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Blog.たかたか

本のこと、音楽のこと、楽器のこと・・・

2025年6月に読んだ本

2025-07-01 | Books
6月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2173
ナイス数:110

土偶を読む――130年間解かれなかった縄文神話の謎土偶を読む――130年間解かれなかった縄文神話の謎感想
★★★★☆数年前にテレビで話題になっていた時はあまり関心がなかったようでスルーしたが、突然読む気になって図書館から借りてきた。土偶は縄文のビーナスと遮光器土偶くらいしか知らなかったが、他の土偶についてもさまざまな形態の土偶への著者の調査結果は読んでいて面白かった。この発表に対する批判もあるようなので引き続き読んでみよう。
読了日:06月27日 著者:竹倉 史人
積ん読の本積ん読の本感想
★★★★★積ん読に積極的な言葉を読んでいると、あながち自分のしていることも悪くはないと安心してしまう。ただし、買った本がどこにあるかわからなくなってしまう、という個人的な問題の解決にはなりそうもない。こればかりは自分で解決するしかないか。
読了日:06月25日 著者:石井千湖
世界の音 楽器の歴史と文化 (講談社学術文庫)世界の音 楽器の歴史と文化 (講談社学術文庫)感想
★★★★☆坂本龍一のピアノの本を読んでほかの楽器の歴史も調べてみる。人間が自らなんらかの道具を使って音を出すという行為から楽器は始まり、あらゆる地域でそれは楽器に進化していく。現在の、主に西洋の楽器に馴染んでいると、そのユニークな楽器を手に取ってみたくなる。
読了日:06月23日 著者:郡司 すみ
成瀬は信じた道をいく成瀬は信じた道をいく感想
★★★★☆成瀬の性格にも慣れたのでびっくりはしなくなったが、エピソードを読むのは面白い。変人が多いと聞く京都大学で成瀬がどうなるか期待している。
読了日:06月22日 著者:宮島 未奈
一億年のテレスコープ一億年のテレスコープ感想
★★★★☆第三部あたりから著者の想像力についていくのが難しくなったが、なんとか最後まで読み通すことができた。時間も空間も桁外れのスケールで遭遇する宇宙生物も想像するのが難しいのだが、「まだ見ぬ繋がりを追い求める、という望み」をとことん追求した話だった。
読了日:06月19日 著者:春暮康一
東京都三多摩原人 (集英社文庫)東京都三多摩原人 (集英社文庫)感想
★★★★★自分は三多摩住人だが残念ながら原人ではない。しかし本書に出ている散歩のコースや著者の子ども時代の話にしっくりするのは、大田区の多摩川の近くで小学校時代を過ごしたからかもしれない。以前、本書で歩いたコースに近い道を歩いたことがあるが、まだまだ三多摩の魅力を充分味わっていないことを教えられた。楽しみが増えた。
読了日:06月11日 著者:久住 昌之
vol.18 ピアノへの旅 (commmons: schola〈音楽の学校〉)vol.18 ピアノへの旅 (commmons: schola〈音楽の学校〉)感想
★★★★☆ピアノという楽器の起源を探る。鍵盤楽器としてはパイプオルガンやチェンバロが先行するが、ピアノの発展は驚くべきものがある。しかし弦楽器や管楽器と違い、ピアノは音の連続性がないため、それを求めて機能や演奏法が考えられてきた、という演奏家の話は言われてみると納得できる。
読了日:06月08日 著者:坂本龍一,上尾信也,伊東信宏,小室敬幸
老いのかたち (中公新書 2053)老いのかたち (中公新書 2053)感想
★★★★☆著者73歳から76歳の時に新聞に連載されたエッセイをまとめたもの。まだまだその歳には及ばないが、老いについての受け止めを心を揺さぶられながら言葉に表せてくれることで、体験していない読者にも伝えてくれる。
読了日:06月03日 著者:黒井 千次

読書メーター

2025年5月に読んだ本

2025-06-02 | Books
5月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:3935
ナイス数:148

