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医療、福祉従事者の方にも「前向きですよね」とか言われることがある
僕ら夫婦は受傷後「前向き」などと意識したことはない
試練や逆境を乗り越えて来たとも思ったことはない
ただ必死、無我夢中に生きて来た感はある
それは、みなさん同じなのではなかろうか?
被災にせよ、病気にせよ、障害にせよ、事故にせよ、離婚にせよ、、、
何にせよ、人は自分に起こってしまった不幸なことを受け止めて生きている
僕に関して言えば受傷後
家内に八つ当たりをしたり、悔しくて頭を掻きむしったことも
大泣きしたり、悪態をこいたり、妬んだり僻んだりしたりしたことも、、、
そんな中から、たった一つ気がついたこと
何を言っても、やっても起こってしまったことも現実も何も変わらない
ただ、その一点だけである
後は
今の僕らに出来ることで、どうやって生きていくか?ただそれだけのこと。