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2月に読んだ本

2016-03-03 | Books
2016年2月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2847ページ
ナイス数:47ナイス

王とサーカス王とサーカス感想
図書館で予約して読み始め、一気に読みました。前作は読んでいましたが、ほとんど忘れていて、それでも全く問題ありませんでした。フリーライターとしての報道の意味、報道する側の個人として、あるいは報道される国や個人の側として、考えさせられます。サーカスという言葉に込められた意味を忘れてはいけないでしょう。
読了日:2月29日 著者:米澤穂信
アインシュタインの時計 ポアンカレの地図―鋳造される時間―アインシュタインの時計 ポアンカレの地図―鋳造される時間―感想
アインシュタインは知っている。ポアンカレも名前は知っている。しかしその接点は?ポアンカレも相対性理論に近づいていたという。アインシュタインが相対性理論を確立できた背景は?ポアンカレの活躍した時代から丹念に解きあかす労作です。
読了日:2月27日 著者:ピーター・ギャリソン
数学する身体数学する身体感想
数学の歴史的なところは他の本である程度は知っていました。しかし岡潔については初めて知りました。数学について語るというより、数学とともに生きていくことを語る著者に好感がもてます。
読了日:2月22日 著者:森田真生
我々はどのような生き物なのか――ソフィア・レクチャーズ我々はどのような生き物なのか――ソフィア・レクチャーズ感想
言語学者としてのチョムスキーは、その内容は分からないが、言語学に革命をもたらした人間である、ということは知っていました。一方、社会・政治への発言は9.11以降さまざまな著作で知ることができました。チョムスキーはもう言語学については終わっているのかと思っていましたが、とんでもないことで、いまだに双方の分野でも先頭を走っている超人でした。
読了日:2月20日 著者:ノーム・チョムスキー
輪廻する宇宙 ダークエネルギーに満ちた宇宙の将来 (ブルーバックス)輪廻する宇宙 ダークエネルギーに満ちた宇宙の将来 (ブルーバックス)感想
この本を読んでいるときに、重力波を検出!というビッグニュースが。ますます面白くなります。
読了日:2月15日 著者:横山順一
NHKはなぜ、反知性主義に乗っ取られたのかNHKはなぜ、反知性主義に乗っ取られたのか感想
反知性主義の3冊目。NHK会長と経営委員のひとりについては、なんでこんな人が、とあきれていますが。著者はその原因となる組織のシステムについても問題点を指摘しています。このような事態を二度とおこさないよう考えなければいけません。
読了日:2月13日 著者:上村達男
べつの言葉で (新潮クレスト・ブックス)べつの言葉で (新潮クレスト・ブックス)感想
イタリア語を自ら選び合衆国からイタリアに移住したラヒリのエッセイです。第3の言語で小説を書く試み、というより必然性となるに至ったラヒリの過程が示されています。
読了日:2月7日 著者:ジュンパラヒリ
超・反知性主義入門超・反知性主義入門感想
反知性主義については2冊目。直接それについて書いた、というものではなく、連載していたコラムがつまりは反知性主義と言えるものだった。反知性主義とはどういうものなのか、考え直す必要がありそうです。
読了日:2月6日 著者:小田嶋隆
中野のお父さん中野のお父さん感想
中野のお父さんが作者にダブります。どの話も読後感がほのぼのとします。
読了日:2月5日 著者:北村薫
困難な成熟困難な成熟感想
あとがきにも書かれていますが、読んでいていままでのものとちょっと違うな、という気がしていました。それはブログ等で書かれたものを編集したものではなく、編集者の直球の質問に対してまともに受けて答えるという内容だからかなと思います。
読了日:2月3日 著者:内田樹

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