Blog.たかたか

本のこと、音楽のこと、楽器のこと・・・

メーニッヒ君の出自の探索

2009-12-02 | オーボエ
オーボエのメーニッヒ君ですが、ネットで入手して4年たちます。
はやいなぁ。

楽器をやってみようと思い立ち、何がいいかと考えて
無謀にもオーボエに決めて
さて楽器をどうする?と、いろいろ探していた時に
見つけたのが、このメーニッヒ君。

中古楽器の世界も、ネットでの取り引きも
ほとんど知らないで、本当に勢いで買ってしまいました。

いまから考えると、恐ろしいことをしたものです。

その後、オーボエについて、いろいろと知ることになってくると
メーニッヒ君は現在の日本のオーボエでは主流ではないこと
マリゴー、ロレー、リグータといったフランス製が
幅を利かせていること、などが分かってきました。

とすると、メーニッヒ君の前の持ち主さんは
どのような経過で入手したのだろう?と
購入した時のメールに質問をしてみたのですが
返事はありませんでした。

メーニッヒ・アドラーのホームページで調べてみると
自分のメーニッヒ君の型番163/2が出ていません。

いつごろ生産されたものなのか
メーニッヒにメールで聞いてみましたが
こちらも返事はありませんでした。

レッスンをしていただいている先生に楽器を見せると
初めて見た、とめずらしそうに見られて
複雑な気になったりしましたが
先生に紹介されたお店に調整に出すと
最近、メーニッヒをよく見ますが、どうしてでしょうね?
と聞かれてみたり。

そいうったメーニッヒのオーボエですが
たまにオークションや中古楽器のページで
見ることがあります。

最近もオークションで見かけました。
これもフルオートでしたが、170/2という型番も
同じモデルのセミオートと思われますが
シリアルナンバーは1000番以上離れてはいます。

そのオーボエは1980年代の東ドイツで作られたとありますが
自分のメーニッヒ君はMade in Germanyとなっているので
ベルリンの壁が崩壊したあと、東西ドイツが統一されたあとの
それも1990年代以降に作られたのだろう
と推測できるところまで分かってきました。

1年でどのくらい作られるのか分かりませんが
もう少し情報が集まればいいな、と思っています。

コメント