そこにある」と、体感できない性質では、あるのでしょうけれど。。。



「幸せ」も、これと似ています。
つまり、いくら探しても「幸せ」というものは、出てこないということ。
でも、誰しも求め、時に瞬間であっても感じるように、「ない」とはいえないし、むしろ感じ過ぎているがゆえに「幸せ」に鈍感になってしまっている…のかも、しれません…よね



今回は、「ゆるやか」というテーマの冥想。
ごくカンタンにいえばリラックスを促す冥想ですけれど…まあ、そこを少しツッコむと、いろいろあります

レクチャーしながらの2時間。
皆様、本当にありがとうございました




次回は5月31日(木)
時間は、10時半~12時半です。
お申し込みはこちらまで。


また、『TAMURATIC錬達舎」でも、同じ内容で開催いたします。
こちらは夜の部。
18時半~20時半で、今回は5月29日(火)を予定しています。
夜の部のお申し込みは、こちらまで。


何とぞ宜しくお願いいたします





2012.4.22 東京均整会での講習

2012-04-27 | 2012年
本日ふたつめの記事は、こちら。




久々に招集のかかった東京均整会での講習。
今回は、「自律系の方への対処法を…」という要請でした


さて、「自律系」とは?

これは、身体均整法用語ともいえるものです。

身体均整法は、ひとことでいえば「運動系」の研究
「運動系」とは、筋骨格神経系、つまり筋肉や関節およびそこに関連する器官系統の総称です。
外側に現れた筋肉や骨格のアンバランス(歪み)を基点に、身体を整えていく手法であり、この
「運動系」という概念なしには身体均整法は成立しません。

しかし、それだけでは、やはり人体に現れる多様な現象(身体症状)は、説明はムズカしい。
身体均整法の大きな特徴のひとつは、人の身体を考える際に、2つの方向性をもたせたところにあると、いえるかもしれません。

それが、「自律系」。
この言葉は、文字の示すことをシンプルに理解すれば、「自律神経系」を基にしたものだと一目瞭然ですね。

一般に「整体」というと、イメージとしてはやはり「腰」「肩」などの身体外側へのアプローチをするものとの解釈かと、思われます。
しかし身体均整法は、その創始(昭和26年)からすでに、当時ある数多の内臓系統の諸症状へのアプローチを多彩にカバーしていました。
ここが身体均整法が「日本における整体のひとつの極点」とされる理由でもあり、それがどれだけ当時画期的であったかは、その頃の講座には医師の姿も見受けられることからも、伺えます。


今回は、みな身体均整法歴10年以上の方ばかりでしたので、「三の圧」というアプローチをご指導させていただきました。

身体均整法創始より60年以上経過し、人に現れる身体症状も、ある意味で様変わりしました。
かつて「運動系」へのアプローチでよかったものが、いまではそうもいかない…そう感じている施術者も多いのではないでしょうか?

「三の圧」は、ダイレクトに体表から自律神経系にアクセスする技術ですので、うまく使えればそれだけで広範なケースに対応できます。
さまざまに工夫、研鑽され、大いに求める方々のお役に立てていただければと、思います。








指南塾・第2期身体均整法基礎講座 初回

2012-04-27 | 2012年
「神社おそうじ隊・出雲VOL.2」本編を書き出す前に・・・
戻ってきてから、休みという休みありません
それはつまり、「おそうじ隊」後も、ずっと濃厚だと、いうこと
それで、とっても濃厚だった出雲編の前に、いくつか記事をアップしておこうと思います



まず、「指南塾」です。



正直言いまして、

2年連続で塾生募集して、果たして集まるのかな…

という気持ちもなきにしもあらずでした。




…でも、3名の方に集まっていただけました
まずは、この御縁に感謝させていただきます


この『身体均整法基礎講座』は、多くの先人に紡がれし日本的整体の叡智を、ゆるく愉しくレクチャーさせていただく、どこにでもありそうで実はあんまりない、講座です

自分でいうのも何ですけれど、当意即妙。
昨年の第1期と今回では、ご指導の方向性は微妙に違っていたり、します
もちろん、根幹的には同じです、けどね

この講座のコンセプトは、まず「愉しむ」こと。
それをベースにおいたうえで、「実際に役立つ」考え方と技術をご指導させていただくということは、変わりません。


これは、気まぐれではなく、集まっていただいた方の目標や目的、またそこまで身につけたスキルは、やはり多様。
そこを無視してただ平面的にカリキュラム通りに…では、アソコやアチラと、同じこと