この夏の星を見るこの夏の星を見る感想
★★★★☆コロナ禍で学校が休校やオンライン授業になってしまったなかでの高校生たちの素敵な活動を描いたはなし、という内容を見たことがあった。今回思いついて図書館で借りて読んでみると、あの頃のことが思い出される。ここに登場する高校生や中学生がどのような気持ちで学校生活を過ごし、悩んでいたのかが伝わってくる。それでもひとつのきっかけによって逞しく活動できる若者たちが気持ちよい。しかしこの小説の連載が2021年6月からというのはこの著者すごい。
読了日:05月31日 著者:辻村 深月
お探し物は図書室まで (ポプラ文庫 あ 14-1)お探し物は図書室まで (ポプラ文庫 あ 14-1)感想
★★★★☆著者の本、2作目。同じ連作短編集だ。今度は司書でレファレンス担当の小町さゆりさんの差し出す謎の本が図書室に来た人たちに、自身の抱えている問題の解決のための糸口となる。この意外な本をさりげなく出してくる小町さんのキャラクターがこの本の魅力だろう。
読了日:05月26日 著者:青山 美智子
虚史のリズム虚史のリズム感想
★★★★☆京極夏彦の本にも負けない枕本だ。図書館から借りてきたので2週間以内で読むため必死になって読み終えた。第二次大戦後の日本を舞台にした探偵が、ある殺人事件の解決に挑む、というくらいの予備知識だったが、これがとんでもない。東南アジアでの敗走経験の元兵士、闇市、GHQ、犯罪組織、売春組織、宗教教団と戦後混乱のあらゆるものが詰め込まれて、なおかつ鼠となった人間まで現れる。いったいこの話はどこまでいくのかだろう?とページを追っていきなんとか最後にたどり着いた。
読了日:05月26日 著者:奥泉 光
ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)感想
★★★★☆間宮中尉のボリスと岡田亨の綿谷ノボルはともに悪の象徴として書かれているが、ボリスの実際的な悪の行為に対し綿谷ノボルの悪は具体的なものとして浮かんでこないままだ。そのため綿谷ノボルに汚され引き離されたクミコを取り戻す岡田トオルの行為が象徴的となり、神話的となっているのだろうか。物事が解決したとは言えないが、それでも前進していると思えることで、微かな希望が見える。
読了日:05月15日 著者:村上 春樹
ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫)ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫)感想
★★★★☆妻のクミコが去ってしまった。その理由はわからない。しかしトオルのまわりに来る何人かの女性たちとの交わりの中で、何かをつかもうとするのだが。当初はこの物語は第2部で終わるはずだったらしいのだが、そう言われてみると最終章は確かにここで幕を降ろしてもおかしくはない。となると第3部はどうなるのだろうか。
読了日:05月12日 著者:村上 春樹
ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)感想
★★★★☆NHKの「100分で名著」をみて再読。1994年に出版されたとき以来だから30年以上前だ。間宮中尉の山本の死の場面は朧げながら覚えていたが、これからどうなるのだろうか。
読了日:05月09日 著者:村上 春樹
それでも世界は回っている 3それでも世界は回っている 3感想
★★★★☆オリオの<六番目のブルー>のインクを探す旅は終わった。<六番目のブルー>のインク見つけ出すことはベルダさんの死を受け止めることと同時にオリオの成長のための旅だった。
読了日:05月07日 著者:吉田篤弘
リカバリー・カバヒコ (文芸書・小説)リカバリー・カバヒコ (文芸書・小説)感想
★★★★★一気に読んでしまいました。本屋大賞ノミネートの常連の作者の小説を読んでみようと、この奇妙な書名を選んでみるとリカバリー、回復を必要としてる5人の話に、読んでいるこちらも回復された気持ちになる、不思議な話ばかりでした。
読了日:05月03日 著者:青山美智子
ハコウマに乗ってハコウマに乗って感想
★★★★☆新聞の紹介で著者とこの本を知り図書館で予約し、読むことができた。映画監督というが、書かれた内容は映画についての話よりも普段思ったことについて正面から書いたという印象だ。その素直な文章が読んでいて心地よい。
読了日:05月03日 著者:西川 美和

