『地水火風空』

【TamuraTech Japan】のブログ

第0回『シークレット・エナジー・ワークショップ』 報告

2010-09-25 | 2009-2010年


『TAMURATIC錬達舎』では、活動の展開を大きく

アプローチ
ワークショップ

と二つに分類しております。


アプローチは、

「ボディデザイン(整体的身体調整)」
「ヒーリング(心身の癒し)」
「トランスフォーメーション(心身や状況の変化・変容)」

と、目的・目標別に大きく三分類。

ワークショップは、

「一般(愉しく体感・体験していただく)」
「アドバンス(体感・体験とともに実践・検証を自らしていく)」
「スペシャリスト(いわゆる専門家になりたい方)」

と、段階的に三分類させていただいております。



今回はこのうち「アドバンス」の、記念すべき初【コラボ・ワークショップ】、

【第0回 シークレット・エナジー・ワークショップ】

を開催・実施させていただきました。


「アドバンス」は、このほか

【シークレット・マインド・ワークショップ】
【シークレット・ボディ・ワークショップ】

というメニューがあります。


内容的には、ここにありますように『シークレット』、つまり「秘密」です。
ですが、「アドバンス」メニューのすべてに共通しているのは、ただ
「体験しました~」ではなく、ご自身の深い、秘められた想いや可能性etc…に
自らが能動的にアクセスしていくこと、でしょう。



10月は「ブレイクスルー・ビューティー」(一般ワークショップ)、そして11月は私自身や
『錬達舎』調整室内のバージョンアップを図るため、「ワークショップ」開催はお休みと
させていただくことにしました。

そして12月。
ここからが本当の『コラボ・ワークショップ』となることでしょう




今回は、美味しいケーキやプロフェッショナルなパンなど、たくさんの差し入れ。
私的にも、好物づくしでした
身も心も、それだけでやんわり
ありがとうございました

そして、いつもと同様、いやいつもよりも気合いの込められたお茶をありがとうございます。
今後とも宜しくお願いいたします。










原点

2010-09-23 | 2009-2010年
あれは、私が二十歳の時だった。






当時、東京の三鷹駅から徒歩二十五分、吉祥寺駅からは四十分という処の
フロなしのアパートに住んでいた。
近隣にはスーパーもあり、銭湯も歩いて五分程度の処にあり、それはそれで
実に快適だった。

この頃の私は、首都圏全域を股にかけた、いわゆる「フリーター」。
浪人しながら大学を目指してはいたものの、大学に行くにしても、
自分で費用を捻出するしかなかったのだから、それはそれで必死だった。
しかし現実的には今日新宿の現場で、夜は千葉、翌朝神奈川…という変動激しい
ライフスタイルの合間にちょっと勉強という感じだったのだから、「フリーター」と
呼称する方が、ふさわしいだろう、か。。。




そうしたある日、一仕事終え、仲間と新宿かどこかで終電間近まで酒をワイワイ飲み、
黄色い電車でユラユラ揺られながらの帰路(やはり、浪人生というのは恐縮する…)。
「今日は、三鷹から歩いて帰ろう…」と、酔いを愉しみながら晴れた夜空を見上げ、
歩いていた。


瞬間、

「フッ」

と何かに足を掬われた…。




目を開けたら、見も知らぬ男性が私を上から覗き込んでいた。

(あれ…何で寝てるんだ…)と朧げながら思いつつ立ち上がり、その場を
立ち去ろうとした。

道には、大勢の人だかり。
そのうちの一人(男性か女性かは思い出せない)が、
「待って待って、ジッとしていた方がいい」
と私に声をかける。

「え?」
と、なぜそう言われるのかわからない私に、その人は私の服にベッタリとついた血や、
道路にベッタリと染みている血の存在を教えてくれた。
そして、私の後頭部から依然として流れている血の存在も。。。


ほどなく救急車がやってきた。
立ち上がっている私の姿を見て、やや怪訝そうな救急隊員。
そのまま、三鷹市内の救急施設のある大学病院に直行。

どうやら、後頭部正中からやや右側をアスファルトに打ちつけたらしい。
精密検査の結果は、異常なし。
頭を包帯でグルグル巻きにされ、しばらくの通院を余儀なくされた。。。



