梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

《合同公演》だけでなく

2009年07月20日 | 芝居
《合同公演》のお稽古、準備と平行して、本日は藤間御宗家の『趣向の華』公演、「有馬猫」の立ち稽古でした。

お手本らしいお手本がない演目ですし、紋付袴という<素>で演じる女形。本当に難しい!
経験不足が身に沁みました…。
まずは段取りをしっかり固めてから、お役の雰囲気を早く掴めるように!
それにしても、自分が責めるほうの“責め場”ってものは、なんともかんとも…。
悪に徹する、というのも難題だァ…。

部屋子の梅丸も、<悪の女小姓>という珍しい役柄で、台詞といい動きといい、大いに勉強させて頂いております。私も負けられない!!

…それこそ、いろんな「趣向」が盛りだくさんの内容なんですが、観てのお楽しみ、ということで、今は言えないことばかり。ムズムズしちゃいます。ホントいろいろあります! どうぞお楽しみに!

          ◯

そろそろ《音の会》の後見も勉強せねばなりません。<稚魚の会 友の会>の方々とのパーティーの準備もアリ。ますます忙しくなって参りました!

そうそう、8月3日(月)・4日(火)開催の《音の会》、まだまだお席に余裕があるそうです!
《合同公演》メンバーでもある澤村國矢さん、市川左字郎さん、そして中村蝶八郎さんによる『棒しばり』は、中村屋(勘三郎)さんの監修を頂きましての上演です!

《音の会》と《合同公演》は、夏の勉強会の両輪です! 是非是非大勢のご来駕をお願い申し上げます!