読書メーター

2025年3月に読んだ本

2025-04-01 | Books
3月の読書メーター
読んだ本の数:12
読んだページ数:4182
ナイス数:72

国家を考えてみよう (ちくまプリマー新書)国家を考えてみよう (ちくまプリマー新書)感想
★★★★☆ちくまプリマー新書シリーズにしては大上段なタイトルだと思ったが、本書の最後に「二〇一六年の夏から、参政権ーーつまり選挙権は十八歳にまで引き下げられます。」とあり、この本が出版されたのが二〇一六年六月なのを見ると、なるほど選挙権を行使するためには、ここから考えなさいね、という著者の親切心から書かれたのだと納得する。特に第四章の「国家主義について」は最近の県知事の問題を先取りする指摘や憲法改正への問題など、目が覚める内容だ。
読了日:03月29日 著者:橋本 治
表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 (文春文庫 わ 25-1)表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 (文春文庫 わ 25-1)感想
★★★★☆オードリーというコンビはNHKの100カメで見るくらいで、本が評判になっていると知ったときも、オードリーの片割れの書いたものとは知らず読んでみた。キューバのほかにモンゴルとアイスランドの旅行記、あとがきでコロナ後の東京、が収められている。どれもメジャーな観光地ではない。現代の日本のような資本主義と真逆の国ということで、ゲバラの社会主義国であるキューバに行きたかったという。5日間の休暇で過ごしたのは名所の観光ではなく、そこに住む人たちとの微かな接触から得た貴重な体験を綴っている。
読了日:03月28日 著者:若林 正恭
BLUE GIANT (7) (ビッグコミックススペシャル)BLUE GIANT (7) (ビッグコミックススペシャル)感想
★★★★☆大たちのトリオも順調に進化していると思ったら、最後にきつい壁が聳え立っていた。
読了日:03月25日 著者:石塚 真一
フェルマーの最終定理 (新潮文庫)フェルマーの最終定理 (新潮文庫)感想
★★★★☆3月14日が円周率の日というのを当日の朝日新聞の天声人語で紹介していて、そこでこの本にふれていた。そういえば積読本にあったはず、と見つけて読んでみた。フェルマーが17世紀に残した問題に対して歴代の数学者たちの挑戦とワイルズの回答に至る経緯を、専門外の人間にもわかりやすく伝えてくれている。
読了日:03月25日 著者:サイモン シン
夜に猫が身をひそめるところ-ミルリトン探偵局 (中公文庫 よ 39-11)夜に猫が身をひそめるところ-ミルリトン探偵局 (中公文庫 よ 39-11)感想
★★★★☆吉田篤弘のデビュー作を大幅改稿したものらしい。確かに自分が考えている著者のテイストはこのデビュー作にも見受けられる。
読了日:03月18日 著者:吉田 音
物理学の誕生 ――山本義隆自選論集Ⅰ (ちくま学芸文庫ヤ-18-6)物理学の誕生 ――山本義隆自選論集Ⅰ (ちくま学芸文庫ヤ-18-6)感想
★★★★☆高校生に向けた講義を中心とした話が元とのことで読みやすい。しかし数式の出てくるところはさっぱりだった。16世紀を中心とした、その前後に生きた人たちの探究と発見を述べてくれる。学問の世界がラテン語をもとにした限られた者の独占から、自国語での出版が盛んになったことによって、文化革命が起こったとの説は説得力がある。
読了日:03月16日 著者:山本 義隆
ひとり吹奏楽部 ハルチカ番外篇 (角川文庫)ひとり吹奏楽部 ハルチカ番外篇 (角川文庫)感想
★★★★☆春太と千夏以外の吹奏楽部のメンバーといままでに登場している南高のメンバーたちとがそれぞれひとりずつ組み合わせて話が進んでいく。「ひとり吹奏楽部」のもうひとりのペアは。次の話につながる気配もあり、期待。
読了日:03月14日 著者:初野 晴
惑星カロン (角川文庫)惑星カロン (角川文庫)感想
★★★★☆3年生たちが引退し、自分たちの代がこれから部を引っ張っていくときが来た。今回の話たちもそれに合わせるように読み応えのある4篇だ。表題作の「惑星カロン」は何人もの気持ちが胸に編み込まれるような気持ちになる。
読了日:03月12日 著者:初野 晴
ひとまず上出来ひとまず上出来感想
★★★★☆ラジオで人気の著者だが、どのようなことを語っているのかと読んでみる。本音をスラリと語っているという感じです。わかるわかる、友達や少し上の気のおけない人の話として読んだり聞いたりしているように思いました。
読了日:03月09日 著者:ジェーン・スー
千年ジュリエット (角川文庫)千年ジュリエット (角川文庫)感想
★★★★☆高校も文化祭の季節。今回は「エデンの谷」を除き、文化祭に関わる人たちがメインとなっている。最終篇の「千年ジュリエット」の「千年」はしんみりした後に少しの希望が見えてくる言葉となっている。
読了日:03月07日 著者:初野 晴
空想オルガン (角川文庫)空想オルガン (角川文庫)感想
★★★★☆穂村千夏たちの吹奏楽部は地区予選に挑戦するが、その会場でまた事件が。千夏たちの大会はどこまで進めるのか?
読了日:03月03日 著者:初野 晴
新版 昭和史 戦後篇 1945-1989 (980) (平凡社ライブラリー 980)新版 昭和史 戦後篇 1945-1989 (980) (平凡社ライブラリー 980)感想
★★★★☆戦前篇に続いて読み終える。敗戦後のGHQによる占領からサンフランシスコ講和条約の締結までの、混乱から独立に至り、高度成長していくなかで、当たり前だが世界の情勢と深く関わっているのだが、日本としてまた日本国民として自覚的でいることができたのかという疑問が浮かぶが、それは現在の私たちにも問われているのだろう。
読了日:03月02日 著者:半藤 一利