余談だが…

「後頭部真後ろから一寸左にそれた部分を打ちつけると七日目に死ぬ」

と、整体創始者・野口晴哉氏(故人)の著作には記されている。
これが、根拠のない妄言であることは、もちろんあるはずもなく。

左側であったなら…この文章を初めて読んだ時には少し背筋が寒くなった。
最近、左目だけ視力が落ちてきているのだが、左目の視力に関係する中枢は
後頭部右側にある。
こういう、微妙な形で「打撲」とは影響するのだろうな…と、実体験から思う。



この当時は整体的な知識もなく、またその後深刻になるかもしれないと
心配もすることもなく、通院しても包帯を取り替えてもらうだけの治療
でしたが、それでどうやら(表向きは)やり過ごせた。


私の足を掬ったのは、どうやら道端に止まっていたスクーターだったらしい。
そのスクーターを、若い男性が酒酔い運転して撥ね、その撥ねたスクーターが
夜道で車の通らないことをいいことに、車道脇を歩いていた私の足を掬ったのだった。







この事故が、二十歳の時。

私は、あと二度ほど、明確に死にかけている。
一度は、赤ん坊の時(らしい)。
そしてもう一度は、二十四~五歳くらいの時に、仕事現場で。

しかし自分事ながら、どこか他人事のような気持ちでいる。





最近(というよりはそもそもの原点というべきか)、「死」ということを
おざなりにしていては私のような仕事はできないな、ということを思うに至った。

死ぬか死なないか。
療術の本懐は、そこにあるのだから。





かつて来訪者として縁のあった方々が、先日亡くなられた。

その方は関西の方であったのだが、一時期こちらに住まわれていて、その頃に
足しげく通っていただいていた方だった。

そして、つい先日亡くなられた来訪者の方。
この方は、70代でありながら、電車やバスを乗り継ぎ2時間以上かけてこちらに
通っていただいていた方だった。


この方々には、最後に「死はすぐ身近に当たり前にあるもの」ということを、ご教示
いただいたように、思う。



謹んでご冥福をお祈りしたいと、思う。






健康体の腹部は?

2010-09-11 | 2009-2010年

『健康体の腹部は、掌を以て鳩尾から下腹部へ撫で下ろした時に、何らの
 硬結したところの障害もなく、滑らかに撫で下ろすことができ、その
 感触において柔軟にして、且つ弾力のある引き締まった感じを与える。
 
 この感触の滑らかさ、弾力および硬結ないことのひとつを欠いている
 場合は正常体とはいえない。即ち異常のある場合は皮膚がバサバサして
 いるか、腹部がふわふわか、まただぶだぶしているか、カチカチに緊張
 しているか、もしくは手に触れるところがあるかの何れかである。

 また腹部を中心にしてその両側を掌一杯につまみ上げ、この時十分に
 筋肉がつまみ上げられる場合は正常であるが、もしつまみ上げることが
 できずすぐに手から落ちてしまい、皮膚が下から引かれているように感じ
 られるものは、必ず腸が癒着しているものである。また皮膚のみがつまみ
 上がってくるものは身体が最も衰弱している証拠である。
 
 次に健全な身体は腹部のどこを指で押しても不快感や、痛みを感じる
 ものではない。もし圧した時に不快感や痛みを感じた場合には必ずその
 部分に疾患がある』(『腹部触圧診断法』 著・亀井進より)




上の文章は、身体均整法創始者・亀井進先生(故人)の昭和14年の著書から
一部を引用したものだが、こうした診方は現代においても古びることはない。

「万病腹中にあり」などともいうが、ここにもあるように腹部の盛衰は、
如実にその人の健康状態を表現する。



ここ最近、「心臓」に何かしらの医学的な疾病、あるいは「心臓」に由縁した症状
(咳や呼吸困難など)の方々を、調整させていただくことが、増えた。

「心臓」は、東洋医学的な見方と照合すれば、五臓の「心(しん)」に相当する。
「君主の官」と称される臓器であり、精神活動や思考などはこの「心」に統率される
と考えられている。

