Blog.たかたか

本のこと、音楽のこと、楽器のこと・・・

2023年1月に読んだ本

2023-02-01 | Books
1月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:2117
ナイス数:28

栞と噓の季節栞と噓の季節感想
★★★★☆『本と鍵の季節』の続編。自分には『黒牢城』のようなミステリより、こちらの方が好みだ。『氷菓』から入ったからかもしれない。しかし物語は一筋縄ではいかないのが米澤氏の得意技だ。伏線がたくさん張り巡らされているが、それを抜きにしても面白く読める。
読了日:01月31日 著者:米澤 穂信
書楼弔堂 待宵書楼弔堂 待宵感想
★★★★☆求めている書物を客の意識を超えた内奥に踏み込んで提供する弔堂。今回は甘酒屋の弥蔵と利吉のコンビの掛け合いと客となる人物それに弔堂の主が秀逸。最後に弥蔵に売る本はなに?
読了日:01月28日 著者:京極 夏彦
イタリア紀行(上) (光文社古典新訳文庫)イタリア紀行(上) (光文社古典新訳文庫)感想
★★★★☆
どうしても行きたいと願っていたイタリアへの旅の記録。ゲーテの観察眼と記憶力により、読む者の想像力を刺激する。
読了日:01月21日 著者:ゲーテ
之を楽しむ者に如かず之を楽しむ者に如かず感想
★★★★☆2009年に出版された時に購入したが、そのまま読まずじまいだった。丸谷才一が名文家のひとりにあげ、「思ひ出すことの達人」と称した吉田秀和氏の文章は、いま聞いた曲について自身の記憶も交えながら紹介してくれる。すると実際に聴いていないのに、聴いた後に浮かんでくる余韻を感じてしまう。書名の「之を楽しむ者に如かず」とは音楽の本にふさわしい言葉だ。
読了日:01月01日 著者:吉田 秀和

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