武久塾

介護を受ける者として感じたことを徒然に

被害者意識

2015-02-18 11:08:03 | 武久の視線
やり場のない被害者意識は、、、
被災した方や、病魔におそわれた方、中途障害者などなど急な災にあった人たちに芽生える思いなのだろう


(なんで僕が、、、なぜ?僕だけが、、、そんなに悪い事してないのに、、、なんの罰なの?、、、)
とりとめのない、答えなんか出ない堂々めぐりにはまり、終いにはどうせ僕なんて、、、と自暴自棄に入る


こんな被害者意識みたいなものは順次老いてきた高齢者にはない心理なのだろう
僕がデイサービスで高齢者の中にいて思ったことは


この人たちはたとえ認知症であろうとも高齢になるまでは普通に暮してた人たちなのだ
僕も含めて、人生半ばで事故や病気で亡くなったり、障害者になったり、もっとは小児のうちに、、、とか、、、


老いた高齢者でさえ妬み僻みの対象となってしまう、まぶしく思えてしまう


こんな心理は介護職や支援する側の人には分かる筈もない心理だと思う
その辺の心理上も16特定疾患の中途障害者を介護保険の第二被保険者とし、高齢者と同じ土俵に入れるのには無理がある


高齢者介護をしている人たちに中途障害者心理など分かる筈もないし、学ぶ必要性も感じてない
介護保険ケアプランの中心になっているつもりのケアマネなんかでも中途障害者の心理的なものはなにも勉強してないだろう


こんな介護保険の中で第二被保険者の中途障害者は、孤立していく場合が殆んどなのだろう。



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