読書メーター

2025年1月に読んだ本

2025-02-01 | Books
1月の読書メーター
読んだ本の数:13
読んだページ数:2956
ナイス数:90

プリニウス11 (バンチコミックス45プレミアム)プリニウス11 (バンチコミックス45プレミアム)感想
★★★★☆プリニウスの子供から青年までを描いた巻。さもありなんという子供だが、マルクスとの別れがさびしい。
読了日:01月31日 著者:ヤマザキマリ,とり・みき
BLUE GIANT (3) (ビッグコミックススペシャル)BLUE GIANT (3) (ビッグコミックススペシャル)感想
★★★★☆高校の文化祭での校歌ジャズ、聴いてみたい。
読了日:01月31日 著者:石塚 真一
罪名、一万年愛す罪名、一万年愛す感想
★★★★☆吉田修一の書く探偵の話とは、それも新聞の連載小説とは、と興味がわき読んでみる。謎の宝石の依頼で始まった調査だったが、依頼者の祖父の失踪から話は展開し、一気に結末に向かっていく。
読了日:01月30日 著者:吉田 修一
へうげもの(1) (モーニングKC)へうげもの(1) (モーニングKC)感想
★★★★☆古田織部の話がコミックになっていたことを知り、読み始める。初めから茶道具への執着が全開で、これからどうなる?
読了日:01月29日 著者:山田 芳裕
言語哲学がはじまる (岩波新書 新赤版 1991)言語哲学がはじまる (岩波新書 新赤版 1991)感想
言語哲学とはなんだろう?と読んでみる。著者は論理学の著書で読んでいるが、どう違うのかにも興味があった。しかし内容は難しい。言葉というものをどのように考えようとしているのか、と取り組んでいるのかな、ということは感じた。
読了日:01月26日 著者:野矢 茂樹
プリニウス 10 (BUNCH COMICS)プリニウス 10 (BUNCH COMICS)感想
★★★★☆話が進むにつれてネロが可哀想になってくる。最後に自死させられるネロは、私たちが学生のころは「暴君ネロ」と習っていたが、その後は「暴君」というのは一方的な呼称だったとされていったようだ。としても皇帝となったことが悲劇だったのだろう。
読了日:01月24日 著者:ヤマザキマリ,とり・みき
BLUE GIANT (2) (ビッグコミックススペシャル)BLUE GIANT (2) (ビッグコミックススペシャル)感想
★★★★☆大の吹くサックスの音は本物だという。どんな音か聴いてみたい。
読了日:01月22日 著者:石塚 真一
図解・気象学入門 改訂版 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図 (ブルーバックス)図解・気象学入門 改訂版 原理からわかる雲・雨・気温・風・天気図 (ブルーバックス)感想
★★★★☆入門とはいえ難しかった。普段天気予報で高気圧、低気圧という言葉を何気なく聞いていたが、どういうことなのかが初めてわかった。
読了日:01月21日 著者:古川 武彦,大木 勇人
プリニウス9 (バンチコミックス)プリニウス9 (バンチコミックス)感想
★★★★☆コルブロ将軍は自死させられた。一方、タニティアという名前だったフェニキアの子どもは母親に再会できたのはよかった。
読了日:01月16日 著者:ヤマザキマリ,とり・みき
六月のぶりぶりぎっちょう六月のぶりぶりぎっちょう感想
★★★★☆『八月の御所グラウンド』に続く京都でのちょっと不思議な話が2篇。表題作にある「ぶりぶりぎっちょう」は織田信長の頃にあった子供たちが遊ぶ遊具という。この遊具に誘われて主人公はジェットコースター的な体験をするのだが。もう1篇は京都の女子学生寮に入った主人公の出会った素敵な話。
読了日:01月15日 著者:万城目 学
BLUE GIANT (1) (ビッグコミックススペシャル)BLUE GIANT (1) (ビッグコミックススペシャル)感想
★★★★☆昨年末にNHK-BS4Kで放送したニューポート・ジャズフェスティバルの番組を見て、引っ張り出して再読。大のサックスを吹く情熱がすごい!
読了日:01月14日 著者:石塚 真一
スバらしきバススバらしきバス感想
★★★★☆書店で文庫の新刊で見つけたが、面白そうだが著者を知らなかったので図書館で借りて読んでみた。著者のバス好きが分かるエッセイだ。バスは渋滞が嫌で敬遠してしまうのだが、最近行くことの多い中野、高円寺からのバス旅を読むと、いままで電車で行くことばかりだった中野や高円寺だがバスで行ってみてもよいかも。
読了日:01月12日 著者:平田俊子
本の栞にぶら下がる本の栞にぶら下がる感想
★★★★☆朝日新聞の紹介で著者を知った。ほぼ同時代なのだが、大学時代から朝鮮語のサークルにいたという著者と、その頃は朝鮮半島のことなど何も知らなかったと思うことしきりだ。韓国文学の翻訳者であるので、韓国、朝鮮の文学についての話が多く語られるが、隣の国でありながらなにも知らなかったということを気づかせてくれた。
読了日:01月06日 著者:斎藤 真理子

読書メーター

2024年12月に読んだ本

2025-01-01 | Books
12月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2426
ナイス数:83

