ぶく塾

介護を受ける者として感じたことを徒然に

忘れられない看護師さん

2018-10-24 11:48:19 | 武久の視線

妻はデブの私と比べれは超小柄で何ごとにも懸命な性格
入院生活の頃から、今の在宅生活までもそうなのだが、、、

入院していた頃、院内の人たちに
「武久さん、奥さんに感謝だね」
「武久さん、奥さんに感謝しなくちゃだめよ」
在宅生活の今も度々言われる

別に否定することでもないので、愛想笑いしながら
「そうっすよねぇ」、、、と私
がしかし、内心では大きなお世話なのである

してもらっているのは私、感謝をしていない筈もなし
いや、感謝以上に言葉などに出来ないものを感じている

ある日の病院内、同い年くらいの看護婦さん
「武久さんの奥さんは一生懸命ねぇ」
「はい、どうも」(出た出た、感謝しろってかぁ~)

しかし、次の言葉に驚きと救われた気もち!
「だけどね武久さん、武久さんが元気な頃、奥さんに
一生懸命だったから、奥さんも武久さんに一生懸命なのよ」

未だかつてこう言ってくれた人はいない
本質を突く感性が鋭く、苦労人だった方なのだと思う
私のモヤモヤの気もちを
一瞬にして晴らしてくれた対話だった

私が今でも名前を憶えている人
感謝すべき、唯一の病院時代の看護師さんだ。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 忘れじの作業療法士さん | トップ | 新しい車いす »
最新の画像もっと見る

武久の視線」カテゴリの最新記事