温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

カイリー・ミノーグのPV面白い~まあ、見てください~

2014-07-01 22:37:58 | 音楽
Kylie Minogue Come Into My World

まあ、このPVじっくり見て下さい。いいアイデアというか、どうやっているのか興味深いなあ。
ポイントは下のサイトに詳しく書いてある。
秀逸ミュージックビデオ500選 : PV3:カム・イントゥ・マイ・ワールド/カイリー・ミノーグ(2001年) - livedoor Blog(ブログ)
俺がミュージックビデオを語る時に外せない映像作家・ビデオ監督がミシェル・ゴンドリーだ。一番好きですよこの人。寝てる時の夢みたいな映像を形にするシャイな野郎だ。
このPVを支配するのは「法則性」。カイリーが歌いながら街の一コーナーを練り回る。基本はそれだけ。だが彼女が一周する度に新しいカイリーが出てくる。もう一周すると三人、四人になっていくのだ。それだけじゃない。よく見りゃ後ろで駐禁とってるお姉さんも、ケンカしてる人も、掃除してる店員も、カップルも、一組ずつおんなじのが増えて、それがまた相互にズレながら、影響を及ぼし合いながら存在しているのだ(下図)。最後の方はもうある意味大騒ぎである。
この、人間味を失っていない法則性というか、ある種のアルゴリズム形成というか、すごいですよ。

下のサイトも、そっくり引用してしまいます。
2003-07-02 - MUSIC-VIDEODROME
「私の世界にいらっしゃい」と歌いながら街を歩くカイリー・ミノーグ。周りには「何かやらかしそうな」住人がたくさん居るのだが、表面上は何も起きない。しかし「あれ? このシーンさっきもなかった? 」と思った瞬間、カイリー・ミノーグが2人に増えている。それにともない街の住人も全員1人から2人へと増殖している。そう、カイリーは同じ場所をグルグルと廻っており、1周するたびに登場人物全員が1人から2人、2人から3人へと次々と増殖しているのだ! 気がついた時にはそこはまさに「カイリー・ミノーグの世界」。
ミシェル・ゴンドリーお得意のワンアイデアもの。同じセットで同じカメラの動きで何パターンも撮影してから、合成したらしい。らしいのだが、どうやればあんなに自然に合成できて、しかもキチンと音楽がシンクロできるのか皆目見当立たず。「見たら他人に教えたくなる」PV。

解説動画も紹介しておきます。
Kylie Minogue - Come Into My World (making)

【解説】come into my worldのメイキング映像(英語でだけど) | 9ポスト
先日紹介した動画の解説動画です。簡単に言うと、カメラで周回を繰り返し撮影して、フィルムを重ねています。技術だけで言うと1970年代から使われている手法です。すごいのは演者や物の動きが計算され尽くされた上で撮影していることですね。監督はミシェル・ゴンドリーといい、chemical brothersのstar guitarなど多くのミュージックビデオを手がけています。

カメラの動きを記憶するカメラがあるんだね。なるほど。
ukadapta.com | 現代のミュージックビデオの傾向
Motion Control Camera
モーション・コントロール・カメラは、クレーンと連動しており、コンピューターにカメラの動きを記憶させ、被写体を同じ画面上に、何度でも合成させることが可能です。例えば、ミシェル・ゴンドリー監督は、積極的にこのカメラを導入しています。Kylie Minogue (カイリー・ミノーグ) の 『Come Into My World (カム・イントゥー・マイ・ワールド)』 では、彼女が何人も同時に画面上に現れ、そのカメラでしかなしえないヴィジュアルを、実現させしました。