ようこそ、ヒュナム洞書店へようこそ、ヒュナム洞書店へ感想
★★★★☆日本で個性的な書店を開いた店主の本を読んだりしたが、この本も韓国の店主の話のように読んでいた。しかしこれは小説だったと後から気がついたり。本が好きな著者の気持ちがストレートに書かれたと思える内容だ。
読了日:12月30日 著者:ファン・ボルム
プリニウス 8 (バンチコミックス)プリニウス 8 (バンチコミックス)感想
★★★★☆ プリニウスはアレクサンドリアの図書館からクレタ島をまわるのだが、一方、ローマの大火からの復興の前にポッパエアの死とティゲリヌスの暗躍と混乱は続く。
読了日:12月24日 著者:ヤマザキマリ,とり・みき
耳に棲むもの耳に棲むもの感想
★★★★☆亡くなった補聴器の販売員の耳の骨は耳の中に棲んでいたものたち、という。耳であったり、音であったりをめぐるそれぞれの短編は、どれも少し日常の風景とは異なった世界に連れていく。個人的には「今日は小鳥の日」が不気味さと静謐さを感じさせる著者らしい一編だと思った。
読了日:12月22日 著者:小川 洋子
書楼弔堂 霜夜書楼弔堂 霜夜感想
★★★★☆今回の狂言回しは活字の書体をつくる仕事に就く青年だ。日本でも活版印刷が始まり、より読みやすい文字をつくるための書体を書くのが仕事。明治の世になり40年あまり、本と出版に関わる状況も大きく変わっているなかで、書楼弔堂の位置付けも変わってきたということか。しかしそれでも弔堂の行ってきたことは尋ねてきた客たちに引き継がれ行くだろうことを期待しよう。もちろん読者である自分もだ。
読了日:12月20日 著者:京極 夏彦
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下プロジェクト・ヘイル・メアリー 下感想
★★★★☆地球をアストロファージから救うミッションをひとりで遂行することになってしまったグレースはどうするのか。後半からの展開は希望と絶望のジェットコースター的展開だ。最後の行動にはうなってしまった。
読了日:12月14日 著者:アンディ・ウィアー
プロジェクト・ヘイル・メアリー 上プロジェクト・ヘイル・メアリー 上感想
★★★★☆太陽のエネルギーが減少してしまうという事態に、地球を救うためのプロジェクトが「ヘイル・メアリー」だ。その意味からして今後どうなるのか見当がつかない。後半の展開に期待。
読了日:12月06日 著者:アンディ・ウィアー
プリニウス 7巻 (バンチコミックス)プリニウス 7巻 (バンチコミックス)感想
★★★★☆プリニウスはアフリカで危機一髪。ローマでは大火とネロの暗殺計画と混乱ばかり。
読了日:12月04日 著者:ヤマザキマリ/とり・みき
哲学の誕生: ソクラテスとは何者か (ちくま学芸文庫 ノ 7-2)哲学の誕生: ソクラテスとは何者か (ちくま学芸文庫 ノ 7-2)感想
★★★★☆『ソクラテスの弁明』の流れで読む。しかしギリシャ哲学を学んでこなかった身にはハードルが高かった。「無知の知」という言葉は聞いたことがあったが、それが誤解でありながら長くソクラテスの哲学を理解するキーワードとなっているという。ソクラテス言っていた「知らないことを、そのとおり知らないと思う」という内容を読み解くことの重要性を説いている。
読了日:12月01日 著者:納富 信留

読書メーター

2024年11月に読んだ本

2024-12-01 | Books
11月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:2697
ナイス数:32

老いのつぶやき老いのつぶやき感想
★★★★☆著者の「老い」に関するエッセイ集かと思ったら、読んでみるとどうやらそうでもない。あとがきに「筆者が六十代から七十代にかけて『老い』の季節を生きる中で書かれたものを一冊にまとめた、という意味のタイトル」とあった。静かな中に芯の通ったエッセイ集だ。
読了日:11月24日 著者:黒井 千次
ニッポン10大トレイルニッポン10大トレイル感想
★★★★☆日本で歩くことのできるおすすめトレイルの紹介。トレイルというとアメリカのアパラチアントレイルを想起するが、初心者から中級者が歩ける日本のトレイルを10プラスアルファを写真を掲載しながら紹介している。トレイルを完走することはとても無理だが、入り口だけでも行ってみたくなる。
読了日:11月22日 著者:シェルパ斉藤,斉藤政喜
プリニウス 6巻 (バンチコミックス)プリニウス 6巻 (バンチコミックス)感想
★★★★☆プリニウス一行はアフリカに行くが、ネロは崩壊の兆し。
読了日:11月22日 著者:ヤマザキマリ/とり・みき
文庫版 鵼の碑 (講談社文庫 き 39-19)文庫版 鵼の碑 (講談社文庫 き 39-19)感想
★★★★☆久しぶりの京極堂。事件とまでは言えない別々の謎を解くために日光に集まるたくさんの登場人物で、把握するのが大変だった。しかしその謎がひとつに収斂する。
読了日:11月15日 著者:京極 夏彦
プリニウス 5巻 (バンチコミックス)プリニウス 5巻 (バンチコミックス)感想
★★★★☆頭がない種族や足が紐のような種族がアフリカにいるとの話を聞いてプリニウスはアフリカを目指す。しかし船は嵐に見舞われるし、上陸した島では火山が噴火する。
読了日:11月08日 著者:ヤマザキマリ/とり・みき
勇気論勇気論感想
★★★★☆勇気をめぐる編集者との往復書簡。編集者の問う「勇気」について『勇気というのは『孤立に耐えること』のために必須の資質です。」「勇気とはおのれに理がないと知った時にためらわずに『ごめんなさい』と言える真率のことである。」という。ただし、この言葉が提示されるまでにはさまざまな話題から思考が広がることにより、読者も一緒に勇気というもについて考えていくことになる。
読了日:11月06日 著者:内田樹
ソクラテスの弁明 (光文社古典新訳文庫)ソクラテスの弁明 (光文社古典新訳文庫)感想
★★★★☆ソクラテスやプラトンについて教科書で知ることはあっても、その著作を読んだのは初めてではないか。なかでも一番有名かと思われた本書を読んでみる。自身が無知であることを知っている自覚していることから、ソクラテスの探究が始まる。しかしその知への探究の態度が他者の反感、嫌悪を生み出してしまう。裁判での弁明自体がその探究の過程のようだ。
読了日:11月01日 著者:プラトン

