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本のこと、音楽のこと、楽器のこと・・・

2023年4月に読んだ本

2023-05-08 | Books
4月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:2148
ナイス数:51

鯨オーケストラ鯨オーケストラ感想
★★★★☆『流星シネマ』『屋根裏のチェリー』から続く人たちが新たな出会いで、また物語が始まった。鯨とクラリネットとアキヤマ君。そして新しいセッションが始まる。
読了日:04月28日 著者:吉田 篤弘
街とその不確かな壁街とその不確かな壁感想
★★★★☆村上春樹の小説の要素がたくさん含まれている集大成の小説という思いをもって読み終える。追い求めるものが不確かであるが故に踏み込んでいく。その先の世界を見つけるために。
読了日:04月27日 著者:村上 春樹
生きづらさについて考える (毎日文庫)生きづらさについて考える (毎日文庫)感想
★★★★☆久しぶりの内田本。2017~2018年頃に書かれた文章がメインだが、いま読んでも納得・同感できるものがある。著者の言うリーダビリティのある文章は読者にとっても価値のある文章と言える。
読了日:04月13日 著者:内田 樹
ラブカは静かに弓を持つラブカは静かに弓を持つ感想
★★★★☆スパイの話という紹介を見て、チェロとの組み合わせは何だろうか?思いながら読み始める。著作権連盟が音楽教室に関係者を生徒として潜り込ませた事件をモチーフにしている物語だった。このニュースを知った時にはスパイとなった人のことに思いを寄せることがなかったことを、いまさらながら感じる。
読了日:04月11日 著者:安壇 美緒
べつに怒ってない (単行本)べつに怒ってない (単行本)感想
★★★★☆「はじめに」にあるように「書いている時、とにかくそう思っていた」という内容そのものだ。しかし思ったことを実際に書きとめて、連載の記事にすることは難しい。

読了日:04月06日 著者:武田 砂鉄
僕は珈琲僕は珈琲感想
★★★★☆書名を入力する時に『僕の珈琲』と間違えた。『僕は珈琲』だ。この言い回しについての文章もある。片岡さんのエッセイには独特の言葉の使い方があって、そこへの引っ掛かり具合が心地よい、という不思議な味がある。
読了日:04月01日 著者:片岡 義男

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