いよいよ<総ざらい>となりまして、稽古場での総仕上げ。
さすがにこの段階になっての大きな変更はございませんでしたが、『うぐいす塚』に関しましては、より<面白く>芝居を運ぶための手直しが続いております。
先日も申しました通り、<上方の芝居>の雰囲気が強い狂言ですので、台詞のやり取りにも、<万歳(あえてこの字面を使いますが)>や<俄>といった“笑い”の要素もございまして、そうした場面を盛り上げるためのご工夫を、監修者の奈河彰輔氏がご指導下さいます。場面によっては<あえて>冗長に芝居すること、合理的な段取りだけにせず<遊び>を作ることなど、筋を運ぶだけでない、旨味たっぷりのお芝居にするための方法を目の当たりにして、こういう芝居作りもあるんだと、勉強になります。
さて…。
『うぐいす塚』は、タイトルにもございます通り<鶯>が随所に出てまいります。高麗屋(染五郎)さん演ずる、没落した武家の跡取り源之助と、彼を見初める長者の娘、梅ヶ枝姫の縁を結んだのが、姫の寵鳥<唐琴>という鶯。二人の出会いから艱難辛苦の末の大団円まで、いたるところでこの唐琴が登場し、主人公たちを導き、救うのが、なんとも古風な物語でございまして、本名題に『昔語~』とあるのも頷けるような気がいたします。
各場各場で、どんな登場の仕方をするか、是非ご注目頂きたいと存じますが、今日は<唐琴>さんのお姿を、ちょいとお目にかけてお別れといたしましょう。
さすがにこの段階になっての大きな変更はございませんでしたが、『うぐいす塚』に関しましては、より<面白く>芝居を運ぶための手直しが続いております。
先日も申しました通り、<上方の芝居>の雰囲気が強い狂言ですので、台詞のやり取りにも、<万歳(あえてこの字面を使いますが)>や<俄>といった“笑い”の要素もございまして、そうした場面を盛り上げるためのご工夫を、監修者の奈河彰輔氏がご指導下さいます。場面によっては<あえて>冗長に芝居すること、合理的な段取りだけにせず<遊び>を作ることなど、筋を運ぶだけでない、旨味たっぷりのお芝居にするための方法を目の当たりにして、こういう芝居作りもあるんだと、勉強になります。
さて…。
『うぐいす塚』は、タイトルにもございます通り<鶯>が随所に出てまいります。高麗屋(染五郎)さん演ずる、没落した武家の跡取り源之助と、彼を見初める長者の娘、梅ヶ枝姫の縁を結んだのが、姫の寵鳥<唐琴>という鶯。二人の出会いから艱難辛苦の末の大団円まで、いたるところでこの唐琴が登場し、主人公たちを導き、救うのが、なんとも古風な物語でございまして、本名題に『昔語~』とあるのも頷けるような気がいたします。
各場各場で、どんな登場の仕方をするか、是非ご注目頂きたいと存じますが、今日は<唐琴>さんのお姿を、ちょいとお目にかけてお別れといたしましょう。
カブキの裏側がちらりと垣間見れて、毎日の楽しみです。
鶯があまりにもかわいらしくて!!
こんなに間近で見ることなんてなにので、心が躍りました。
小鳥が好き、というのも理由のうちの1つです。
うぐいす塚を期待してます。上方出身なので。
奈河彰輔さんがご指導なのですね。ますます期待度が
あがります。なんといっても上方ものは奈河さんにかぎります。万歳といっても今の若い人の関西弁風にならないで欲しい。大阪弁と関西弁は違うのです。