読書メーター

2024年10月に読んだ本

2024-11-01 | Books
10月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:2408
ナイス数:63

プリニウス 4巻 (バンチコミックス)プリニウス 4巻 (バンチコミックス)感想
★★★★☆ポンペイでは地震があり、ネロの皇后と側近が殺されるなど悪いことばかりが続くが、はたしてこれからどうなるのか。
読了日:10月26日 著者:ヤマザキマリ/とり・みき
プリニウス 3巻: バンチコミックス45プレミアムプリニウス 3巻: バンチコミックス45プレミアム感想
★★★★☆プリニウスたちがたどり着いたローマは、殺人が連続する混乱の都市となっていた。喘息も酷くなってしまったプリニウスはローマを離れるが、そこでは不吉な前兆が。
読了日:10月24日 著者:ヤマザキマリ,とり・みき
プリンシプルのない日本 (新潮文庫)プリンシプルのない日本 (新潮文庫)感想
★★★★☆主に1951年から1956年に文藝春秋に掲載されたエッセイ。いつも腹が立っているのは、当時の政治であり経済であり日本であり。それは氏がその対象にあたるに常に正直に全力で向かっているからということが、ひしひしと伝わってくる。
読了日:10月23日 著者:白洲 次郎
CD付き オールカラー 基礎からレッスンはじめてのイタリア語CD付き オールカラー 基礎からレッスンはじめてのイタリア語感想
★★★★☆ひと通り読んでCDも聴いたが、それだけじゃダメですね。繰り返しやることと、文法も必要だろうなぁ。
読了日:10月16日 著者:高田 和広,アンドレア・フィオレッティ
プリニウス 2巻 (バンチコミックス)プリニウス 2巻 (バンチコミックス)感想
★★★★☆ネロが出てきた。これからプリニウスとどう関わるのか。
読了日:10月15日 著者:ヤマザキ マリ,とり・みき
もものかんづめ (集英社文庫)もものかんづめ (集英社文庫)感想
★★★★☆ちびまる子ちゃんはほとんど知らないが、面白いというエッセイを突然読んでみようと思いたつ。本人や家族たちの身近な話題を面白く語る話は評判どおりだ。
読了日:10月13日 著者:さくら ももこ
日本問答 (岩波新書)日本問答 (岩波新書)感想
★★★★☆追悼、松岡正剛と積読本を引っ張り出してきた。編集工学者と江戸文化研究者が日本を神話から現代まで縦横に語る。2人のよって立つ軸がしっかりしているからだろう、話が空回りせずに深まる安心感があった。
読了日:10月09日 著者:田中 優子,松岡 正剛
藍を継ぐ海藍を継ぐ海感想
★★★★☆『月まで三キロ』『八月の銀の雪』に続く短編集。個人的にはこの味の短編が好み。今回の舞台は北海道から九州まで広く、その題材も普通の人の馴染みのない科学的なものが、このような心温まる話になるとは。
読了日:10月09日 著者:伊与原 新
プリニウス 1巻 (バンチコミックス)プリニウス 1巻 (バンチコミックス)感想
★★★★☆名前は聞いたことのあったプリニウスとはどんな人物だったのか、予備知識なしに読んでいきます。
読了日:10月08日 著者:ヤマザキマリ/とり・みき
教養としての「世界史」の読み方教養としての「世界史」の読み方感想
★★★★☆再読。2017年の出版。2016年に執筆されたようだ。筆者が心配していたウクライナへのロシアの侵攻、移民の増加への受け入れ国の対応、ネオ・ナチの台頭、イスラエルとガザの問題が噴出しているのをみると、日本がその解決を考える種を歴史から見つけたいと思う。
読了日:10月05日 著者:本村 凌二

