武久塾

介護を受ける者として感じたことを徒然に

主観

2016-10-16 17:00:23 | 武久の視線
「敬語より普通(タメ口)に話した方が親近感もわくし、関係性も良くなると思うんです」

「介護リフトを使うのは反対です、人をものみたいに扱うなんて、、、」

「安心してください落としません、落としても僕が下敷きになりますからぁ」

「今日も明るく、楽しく、元気よく!」、、、



どれもこれも僕が院内や、介護サービスなどを利用してて聞いた言葉だ
これらの言葉は、医療行為や介護行為を行う方の主観の言葉であって
患者や利用者の思いは何も反映されていない


タメ口、、、僕はあなたの友だちじゃない
しかも、職員同士の共同作業時はなぜか敬語?

他人に、多数の他人に移動してもらうと何回もお礼を言わなければならない
入浴やトイレなど露出が多い時、人の手だと恥ずかしさが先立つ

もし、、、って落とす場合もあるって事だよね
あなたが下敷きになったとしても落ちるのは怖い

そんな、明るくなんて言われたって、そんな気分じゃない
楽しく元気よくって高齢者か患者だし、そんな元気はない



数例だけど、主観が支援者の場合だけ、当事者の意見はどこにも加味さてれない
当事者から、当事者家族からモニタリングする意識の低い、無い業界


モニタリング、、、
施設の中にポツリ意見箱だったり、年に数回のアンケートだったり
そんな方法でユーザーの声や意見が吸い上げられる筈がない、と僕は思う。



(写真撮影 介護フォトライター 野田明宏)

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