梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

御名残三月稽古場日記・1

2010年02月26日 | 芝居
気持ちをスッパリ切り替えて、早速『御名残三月大歌舞伎』のお稽古です。
『菅原伝授手習鑑 筆法伝授』『女暫』の<附立>でした。

『筆法伝授』の武部源蔵は、師匠にとっては初役でございます。私は「門外の場」で警護の侍をさせて頂いたことがございますが、そのときの記憶も薄ぼんやり(情けないですネ…)、改めて勉強するつもりでおります。

『女暫』では太刀下の<腰元>を勤めさせて頂きます。十八番の『暫』でも、同じ役をさせて頂きました。段取りは全く変わりませんので勝手は呑込んでおりますが、正座で痺れないように気をつけないといけません…。
ちなみに今回4人出る腰元役は、先月『ぢいさんばあさん』のるん付きの腰元と、全く同じ顔ぶれでございます。集団転職したのでしょうか?

…夜は国立劇場で、本年の『合同公演』の第1回目の会議でした。
参加希望者が出そろいましたので、演目案や公演形態についての、具体的な話し合いが早速始まったのでございます。
サァどうなりますやら!? 皆の力を合わせて頑張ります!

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