緩急自在を持ち味としている(?)ワタクシとしては、そういうことは、できません


個々それぞれの必要性と、口にするしない両面での、要望。
上限6名でのマンツーマン指導なので、そういったことに応えることも可能、なのですね



まずは、初回。
お疲れさまでした。

次回以降も、何とぞ宜しくお願いいたします






2012.4.15~17 神社おそうじ隊 番外編・出雲vol.2 ~プロローグ~

2012-04-23 | 出雲 2011・2012
今回は総勢10名にて、『神社おそうじ隊 番外編・出雲vol.2』は執り行われました

まずはやはり、ご当地・出雲のお二人様
お二人の精力的な下調べほかあらゆる面でのご好意と気遣いなければ、今回の番外編は
まったく違った色合いのものになったことでしょう。
今回ご参加いただいたみなさまに、「楽しかった」と言っていただけました
時に単独行動を平気でするワタクシや副長の引率だけでは、こうしたコトバを
みなさまにいただけるかどうかは甚だアヤシく…

謹んで、この御縁に心よりの感謝をさせていただきます。
お二人様、本当にありがとうございました



そして、出雲に集いしみなさま
東京、埼玉、広島、京都、岐阜、そして横浜という、普段の立脚地もライフスタイルも
それぞれバラバラであるにも関わらず、まるで旧知であったかのように行動を共にする
ことができました
実際に、私も当日初顔合わせであった方々もいましたし、そのあたり今回けっこうディープ
な道行きになることは予想されたので、さてどうなるか…と心の片隅でひっそり思って
いましたけれど…まあ、まったくの杞憂でしたね

今回ご同行いただけた御縁に、まずは感謝
そして、みなさま一人一人に、心よりの感謝をさせていただきます。
本当に、ありがとうございました



そして、「神社おそうじ隊」のカナメは、やはり副長。
この方の八面六臂の活躍なしに、「神社おそうじ隊」は有り得ません
本当に、ありがとうございます。
副長には、この出雲編の「エピローグ」で、改めて感謝させていただきます





…さて、

『古事記』編纂1300年ということもあり、神話に関わる地域はにわかな盛り上がりを
呈していることでしょう。
そのなかでも「出雲」は、神代編の三分の一を占めています。
だからといって、ここにかこつけて昨年に引き続き「出雲」を訪れたワケでは毛頭なく…。



今回のおおづかみな感想を、ひとことでいえば、

やはり出雲は『カミガミのくに』だな、と。
改めて実感した次第。


古代。
まちがいなく、ここには強大なる勢力が存在したのでしょう。
そして、
視えているのにみえていない、たくさんのミステリーが存在するのでしょう。




今回の「番外編・出雲」は、この神社より始まりました。




次回より、ご報告させていただきます




5つのしあわせ冥想

2012-04-13 | 2012年
2012年4月26日午前10時半より…
ほぼ半年ぶりに、『サロン・ド・クロノ』様にて、ワークショップを行います


タイトルは、『5つのしあわせ冥想』





この『5つのしあわせ冥想』は、今後、毎月継続的に行います。
また、5月からは『TAMURATIC錬達舎』でも、定期的に行います(こちらは夜)。

『TAMURATIC錬達舎』のコンテンツに「和合ノ術」というものがあります。

この「和合ノ術」の、

心身覚醒
心身錬成
心身共生

という3セクションのうち、「心身共生」というセクションの「初(はじめ)」
つまり、一番初めに取り組んでいただくワークの、ワークショップ仕様になります。
…念のため、ワークショップ受けたからといって「和合ノ術」を受けなきゃいけない、という
ことはありませんので、そのあたりはご安心ください