「心」の病変は、動悸、不安や恐怖感、物忘れ、情緒の不安定などの素となる。



この「心臓」の盛衰も、ひとつには「腹部」で観ることができる。

たとえば、臍の上5分(自分の親指の幅半分くらい)の位置に動悸を感じた時には、
「心臓」に何かしらの異常があると観る。
さらにいえば、その部位の虚実、硬軟、気の盛衰などにその状態は表現される。

また、臍周囲では他の臓(肝、脾、肺、腎)も同様に観ることができる。



ちなみに、臍が左右上下に偏って引っ張られている、いわゆる「臍曲り」は、
それだけで身体の変動を教えてくれている。

もちろん「健康体の腹部」であれば、臍周囲もなだらかで弾力に満ち、左右上下に
偏らず…であることはいうまでも、ない。




コラボ茶会『ブレイクスルー・ビューティー』

2010-09-03 | 2009-2010年
いわゆる整体的な「小顔」アプローチでは、骨格そのものに
働きかけ、形態的なゆがみや骨の位置の矯正などをしていく…
また、筋肉のマッサージなどを主体とした方法では、おおむね
30種類ほどある表情に関わる筋肉を対象にほぐす、揉むなど
さまざまな手法でそれらを活性化したり、コンディショニング
していく…


普通にイメージされる「小顔」にしていくアプローチというのは、
概してこのような感じではないだろうか。



エクササイズ、フェイシャルエステ、美顔器…などなど、「顔」に
関わる美容法というのは、いわゆるダイエットと並ぶほど多種多様
であるように、思われる。

つまり、ある意味で選び放題
それは、裏を返せば飽和状態

ということだろう。。



そういうなか、「ワークショップ」というスタイルでその飽和状態ともいえる
美容分野をテーマにするのには、理由がある。



年に2回ほど、シリーズとして開催するこの『ブレイクスルー・ビューティー』コラボ茶会。

おおむね首から下のボディを対象としたシリーズと、今回のように首から上、
つまり「顔」に特化したシリーズと2種類ある。

そのどちらにも「ブレイクスルー」という頭文字がつくのが、この「ワークショップ」の
大きな特徴といえるだろう、か。

ただ単に、表面的に「キレイ」という結果のみが欲しければ、前述のように現代では
選び放題というほどたくさんあるのだから、それらをオススメする。
そういうことを、この『ブレイクスルー・ビューティー』コラボ茶会では意図しては、、、
いない。




「確かにキレイになりたい、けれど何かが足りない気がする…」
「本当にキレイな顔の背景には、いったい何があるのだろう…」
「色々試してきたけれど、やっぱり表面だけでは違う気がする…」



たぶんすでに、このような発想を誰もがし始めているのではないだろうか?
そうほのかにでも思い始めている方には、このコラボ茶会はピッタリ、かもしれない。。


9・10月と2回シリーズの今回の『ブレイクスルー・ビューティー』コラボ茶会。

その初回では、「小顔は簡単に実現できる」ということを、体感・体験していただく。
実際に即活用できる、いわゆる整体的なセルフテクニック満載となる予定。
もちろん、そこには「ブレイクスルー」的視点は加わるのだけれど。。

2回目は、そういった視点とはまったく違ったアプローチからの「小顔」、
そして「顔」そのものの美しさを追求していく。
…と書くと、何やら堅苦しく感じるかもしれないが、はっきりいって全然それはない。

まず普通ではお目にかかれない絶品の中国茶を堪能しつつ、気も心もほぐしながら、
身体に現れる結果を実感していただく…という流れになるだろう。
私自身が、堅苦しさや強制的な「~でなければいけない」というのは苦手なためも
あるけれど、終始和やかな雰囲気で会は進む。。。

その和やかさとともに、凝り固まった考え方に、自然に変化が起きる…。



そういう美容講座があっても良いのでは、ないだろうか?