田舎生活実践屋

釣りと農耕の自給自足生活を実践中。

耶馬渓の神尾家住宅(2010/7/20)

2010-07-20 21:38:00 | 農園巡り
 今日も快晴、猛暑の予感。
海水浴に角島に連れて行ってくれと妻に頼むも、温泉がいいと、耶馬渓のなかま温泉に。
温泉が何時から空いているのか知りたくて、ネットで見てみると、この近くに築240年、九州では一番古い民家があり、重要文化財とのこと。
まずここに行こうとなり、お昼に到着。
なお、なかま温泉、ネットでは10時オープンとなっているが、行ってみると最近変更になり、11時オープン。

(神尾家住宅)

解体修理をした際に、材木に施工の年度の書付があり、240年前の建築と分かったとのこと。
家屋も、庭も立派に手入れされ保存されている。(冒頭の写真)
道を挟んだところに、この民家の所有主がお住まいで、好意で公開している。
中をのぞくと、大きな部屋が4つ。
一つは太めの真竹をびっしりと並べて床を張り、その上にござ。
夏の日は、床下から涼しい風が吹きあがり、気持ちよかったことだろう。
中央に囲炉裏。
その上が二階で、妻の意見では蚕を飼っていたのだろうと。(下の写真)

私は見なかったが、妻の話では奥の寝室と思しき部屋にも小さい囲炉裏。
推測するに、冬の寒い日、食事と夜なべ仕事が終わり、家族で寝るとき、囲炉裏の残り火をこの小さい囲炉裏に移し、温かくした部屋で寝たのでは。
のどかでぬくもりのある昔の農家の暮らしぶりがしのばれる。

(大工の郷)
神尾家住宅には、土間と隣り合わせに牛小屋(?)があり、そこに解体修理したとき、腐敗が激しく使えなかった梁とか柱材を丁寧に棚に保管。
シロアリに無残に食い荒らされボロボロ。
こうしたやっかいな住宅を地元の大工さんたちが集まって解体し再組立てした情景が目に浮かぶ。
付近は今は杉・ヒノキの立派な山林が続き、製材所も多い。
日田杉で有名な日田はすぐそこで、大工さんたちも昔から各郷にたくさんいて、腕も確かだったことと確信。
見事に再生した神尾家住宅を見ながらそんなことも思いました。

(かぼちゃの棚)
この民家の横に立派な野菜畑。
竹で大きな棚を組み、かぼちゃが垂れ下がっている。(下の写真)


竹田農園でもかぼちゃを作りたい、しかし場所をとるのでどうしたものか、行きの車の中で妻と話をしていたところで、来年はこうした棚を農園の林の木を利用して組んで栽培してみよう。
コメント
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