5種類のテーマ別冥想を、毎月ワンテーマずつ。
5ヶ月でひとまわりしたら、また同じサイクルで毎月ワンテーマずつ…という構成。




対象としては、

これまで冥想をほとんどしたことのない方
冥想したいけど、一人ではなかなかできない方
冥想自体が苦手な方
これから冥想に取り組んでいこうと思っている方

など…の方々を考えています。



これまで「冥想」と聞くと、何か「特別なこと」と思っていたり、
「どうも宗教クサくって…」という、「思い込み」をもたれている方には、
その誤解や勘違いをぬぐい去るよい機会になるかなと、思ってもいます

そのため、いわゆる「境地」を体験したい、修行モードで本格的に…という方には、物足りない
感じがするかもしれません。



また、「幸せ…うさんくさい」という方も、なかにはいるでしょう
わざわざ「しあわせ」とひらがな表記にしていますのも、ただ単に「幸せ感」を得ることを
目的にしているワケではないことの表明…と、とっていただければと、思います。




そもそも、「幸せ」って、何でしょう?
こう聞かれて、心のどこかにほのかな「?」が感じられる方に、この冥想は向いています。



よろしければ、ご参加ください。

10時半から12時半
参加費用は5千円です。

お申し込みはこちら










指南塾・身体均整法基礎講座最終回&TAMURATIC均整ノ術初回

2012-04-09 | 2012年
3月。
巡り巡って、「卒業」シーズン。

『身体均整法基礎講座』

もまた、ひとつの節目を迎えました。

同系統の手技療法を学びつつ併修して、今月から地元で独立開業、という方や、
カウンセリングその他に家一軒建つんじゃないかというくらいに行き倒してきた方などなど、
それぞれに事情あり、思惑ありの方々に、この1年来ていただけました。

実に、ありがたい時間でした




そして、4月
そのメンバーのみなさま全員が、2年目を受講となり、新たなステージへ突入

『TAMURATIC均整ノ術・基礎篇』

と名称は変わり、スタートです。。


1年目は、「身体均整法」という手技療法の体系をそのままに、手技を行ううえでの身のこなし
や身体感覚を身につけていただくことをメインとしてやってきました。
『「頭」でなく「身体」で覚える』という方式のため、体力もつきます

もちろん、この1年目だけでも家庭療法としては申し分のない内容。
実際に、ご家庭でみなさまそれぞれお役立ていただいています。

また、均整ほかの手技療法を学んできた方にとっても、「眼からウロコ」だと、思います。
というか、そういう学びをしてきた方であればなおさら、その内容の濃さもわかるかな。


…ここまでは、いわば「身の備え」と「心の備え」の時期。





そして、2年目。
ここからが、「本番」。
それまでの「備え」が、着実に実を結んでいく段階。

これまでオブラートに包んできたあれやこれや。
出し惜しみなく、ご指導させていただくつもりでいます。


先日の講座では、オープニングということもあり座学中心のレクチャー。
まず考え方や原理を理解していただかないことには、進めません。。
とはいえ、そこは実践重視のこのわたくし、後半はパフォーマンスタイム
求めに応じ、『TAMURATIC均整ノ術』の原理を活かして即興のアプローチをいくつか。

整体、潜在意識、気、そのほかあれやこれや…。
それらが渾然一体として、ひとつの〈方法〉がその場で生成されます。
その〈方法〉は、その時々の状態、状況、目的などに応じて自在に変化するものです。

『TAMURATIC均整ノ術』では、そのひとつひとつの〈方法〉を覚えても、ほとんど意味をなしません。
大切なのは、その〈方法〉の底流に流れる『原理』であり、その『原理』を、頭でなく肚で感得すること。

その原理は、いたってシンプル。
それゆえ、ハタと気づいてしまえば、相手の方の状況や状態に応じてその〈方法〉というカタチを
自在に変化させることが可能となります。


塾生のみなさま。
まずは、そこまでいってくださいね。
そこまでいって、初めて本当の意味で「わかる」ことって、たくさんありますから



では、これからも宜しくお願いいたします。