対称性人類学 / 中沢 新一

カイエ・ソバージュの最終巻。
９．１１テロに現れたグローバリズムの歪み。

経済はすでに世界中が資本主義経済にむかっているけれど
その先に何があるのかは想像ができない。

宗教は相変わらず紛争の火種を抱えている。

資本主義に代表される「貨幣」による交換と
キリスト教に代表される「一神教」にのみ
人間の価値観があるような現在を
どのように方向修正すればよいのか。

そのひとつの解決方法として「仏教」にあらわれる
思想としての（宗教ではなく）ありかたに
中沢新一は注目をしている。

神話の世界にあるように
ひとは動物と話ができるし、動物になることもできる
逆に動物もひとに変身することができる。

現在の科学や論理学にあるように
一対一でなければならないわけでなく
人間は無意識においてはもっと柔軟であったのであり
それを現代に活かすことが必要なのでは、といっている。

なんだか難しくて分からない部分もあり
上の言葉も何を言っているのか自分でも
はっきりしませんが。

これを理解するのはもう少し勉強しなければいけないですね。