池澤夏樹の『ハワイイ紀行 完全版』で紹介されていたので買っておいた
『宇宙の果てまで』小平 桂一(ハヤカワ文庫)を読み終えました。
次期新型望遠鏡の計画から数えるとすばる望遠鏡がハワイ島の
マウナケアに設置されるまで20年以上かかったんですね。
それにしても読んでいると、よく実現できたものだ!?と思います。
本文とあとがきにも書かれているように
すばるの予算要求をするにあたり出てくる質問
「なぜ日本が造るのか」
「この大望遠鏡はなんの役に立つのか」
に対する回答として
「なぜ日本が造るのか」
カラヤンが指揮するベルリン・フィルハーモニーのCDが手に入れば、
日本にはオーケストラは要らないのか。私たち自身が創造することに
意義があるのだ。
「この大望遠鏡はなんの役に立つのか」
すぐに利益は上がらない。最新鋭のレーダーのように、国を守るのにも
役立たない。しかし、我が国を「守るに値する国」、他の国々から
尊敬され信頼される国にするのには、大いに役立つ。
このようなクレバーな回答ができる人たちがいたから
実現できたのだなぁと、嬉しくなりました。
『宇宙の果てまで』小平 桂一(ハヤカワ文庫)を読み終えました。
次期新型望遠鏡の計画から数えるとすばる望遠鏡がハワイ島の
マウナケアに設置されるまで20年以上かかったんですね。
それにしても読んでいると、よく実現できたものだ!?と思います。
本文とあとがきにも書かれているように
すばるの予算要求をするにあたり出てくる質問
「なぜ日本が造るのか」
「この大望遠鏡はなんの役に立つのか」
に対する回答として
「なぜ日本が造るのか」
カラヤンが指揮するベルリン・フィルハーモニーのCDが手に入れば、
日本にはオーケストラは要らないのか。私たち自身が創造することに
意義があるのだ。
「この大望遠鏡はなんの役に立つのか」
すぐに利益は上がらない。最新鋭のレーダーのように、国を守るのにも
役立たない。しかし、我が国を「守るに値する国」、他の国々から
尊敬され信頼される国にするのには、大いに役立つ。
このようなクレバーな回答ができる人たちがいたから
実現できたのだなぁと、嬉しくなりました。