田舎生活実践屋

釣りと農耕の自給自足生活を実践中。

ハクビシンの奇襲攻撃に、竹田農園轟沈(2010/10/26)

2010-10-26 22:49:42 | カラス・イノシシ・アライグマに負けた
小倉で、仕事をしていると、妻から電話。
何事と受話器を取ると、「農園のお隣のIKさんから電話があり、農園の畑のジャガイモ、イノシシにやられていると、今から、柵の点検に行く」とのこと。
イノシシとは、停戦宣言をしたのに、やられたと、がっくり。
 帰宅して、妻に様子を聞くと、「あれは狸。春に我が家に侵入して、花壇の土をほじくった跡とそっくりの掘り方。ジャガイモは8割、食べられた感じ。大豆も、一株ずつ倒して、豆を食べて、鞘をひとところに吐き出している。大根の畝も土を掘り返してる、ミミズを狙った。イノシシはこんな丁寧な食べ方はしない。狸は、狭い隙間からでも進入できるので、入り口近くに小さい隙間があり、イノシシなら防げたが、狸はかいくぐって入った。取りあえず、竹を隙間に何本も押し込んで、入れないようにした。これでダメならお手上げ」とのこと。

 私は、春先に見た、ハクビシンだと思う。(春先のハクビシン、畑のイチゴと完熟トマトを食べに来たのをパチリ。下の写真)図体はイノシシほどではないが、10~20匹で群れるとのこと。<この動物、実は夏のタヌキと思われる>

 このジャガイモ、イノシシにサツマイモを100株食い尽くされた後、猛暑の中を10分耕しては、10分、林の中で水分補給を繰り返してやっと植えて、あと2Wで立派なジャガイモ、ザクザクと期待していたもの。
昨晩、ハクビシンの親子、新鮮ジャガイモに舌鼓をうちながら、
クソガキ「カーちゃん、この芋、オイチイ」
ハハ「この芋は、お百姓さん(私)が真夏の暑い中、汗水たらして作ってくれた、尊い作物。残したらバチがあたりますよ」
クソガキ「カーちゃん、おなか一杯、モー食べれん」
ハハ「カーちゃんが掘った、この芋、あと3個あるけん、食べてしまいなさい」
といった、不届きな会話を交わしたに違いない。

どーしてくれようか、と腹が立つが、後の祭り。
怪我して擦りむいた膝小僧のカサブタがやっと固まったのにまた、こけて血が出た気分。
妻が応急処置で隙間に、林に転がっていた竹を何本も差し込んでくれたので、なんとか侵入を防いでほしいもの。
来週私も出かけて、進入口を徹底補修しよう。

 山向こうの集落では、とうとう、サルまで現れたとのこと。
サルは、手におえない。
来年は、イノシシ、ハクビシン、サルの3派連合で、畑は壊滅、以降は、農園の畑、トウガラシ、なた豆、ネギ、大根、ニンジン、ヘチマ、ピーマンといった、サルも豚も見向きもしない作物ばかり栽培する確かな予感。

 竹田農園のある集落、6軒の家があり、私が結婚した当初は、どの家にも子供が2、3人おり、子供たちが親にねだって、犬やら猫やらたくさん飼っていた。
みな、放し飼い。
特に土建屋のIKさんのお宅の犬は、サクラという名の雌犬で、土佐犬と秋田犬の雑種で、大型犬。
サクラの子供にもう少し小型の犬が2匹で、よくこの3匹が山に入り、イノシシを倒して、庭先に、イノシシの硬くて重いあごの骨(煉瓦のよう)が転がっていたのを思い出す。
このころは、柵などなくても、毎年サツマイモの大収穫。
どこの家も、子供たちは成長して、家を出て町に、今では、みなさん年取り、夫婦二人、あるいは一人暮らし。
犬はおろか、この夏からは猫もいなくなった。

 人間の勢力が急落し、イノシシ、ハクビシン、サル(間もなく姿を見せる)が勢力を増してくるのは、自然の勢い。
竹田農園近くに犬好きの若夫婦、引っ越してきておくれ、と願うばかり。
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