読書メーター

2024年9月に読んだ本

2024-10-02 | Books
9月の読書メーター
読んだ本の数:11
読んだページ数:2746
ナイス数:43

言語学バーリ・トゥード Round 2: 言語版SASUKEに挑む言語学バーリ・トゥード Round 2: 言語版SASUKEに挑む感想
★★★★☆プロレス愛にあふれた言語学者の話の第2段。Round 1 ではその愛に圧倒されたが、Round 2 では少し慣れてきたかも。今回も意外なところから攻めてくる妄想的言語学の話が満載だ。
読了日:09月30日 著者:川添 愛
科学ライブラリー 210 科学者の卵たちに贈る言葉 江上不二夫が伝えたかったこと科学ライブラリー 210 科学者の卵たちに贈る言葉 江上不二夫が伝えたかったこと感想
著者の恩師が研究室の学生たちにかけた言葉の数々。現在の科学の最前線では出てこないような言葉がたくさん出てくる。いまの文部科学省の大学への対応とは正反対だが、やはりこっちが正道だ。
読了日:09月26日 著者:笠井献一
教養としての「世界史」の読み方教養としての「世界史」の読み方
読了日:09月24日 著者:本村 凌二
渡り鳥たちが語る科学夜話渡り鳥たちが語る科学夜話感想
★★★★☆自身の専門にとどまらない科学史のエピソードを題材としたエッセイは、夜話にふさわしい静かな語り口が心地よい。
読了日:09月22日 著者:全卓樹
透明な螺旋 (文春文庫 ひ 13-14)透明な螺旋 (文春文庫 ひ 13-14)感想
★★★★☆早々に読み終えた。親子についてだ。
読了日:09月18日 著者:東野 圭吾
望むのは望むのは感想
★★★★☆主人公は小春、15歳、高校1年生。となると青春を謳歌するか、持て余すか、悩むか、と思いながら読み始めると、出だしから「なんだこの話は」となる。登場人物?に動物が紛れ込んできて、それが人として物語が進む。しかし読んで行くうちに馴染んでくる。話は15歳の女子の1年間だが、はたしてこの小春もまさか動物だったりして。
読了日:09月17日 著者:古谷田 奈月
入門!論理学 (中公新書 1862)入門!論理学 (中公新書 1862)感想
★★★★☆『論理トレーニング』の続きで積読していたのをひっぱりだして読む。入門とあるが論理学という学問の入門書なので手強い。仕組みや概念を説明されてもすんなり頭に入ってこないところはどうしたらいいのだろう。
読了日:09月15日 著者:野矢 茂樹
風の男 白洲次郎 (新潮文庫)風の男 白洲次郎 (新潮文庫)感想
★★★★☆小田急線鶴川の武相荘には一度行った。確かに「葬式無用 戒名不要」の言葉が掲げられていた。明治生まれで中学卒業後に時代にイギリスに留学することができたという恵まれた家庭に育ったということに加え、本人の資質がノブレス・オブリージュを体現できる人物であったことが分かる。しかし戦前戦後の時期に彼がいたことでどれだけ日本が救われたのかを知ることができた。
読了日:09月14日 著者:青柳 恵介
対談集-六人の橋本治 (中公文庫 は 31-42)対談集-六人の橋本治 (中公文庫 は 31-42)感想
★★★★☆高橋源一郎が冒頭に述べているが、内田樹の論旨の展開は橋本治だということは自分も思っていたことだ。広告批評」の時評を思わず頷きながら読んでいたことを思い出す。対談としてはどれも面白く、しかし時評以外は読んでいないので、少しずつ読んでいきたいと思わせる話だった。
読了日:09月11日 著者:橋本 治
論理トレーニング101題論理トレーニング101題感想
★★★★☆説明はわかるが、いざ問題を解くとなると考えさせられる。自分の解答が全く的外れだったりすると、理解できてるのか怪しくなってしまう。しかし、新聞記事や評論を読むときに意識する気づきを与えてくれたことで、これからもトレーニングを続けられるだろう。
読了日:09月07日 著者:野矢 茂樹
世界の適切な保存世界の適切な保存感想
★★★★☆とまどいながら書いているなぁという気持ちで読む。東日本大震災の経験やその後のボランティア、小学校での対話、現在も続いているイスラエルによるガザの虐殺。自身の経験、他者の経験、それをどう受けとめればよいのか。書くことにより保存されることを願い、それを読むことにより、新たに保存されることを願っているように。
読了日:09月05日 著者:永井 玲衣

読書メーター

2024年8月に読んだ本

2024-09-01 | Books
8月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1656
ナイス数:43

図書館には人がいないほうがいい図書館には人がいないほうがいい感想
★★★★☆図書館と書物、出版に関する話を韓国の研究者が自国向けに編集した本が日本で出版されるという珍しい出版形態の本。学びを志す者は「無知の自覚」から始まるのであり、図書館はそれを身をもって感じる、自覚させられる場所である、という。そこにこそ図書館の存在理由がある
読了日:08月28日 著者:内田 樹
100年学習時代 はじめての「学習学」的生き方入門 (【BOW BOOKS 026】)100年学習時代 はじめての「学習学」的生き方入門 (【BOW BOOKS 026】)感想
★★★★☆書名に惹かれて定年後の参考になるかと思い図書館で借り出した。最新学習歴の更新という考え方は頷けるし、学校教育の呪縛も理解できる。しかし筆者のいう学習というものを小学校低学年からどのように導入するかについては、相当な準備と検討が必要だと思う。大学生や社会人であれば納得できるので、この考え方が定着していくことにより学校教育に広がっていく可能性はあるだろう。ただ、結婚や子育てを経験しない人もいるだろうけど、と思ってしまうところもあった。
読了日:08月21日 著者:本間正人
ピアノトリオ──モダンジャズへの入り口 (岩波新書 新赤版 2012)ピアノトリオ──モダンジャズへの入り口 (岩波新書 新赤版 2012)感想
★★★★☆ピアノトリオはビル・エヴァンスくらいしか聴いてこなかったので、これから著者の取り上げたトリオYouTubeとかCDを聴きながらじっくり聴いてみよう。
読了日:08月17日 著者:マイク・モラスキー
京王線、井の頭線古地図さんぽ京王線、井の頭線古地図さんぽ感想
★★★★☆京王線沿線に住んでいるためその歴史に興味があった。京王線の始まる大正時代から各時代の地図が掲載されているので、各駅にまつわる歴史を興味深く読むことができた。
読了日:08月16日 著者:坂上正一
百年の孤独 (新潮文庫 カ 24-2)百年の孤独 (新潮文庫 カ 24-2)感想
★★★★☆文庫になったら読もうと思っていて何10年?まさか今年読めるとは思ってもみなかった。マコンドという土地とブエンディアという一族の年代記だが、登場する一族のみんながとんでもない人物たちで、話を追うだけでも大変だった。一番強烈な印象に残ったのはウルスラだった。何度も読ませることを強いてくる小説だ。
読了日:08月12日 著者:ガブリエル・ガルシア=マルケス

