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ベルリン・フィル あるオーケストラの自伝 / ヘルベルト・ハフナー

2009-10-31 | Books
書店でも樫本大進氏がコンサートマスターにが内定した
あのベルリン・フィルの歴史、とかいうポップがついていました。

図書館にあるかな?と思って調べると、ありました。
それも在庫中。
さっそくネットで予約して読み始めたはいいけど
なかなか読み終えられず、2回も貸し出しの延長をしましたが
きのう、やっと読み終えました。

ベルリン・フィルの発足時からの歴史を
指揮者を中心に語っています。

ベルリン・フィルと言えばフルトヴェンングラー、カラヤン
そして現在のラトルくらいしか知りませんでした。

当たり前ですがベルリン・フィルは創設時から
現在のようなレベルであったわけではなく
少しずつ変わってきたことが分かります。

ビューローとニキシュという指揮者を経て
フルトヴェングラーに至り、ベルリン・フィルは
世界的なオーケストラになっていくきます。

しかし、フルトヴェングラーの時代は世界大戦の時代。
かれの時代が平和な時代だったら
どんなオーケストラになっていたのだろう
と仕方のないことを想像してしまいます。

そして、カラヤン。
この本では、カラヤンはあまり良い評価をされていませんね。

ことしはカラヤン没後20年ということで
再評価の声も聞かれますが
これは、聴く者にとっては「好き好き」で
済ませられますが
オーケストラのメンバーからすると
また違った評価もあるのでしょうね。


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