介護されし者

介護を受ける武久ぶくの視線

気がつけば、、、

2017-07-26 09:35:48 | 武久の視線
脳卒中や事故などの中途障害者の最大の特徴は
段階的なものはなく、日常の生活から気がつけば障害者になっていた
そんな現実との直面なのだろう

先の人生で、事故や病気による早死を想像したことはあっても
(もちろん僕もそうだっが、、、)

自分が障害者になることを想像する人はいない
まして僕は、意味する状態など分らなかった重度障害者

想像したこともない自分の姿、、、それが中途障害者なのだ
中途重度障害、、、受け止めるのが精一杯で、僕は受け入れる事は出来ない

難病や障害、終末期に関して、その方のポジティブさや感謝、愛、希望など
キラキラした部分には、みな好感をもち、感動したりもするが
ドロドロした心や、愚痴や葛藤には寄りつこうともせず、嫌悪感を抱く人がほとんど
(世間はもちろん、専門職の方の中にも、障害者の方の中にも、、、)

どう感じ、どう思うのかは、人それぞれの自由なのだから、そこに噛みつく気はない

ただ、楽しむ気もちなどを持てず、夢中になることもなく
充実感なんて感じることなく、欲も湧かず、夢、希望などが持てなくとも

幸せだろうが、不幸だろうが、そんなこととは関係なく
生きてゆかねばならぬ人たちは、この世にたくさんいることを覚えてて欲しい。






この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中途障害者として | トップ | 強迫観念 »
最新の画像もっと見る

武久の視線」カテゴリの最新記事