読書メーター

2024年7月に読んだ本

2024-08-01 | Books
7月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2136
ナイス数:126

樽とタタン (新潮文庫)樽とタタン (新潮文庫)感想
★★★★☆著者の小説は『夢見る帝国図書館』を読んだ。史実に絡まれた不思議な物語だったが、この短編集も不思議な記憶の物語だ。タタンと呼ばれる女の子が小学生時代に放課後に預けられた喫茶店。そこはクセのある常連が集まっている。マスターをはじめとする彼ら彼女らとのかかわりの記憶はあり得ないことばかりだが、彼女にとっては本当のことだったのだろう。
読了日:07月30日 著者:中島 京子
Doing History 《「歴史」に対して、わたしたちができること》FUKUOKA U ブックレット13Doing History 《「歴史」に対して、わたしたちができること》FUKUOKA U ブックレット13感想
★★★★☆オーストラリアの日本思想史・社会史のテッサ・モーリス=スズキ教授による講演と姜尚中氏との対談が掲載されたブックレット。ユネスコの設立には第二次世界大戦の終結後、戦争は異なる歴史解釈により戦われてきたとの認識により、偏狭なナショナリズムを超える教育プログラムの構築を求めるものであったという。振り返って現在は偏狭なナショナリズムそのものが跋扈しているという危機感から、一人ひとりが歴史の物語をつくり、伝えていくことの必要性を述べている。
読了日:07月26日 著者:テッサ・モーリス=スズキ,姜 尚中
「科学的」は武器になる 世界を生き抜くための思考法「科学的」は武器になる 世界を生き抜くための思考法感想
★★★★☆ほぼ日に入社した世界的な物理学者だっとは知らず、福島の原発事故でのTwitterで話題になっていた方くらいの知識でした。自身の科学者としての生涯を通して伝えたいことを、それこそ楽しそうに語っています。
読了日:07月25日 著者:早野 龍五
音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む 〜プリチュワからカピチュウ、おっけーぐるぐるまで〜音声学者、娘とことばの不思議に飛び込む 〜プリチュワからカピチュウ、おっけーぐるぐるまで〜感想
★★★★☆NHKのスイッチインタビューで上白石萌音さんとの話が面白かったので読んでみる。音声学は大学の授業でやった覚えがあるが、内容はほとんど覚えていない。こんな内容の授業だったらよかったのに。
読了日:07月22日 著者:川原 繁人
わからないわからない感想
★★★★☆エッセイ集に収められていない文章がてんこ盛り。朝日新聞の書評欄のベストセラー紹介をしているとは知らなかった。その頃から知っていればもっと楽しめていたのに、と思うが、いまからでも読めることができたので、よしとしましょう。
読了日:07月18日 著者:岸本 佐知子
成瀬は天下を取りにいく成瀬は天下を取りにいく感想
★★★★☆図書館で半年待ちで借りてくる。昨年から話題となり、本屋大賞まで受賞するという勢いの本だが、こちらの期待度が高すぎた? 普通に面白い連作短編集でした。全てに成瀬が前面に出るわけでなく、しかし彼女がいないことには話が成り立たない。このバランスがポイントなのかもしれない。
読了日:07月11日 著者:宮島 未奈
指先から旅をする指先から旅をする感想
★★★★☆若きピアニストのエッセイ。旅をするとあるように、彼の1年間の演奏旅行はここまで世界を飛び回っているのかと驚く。その中にあり演奏する曲、師匠、出会う演奏家からたくさんのものを吸収していることがわかる。
読了日:07月09日 著者:藤田 真央
冬期限定ボンボンショコラ事件 (創元推理文庫)冬期限定ボンボンショコラ事件 (創元推理文庫)感想
★★★★☆小市民シリーズの最終巻。風邪をひいてしまい寝転がりながら読み始めたら、小鳩くんがひき逃げにあって病院で身動きがとれなくなるという出だしにびっくり。3年前の中学の同級生が同じようなひき逃げ事件があり、納得のできない終わり方をしたその事件と今の事件がパラレルに進行して、ひき逃げ事件はほろ苦い結末を迎える。
読了日:07月03日 著者:米澤 穂信

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