ぶく塾

介護を受ける者として感じたことを徒然に

喜び探し

2022-07-26 08:17:24 | 武久の視線
人は誰しも楽しいことをはりあいにして暮らしている
たとえ辛い仕事でも週末の楽しみのためにがんばれる、僕もそうだった

重度障害者になり自分の身としても分かってきた
楽しさとは無縁に暮らしている人たちもいることを
平穏、何もないことを憂いながら暮らしている人たちがいる

だから何?と言うことだが
僕の経験から支援側の価値観での「楽しさ」の押し付けはある

支援側が楽しいだろうと企画したり介助したりしてくれる楽しいこと
それがハンデを持つ人の楽しさにはつながらないこともある

地味な日常を送る当事者たちには
後日、楽しさが切なさや空しさに変換されることもある

発案計画時点からの当事者との対話も大切だし
支援側の楽しさ探しではなく喜び探しへの思考転換も必要になってくる。










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